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2021.06.22
湯の川のクラフトビアレストラン「Endeavour」でビールとフードのペアリングを楽しむ
北海道の三大温泉郷のひとつである湯の川温泉には、老舗から新進気鋭のお店まで、街歩き中に立ち寄りたいお店がたくさん。 温泉を満喫した後は、醸造所が併設されたクラフトビアレストランの「Endeavour(エンデバー )」で自家醸造のビールを味わうのはいかがでしょうか。
技術者が集い、夢を乗せて動き出したエンデバー号
店内はボタニカルインテリアで統一され、コンセプト“自然と共に生きる”が感じられる
市電湯の川温泉駅で下車するとすぐに見つかる、落ち着いた明かりの灯るお店。醸造所「函館湯の川ブリュワリー」を店内に併設する、湯の川で注目のクラフトビアレストラ「Endeavour」です。 ビール職人や料理人、フローリストなど、さまざまな道のプロがスタッフとして集まったことで、夢が詰まった英国帆船エンデバー号の名をお店に冠したそう。 それぞれの持つ“技術”と“自然の恵みの調和”を楽しめる場所として、手づくりにこだわったここだけのビールや料理を提供しています。
確かな技術と豊かな発想で生み出されるオリジナルクラフトビール
ビールは毎週1回仕込み、約1ヶ月後にお店で販売される
Endeavourが造るクラフトビールには、みなみ北海道にある乙部町の天然水が100%使用されています。まろやかな口当たりの天然水で造るため、ビールが苦手な人にも飲みやすい味わいに仕上がるそうです。 伝統的な製法は大切にしつつ、栗やパプリカ、バジル、白ブドウなど、さまざまな副原料も使用したオリジナルのビールはラインナップ豊かでどれもこれも気になるものばかり。
“縄文人がビールを飲んでいたらこんな感じかな?”という発想から生まれた「縄文ブラウン」は好評で、これまでに複数回仕込んだそう
好評を得たビールが同じレシピでメニューに再登場することもあれば、さまざまな事情で過去に一度しか造られていないビールもあるのだとか。クラフトビールメニューは大体2週間おきに入れ替わるので、訪れるたびに異なるビールに出会えるのも楽しみです。
ビールも料理も。迷う楽しさを飲み比べセットで
「ビール3種飲み比べ+前菜6種お好み盛り合わせ」2280円。ビールは各150cc
函館湯の川ブリュワリー製のクラフトビールメニューをいろいろ飲んでみたい方に「ビール3種飲み比べ+前菜6種お好み盛り合わせ」が人気です。 “手づくり”であることをどこまでも大切にしているEndeavourでは、ビールはもちろん前菜もすべて自家製。お好きなビールを3種、「本日の前菜」からお好きな前菜を6種、あれこれ悩みながら自分好みの取り合わせで楽しみましょう。
充実したランチセットもおすすめ
ランチセットメニューの「エスカロップセット」1628円
街歩き中にも利用しやすいランチセットは、すべてのメニューに日替わりの前菜、サラダ、季節食材のスープ、デザートがつく充実の内容で、道東・根室市が発祥のご当地グルメ「エスカロップ」のセットが特に人気。季節野菜のバターライスに豚ロースのカツがのり、自家製デミグラスソースがかかっているボリュームたっぷりの見た目ですが、バランスが考えられているため、完食する人がほとんどだそう。 ランチセットにはプラス220円でドリンクも追加可能。ビールの仕込みにも使う乙部町の天然水で淹れたこだわりの「エンデバーオリジナルブレンドコーヒー」を、本格的なデザートと一緒にいただくのもおすすめです。
新しいクラフトビールの楽しみ方が広がっています
500mlペットボトルに量り売りをする様子
100ml単位の販売で、新鮮な自家醸造ビールをマイボトルでテイクアウトし、シチュエーションを変えた先でもビールを楽しむことができる量り売りが好評です。 店内でもビール専用ボトルのグロウラーを販売していますが、水筒やペットボトルなどを持参してもそれに直接注いでくれます。クラフトビールがより気軽に楽しめるうれしい販売スタイルです。 函館観光のメイン地区、元町の二十間坂にEndeavourの量り売り専門店が2020年にオープンしました。湯の川でも元町でも、地元産のクラフトビールを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Endeavour
エンデバー
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樋口恵 写真:田名辺諭史
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