柑橘王国ならではの珍しい柑橘ゼリー

見た目にもさわやかなグリーンが目を引く

気候が温暖な四国は柑橘類の宝庫。柚子、すだち、みかんが特に有名ですが、限られた地域だけで栽培される希少な柑橘類がいくつかあります。高知県西部の幡多地区や宿毛市が産地の「直七」もそのひとつ。正式には「田熊すだち」といい、穏やかな酸味とたっぷりの果汁が特徴です。その直七の果実のおいしさをゼリーにぎゅっと閉じ込めたのが「香る直七ゼリー」。高知銘菓を作る和洋菓子店「浜幸」の人気の逸品です。4～9月の販売で、透き通ったイエローグリーンのゼリーは見た目にも涼しげ。まずは冷蔵庫でよく冷やしてからいただきます。

希少な柑橘の直七を皮まで使う

ガラスの器に負けないほどの透明感

そのままでも食べられますが、せっかくなのでお気に入りの器にうつして。レモンよりも穏やかな酸味と心地よい甘み、ゆるやかな食感はまるでジュースを食べているよう。のどをすべるようにゼリーが溶けていき、直七の果皮を使用しているため香りと風味はより強く、さわやかな余韻が口中に広がります。ほかにも小夏、ゆず、黒ぶどうなど全部で7種類のゼリーがあるので、季節ごとに登場する高知の味覚を味わってくださいね。