鳥取に行きたくなるパッケージ

レトロ感漂うパッケージ。左は90ｇ432円

ブランデーケーキといえば、ずっしり濃厚な食べごたえ。その価値観をくつがえすブランデーケーキを鳥取で見つけました。手がけるのは創業150年以上の老舗「亀甲や」。看板商品の「亀甲最中」で知られる鳥取の和菓子店です。 まず心惹かれるのが箱のデザイン。手書きのイラストにレトロな書体が印象的で、手に取ってじっくり眺めてしまいます。松葉蟹に二十世紀梨、民藝の器も。そんな鳥取ならではの箱のイラストを見ているとますます旅情がかきたてられます。

ふっくら焼きあげたきめ細かなケーキ

口の中に残るブランデーの余韻も楽しんで

箱を開けると銀色の包装に包まれたケーキが出てきます。この包みを開くのもブランデーケーキを食べる楽しみのひとつ。きつね色のケーキから穏やかにブランデーが香り、それだけで幸せな気分に。ナイフで切り分けて口に入れると、驚くほどのふんわり食感。まるでシフォンケーキを食べているようです。ケーキ表面のきつね色の部分にはしっとりとブランデーが染みこみ、絶妙なコクを生み出しています。上品な甘さと軽い口あたりに魅了され、気づくと二切れ、三切れと食べ進んでしまいます。これから鳥取名物を聞かれたら、このブランデーケーキもおすすめしようと思います。ちなみにココア味もありますよ。