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2021.06.28
湘南の海をひとりじめ♪水平線を見ながら味わう海の幸。江ノ島「魚見亭」
目の前に青い海がキラキラと光る大パノラマが広がるテラス席で食事の楽しめる「魚見亭」。創業140年の歴史を持つ老舗の食事処では、毎朝この付近の海で水揚げされたばかりの新鮮な魚や貝が次々と手際よく調理されていきます。見どころの多い江ノ島散歩の途中に立ち寄って一息ついてはいかがでしょうか?
江ノ島の歴史と共に歩んできたくつろぎの食事処
江島神社の「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」を過ぎ江の島岩屋へと向かう階段の前にたたずむ、弁天橋を渡り切った場所から徒歩20分ほど
メニューサンプルのケースにセピア色の写真が飾られた「魚見亭」。その写真に写る日本髪を結った女給さんたちの様子からは創業した明治時代の雰囲気をうかがい知ることができます。新鮮な磯料理の美味しいお店として、また“江ノ島詣で”の途中で安心してくつろげる場所として、時代を超えて多くの人々に親しまれています。
どこからでも見える海を見ながらホッと一息
竜宮城をイメージしたかのような飾り窓(右上)などもあり居心地も満点
ゆったり広々とした店内は全席オーシャンビューで開放感たっぷり。椅子席のほかに畳敷きの小上がりもあるので、歩き疲れたときは畳の上でひと休みがおすすめです。
潮風を感じながらくつろぐ海上のテラス
水平線まで遮るものが何もなく大海原が続き、空の色が刻々と変化する夕方のトワイライトタイムも美しい風景が見られる
お店の奥には広い海がまるで足元に広がるかのように感じられるテラス席が設けられています。天気のいい日は富士山や箱根、伊豆大島までも一望でき、遠くの青い水平線を眺めながら江ノ島らしさを満喫できます。潮風が吹き抜ける気持ちのいいテラスはきっと旅のいい思い出になりますよ。
テラスの真下に見える朱塗りの欄干は江ノ島岩屋へと向かう岩屋橋
江ノ島名物でぜひ味わいたい老舗秘伝の味
「江の島丼」(900円 かにの味噌汁付は+400円)
店頭ではその日の朝に水揚げされたばかりの新鮮なハマグリやサザエが、手際よく網に乗せられ次々と焼かれていきます。今は6代目が後を継ぎ、創業当時から変わらない調理法で伝統の味を伝えます。とくにサザエをふんわりとした卵でとじた「江の島丼」は、サザエのコリコリとした食感が楽しめる代々伝わる名物丼です。
鮮度抜群の生シラスをたっぷり召し上がれ
生シラスと釜揚げシラスが半々「しらすハーフ丼」(1000円 かにの味噌汁付は+400円)※悪天候で漁に出られない日は提供されない
春先から初冬にかけて水揚げされる江ノ島名物の生シラス。シラス漁の行われる時期にはその日の朝に水揚げされたばかりの獲れたて新鮮な生シラスを堪能できます。透明感がありほんのりとした甘味も感じるシラスには、おろしショウガや大葉が添えられていいアクセントに。醤油と七味もお好みで。
おやつの時間にも立ち寄って江ノ島の旅を満喫
かき氷「ブルーハワイ」「イチゴ」(各400円)
食事のほかに「あんみつ」(600円)や「クリームソーダ」(550円)など、休憩で立ち寄るのもおすすめです。暑い季節に食べたい「かき氷」もここでは年間を通してのスタンダードメニュー。湘南の海を見ながらのんびりとくつろいでくださいね。
魚見亭
ウオミテイ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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