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2021.06.07
森に包まれるようなラグジュアリーリゾートホテル「ふふ 河口湖」にステイ
スモールラグジュアリーリゾートとして話題の「ふふ」ブランドのホテル。そのひとつが河口湖にあります。「境界のない森のリゾート」をコンセプトにした「ふふ 河口湖」は、ホテルにいても森の存在を感じられ、リラックスできる極上のリゾートホテルです。
森に抱かれた癒しのリゾートホテル
湖畔の観光施設から離れているので静か
河口湖の北岸から山へ続く道を行くと、森を背に木立に囲まれるように建っている「ふふ 河口湖」が見えてきます。エントランスには整然と積まれた薪棚。森のリゾートへの期待感も高まります。「境界のない森のリゾート」というのは外との境界線をなくしたシームレスな空間で、森を感じながらゆっくり過ごしてほしいという意味が込められているそう。
たくさんの植物が出迎えてくれるロビーラウンジ
森の入口に立ったようなロビーラウンジ
扉を開けるとそこはまるで森。ロビーラウンジには緑鮮やかな大小の植物と丸太の木々がそこかしこに配されています。「ふふ 河口湖」のオリジナルアロマ「グリーンウッド」が香り、肩の力がふっと抜けて心も体もリラックスしていきます。テラスに出ると、正面には秀麗な富士山の姿が。ハーブなど50種類以上の植物に囲まれたソファに座り、鳥のさえずりを聞きながらくつろぐのもいいですよ。
ロビーラウンジからテラスを望む。木をふんだんに使ったインテリアも心地いい
ホテルはもともと山だった場所に建てられました。かつてこの地に生えていた木や埋まっていた石などを、丸太のオブジェやバーのカウンターテーブル、雑貨などインテリアやアートとしてよみがえらせています。同じ場所で森の一部として生き続けているのです。
スイートルームで富士山と森を眺めてリラックス
いちばん広い「ふふラグジュアリープレミアムスイート」。ハンモックもついている
6タイプ32室の部屋は全室が富士山を正面に望む、極上のスイートルーム。ゆったりしたリビングを中心にシモンズ製の特注ベッド、バルコニーが配されています。家具やファブリック、配置などは部屋ごとに趣を変えているので、何度訪れても楽しめそうです。バルコニーの横には富士山の溶岩石を敷いた半露天風呂が備え付けられており、部屋でもゆっくりと天然温泉に浸かれますよ。 バルコニーにはバイオエタノールの暖炉もあります。暖を取るためではなく、ゆらめく炎を楽しむものだそう。夜はこれを眺めて、おしゃべりするのも素敵ですね。
ワンルームタイプの「木の花コンフォートスイート」。セパレートタイプの部屋もある
ここでしか味わえない薪と溶岩石を使った日本料理
レストラン入口のあたたかな炎は食事へのワクワク感を高めてくれる
食事は「レストラン 山のは」へ。薪の香りと炎が出迎えてくれます。案内される席は珍しいシアター形式。階段状の座席に横並びで座るので、視界を遮られることもなく、正面のガーデンとその奥にそびえる富士山を眺めながら食事をいただけます。その他に4名用の席や個室もあります。 夕食は地産の旬の食材をふんだんに使った懐石料理。薪を使って焼いたり、溶岩石のプレートで温めたりするなど、森のリゾートならではの趣向を凝らした料理が味わえます。木の器を使った繊細な盛り付けや、目の前でフランベをして仕上げるなど料理の演出も楽しめます。
盛り付けも凝った薪と溶岩石を使った日本料理
テラスで揺らめく炎を見つめる夜のリラックスタイム
ファイヤーピットの炎とブルーに染まる富士山を眺める
日が暮れるころになり、スタッフがテラスにあるファイヤーピットに薪をくべて火を起こすと、あたりは幻想的な雰囲気に変わります。食後はテラスやロビーラウンジで過ごすのもおすすめです。テラスでゆらぐ炎を眺めながら、バーのドリンクを優雅にいただくこともできますよ。
朝食の時間だからこそ楽しみたい富士山ビュー
富士五湖をモチーフにした器にはおばんざいが盛られている
朝食も「レストラン山のは」です。富士山を正面に眺めて朝食というのはまさに至福の時間。地元のせんだい屋の納豆と自家製豆腐で作った名物のグラタンやおばんざいをお供に、釜と薪で炊いた地元・武川米の炊き立て麦飯をいただきましょう。和食のやさしい味わいにホッとします。
朝も早起きしてテラスでゆっくり過ごして
チェックインからチェックアウトまで森と富士山に包まれているのを五感で感じられる、居心地のいいリゾートです。心をほぐしたくなったら「ふふ 河口湖」を訪れて、ゆったりと森の中に身をゆだねてみてはいかがでしょうか。
ふふ 河口湖
フフカワグチコ
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細江まゆみ 写真:加藤熊三
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