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2021.05.18
【毎日おやつ】切り分けるたびに絵柄が変わっていく「羊羹ファンタジア Fly Me to The Moon」/福島県
全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は福島県の「羊羹ファンタジア Fly Me to The Moon」をご紹介します。
ストーリーを想像しながら楽しむアートな羊羹
羊羹の世界観をファンタジックに表現したパッケージ
会津若松の老舗和菓子店「長門屋本店」は、1848(嘉永元)年に会津藩主から命を受けて創業しました。楽しくて笑顔にできる和菓子をという思いで、今も手間暇かけて手作りで作り続けています。「Fly Me to The Moon」(私を月に連れてって)と菓銘を付けた羊羹もそのひとつ。往年のジャズナンバーから着想を得た遊び心のあるものです。 パッケージの絵を描いたのは福島県出身の日本画家、舛田玲香さん。羊羹に込められたストーリーを受けて描き下ろした、華やかで独創的な作品は「羊羹ファンタジア」の世界観をさらに広げてくれます。開ける前からワクワクしますね。
満ちていく月と羽ばたく青い鳥が織りなす物語を表現
切る場所によって味わいも変化。両端には月や鳥が現れない時間帯も描かれている
羊羹には、切るたびに絵柄が変化していくという心が躍る演出が施されています。最初は三日月でじっとしていた青い鳥が、月が満ちていくにつれて羽を広げ、最後は満月に向かって大きく羽ばたいていく姿に。空も暮れていき、山並みも移り変わっていきます。 その物語を6種類の味わいで表現しています。山並みはなめらかな小豆羊羹、暮れゆく夜空を表現しているのはプルンとしたゼリーのような食感のシャンパン錦玉羹、鳥と月はレモン羊羹です。上のトッピングはクランベリー、国産鬼クルミ、レーズン。レモンの酸味が効いてさっぱりとして甘さひかえめの羊羹は、さまざまな食感も楽しめます。少し大人な味わいは紅茶やワインともぴったり。物語を楽しみながら味わってみてはいかがでしょうか。
【おやつデータ】
羊羹ファンタジア Fly Me to The Moon
価格:3500円
内容:1棹 500g
賞味期限: 60日間
購入できる主な施設:長門屋本店、長門屋七日町店
オンラインショップ: https://nagatoya.net/?pid=151939531
長門屋本店
ナガトヤホンテン
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細江まゆみ、写真:清水ちえみ
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