京情緒が漂う花見小路のひと筋西へ

アクセスは京阪祇園四条駅から徒歩5分

「菓子wabiya 西花見小路店」は、祇園のメインストリート・花見小路の西隣、お茶屋や料理屋の建物が並ぶ西花見小路の一軒。軒上で迎えてくれるのは、京都の町家でおなじみの魔除けの意味をもつ鐘馗（しょうき）さんかと思いきや……福をもたらすえびすさんです。

うま味にちなむ昆布と鰹を手に持ってにっこり笑うえびすさん

無垢材の表面を削ることで風合いが増す「名栗加工」を施した柱など、デザイン性の高い空間

手前にショップ、奥にカフェカウンターをそなえる空間は、ウォールナットの無垢材と、料理や菓子づくりに欠かせないキッチンツールの材質・銅を基調としています。 2025年4月に大阪髙島屋、10月に京都髙島屋にオープンした「菓子wabiya」の定番人気「チーズスフレ 料理長の帽子」をはじめ、素材の香りと味わいを引き出した「薄玻璃（うすはり）チュイル」、「琥珀ヌガーバー」、「贅沢フルーツケーク」が並びます。

壁面を生かし、手に取って選びやすいディスプレイに

「赤たまごの匠プリンケーキ」432円、ひとつひとつ手作業で仕上げるという「チーズスフレ 料理長の帽子」281円

素材を大切にした焼き菓子

「薄玻璃チュイル（白ごま・黒ごま・うま味）」

薄玻璃（＝ガラス）のようにパリッと軽やかな食感の薄焼きクッキー「薄玻璃チュイル」には、西花見小路店限定のパッケージデザイン3種がスタンバイ。中身はチュイルが3枚と手軽なので、自分のためのふだんのおやつのほか、お配りみやげにも重宝します。

西花見小路店限定パッケージ（3枚入370円）は、舞妓、双龍、鶏をデザイン

6席のカフェカウンター

6席だけの隠れ家空間

奥のカフェカウンターは、レストランのように落ち着いた雰囲気。赤を効かせたまるみのあるチェアもオーダーメイドで、赤たまごをイメージしたのだとか。

祇園らしい雰囲気に胸が高鳴る

「チーズスフレ 料理長の帽子」281円はイートインもOK

西花見小路店の限定クレープ

目の前で焼き上がるクレープの甘い香りに包まれて幸せな気分に

イートインでは、赤たまごとバターをたっぷり使った、生地そのものが主役のクレープを。米粉を加えることによるモチッとした食感と、きび砂糖のシャリシャリ感が印象的です。目の前でミルクとあわせて仕上げてくれるキャラメルソースや別添えの塩でアレンジも楽しめますよ。

「赤たまごキャラメル」（ドリンク付）1870円。お口直しのナッツも自家製

目の前でキャラメルソースを仕上げてくれる

別添えの塩を使って「塩キャラメル」や「塩バニラ」にしても

「侘家特製黒ごま」（ドリンク付）1980円、洋菓子のためのオリジナルティー「京都紅茶 べにふうき」770円

黒ごまのクレープは、ごま油やごま製品の専門店・山田製油特製のオリジナルのごまがたっぷり練り込まれています。直火焙煎による香ばしい黒ごまが口のなかでプチッと弾けるのが小気味よく、ミニすり鉢を使ったすりたての“追い黒ごま”をすれば、さらに豊かな風味が広がります。

黒ごまのクレープにもキャラメルソースが付くのでお好みでかけてみて

焼きたてのクレープを味わって、京都らしいデザインの焼き菓子を買って、風情ある祇園の路地をそぞろ歩けば、気分も高まります。今度の京都旅のプランに加えてみてはいかがでしょうか。