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2021.07.09
【萩・石見空港発】元乃隅神社・角島大橋の絶景をめぐるバスツアーの旅♪
旅先の大自然のなかで景色を体感したい、SNSで心に留まった写真に写る景色を見てみたい――旅のきっかけになる雄大な景色ですが、運転免許が無かったり、公共交通機関の便の関係で断念してしまうことも。 今回ご紹介する「日本海絶景めぐりバス」は、島根県西部の玄関口、萩・石見空港から出発し、「元乃隅神社」や「角島大橋」など、日本海の絶景スポットをめぐるバスツアー。カメラで切り取りたくなる景色に出会う旅へご案内します。
「道の駅 萩しーまーと」でたっぷり海鮮のランチ
漁港に直結した立地にある道の駅「萩しーまーと」
ツアーの始まりは島根県西部に位置する、萩・石見空港から。萩・石見空港9時45分着の便(ANA725便)に合わせて出発する、朝の10時20分出発のバスに乗り込みます。まず腹ごしらえにバスが立ち寄るのは、漁港に隣接した「道の駅 萩しーまーと」。 館内には新鮮な魚介類を使った料理がいただける、3つのレストランがあります。
「浜料理がんがん」の「海鮮丼」(味噌汁付き・1430円)
新鮮な海鮮は、日本海に面した山陰地方の名物のひとつ。館内の「浜料理がんがん」では、食材そのものの風味をダイレクトに感じられる「海鮮丼」が人気です。ごはんの上に敷き詰められているのは、その日水揚げされた旬の魚。季節によって魚は変わりますが、フレッシュなおいしさはいつでもお墨付きです。 デザートは、館内に5月19日(水)にオープンしたご当地プリン専門店「萩ぷりん亭」でテイクアウト。地元産の卵と牛乳をたっぷり使ったプリンは、コロンとした瓶もキュートです。上の層のオリジナルのソースを絡めていただきます♪
「萩ぷりん亭」のプリン。写真左「渚プリン」(430円)のジュレはラムネ味。写真右「萩マーマレードプリン」(450円)は萩特産みかんの爽やかなジュレ
道の駅 萩しーまーと
ミチノエキハギシーマート
海に続く鳥居が印象的な「元乃隅神社」へ
青い海に突き出した崖まで続く赤い鳥居、濃緑の草木が印象的
14時ごろには、朱塗りの鳥居がずらりと並ぶ神秘的な風景で知られる、山口県長門市の「元乃隅神社」に到着。「元乃隅神社」の123基の鳥居は、昭和62年から10年をかけて奉納されたものだそう。鳥居をくぐった先では、国の名勝に指定されている断崖で岩壁に打ち寄せる波の迫力も楽しめます。
個人で「元乃隅神社」へ行く場合は、最寄りの駅からタクシーで約20分
「元乃隅神社」の賽銭箱は“日本一入れにくい賽銭箱”がある神社としても有名です。高さ6メートルの大鳥居の上部に設置されたお賽銭箱に向かって高く投げましょう。お賽銭を入れることができたらきっと願いが叶うこと間違いなし♪ また、神社の海側の崖には「龍宮の潮吹」と呼ばれるパワースポットも。岩穴に荒波が打ち付け激しい波が入り込むことで、海水が中の空気と一緒に吹き上がる光景が、龍が天に向かって昇る様子に似ていることからその名がつけられたそう。晴れた日には虹が現れることも多く、神秘的な光景を見ることができますよ。
元乃隅神社
モトノスミジンジャ
コバルトブルーの海上に続く「角島大橋」
無料で渡れる一般道路の橋としては、日本屈指の長さである1780メートル
公共交通機関で行くと接続や便数などがちょっぴり不便な「角島大橋」への移動も、バスツアーならおまかせです。 バスは、角島大橋を一望できる橋のたもとの「海士ヶ瀬(あまがせ)公園」で停車。コバルトブルーの海に浮かぶ角島になだらかに続くように調和する橋の写真を撮るのにぴったりのスポットです。 その後は再びバスに乗車し、角島大橋の対岸へ渡ります。車窓から青い海や島を眺めると、爽快な気分です。
海の美しさと爽快感が橋の魅力。対岸に見えるのが角島
角島大橋
ツノシマオオハシ
レトロな「角島灯台」周辺をおさんぽ
角島灯台を中心とした「角島灯台公園」を楽しめる※有料施設は各自で負担
角島では、島の西端にある角島灯台公園駐車場で40~50分ほどのフリータイムが設けられています。1876(明治9)年に完成した、洋式の「角島灯台」は、絵のように美しい石造りの灯台。今も現役というから驚きです。 かつて灯台で働く職員の宿舎として使われていた建物を改装した「角島灯台記念館」や、展望ギャラリーなどを自由に見学したり、公園内を散歩したりと、のんびりした時間を過ごせますよ。
10月末~11月にかけて花咲くダルマギク。角島では毎年7月ごろにはハマユウの群生も見られる
角島灯台
ツノシマトウダイ
JR東萩駅で下車して、レトロな町並みを満喫
歴史ある街並みのほか夕景が美しい海岸も。特産の夏みかんを使ったお菓子が豊富
こちらのバスツアーでは、下車地点を、城下町のレトロな町並みが残る「萩」か、山陰の小京都ともいわれる「津和野」か選ぶことができます。 萩は、かつて武家屋敷が軒を連ねていた城下町。白壁となまこ壁の美しい景観に点在する、維新の志士ゆかりの地めぐりを楽しみましょう。世界遺産登録の松下村塾を有し、吉田松陰を祭神とする「松陰神社」で歴史に浸るのもおすすめです。おみやげには名物の夏みかんを使ったお菓子をぜひ選んでみて。
JR津和野駅 で下車し、翌朝は津和野観光へ
津和野名物のあんこ菓子、源氏巻で知られる和菓子店「三松堂」では、小豆から作るジェラートも話題
島根県の南西に位置する津和野は、かつて周辺の中心地だった城下町の町並みの中に、歴史を伝える建物が残っています。石畳の殿町通り沿いを流れる水路には、色彩豊かな鯉が悠々と泳ぎ、和の趣たっぷり。 日本五大稲荷のひとつ、創建240年を超える「太皷谷稲成神社」でお狐様に“お揚げ”を奉納したら、ゆるりと街歩きを楽しみましょう。
目的地にアクセスしやすいバスツアーをぜひ活用して
行きたいところに直接行けて、交通機関を調べる手間を省けるバスツアー。ぜひ旅の計画に取り入れて、楽しい時間を過ごしてくださいね。
◎バスツアー概要
◎萩・石見空港から行く「日本海絶景めぐりバス」 【運行期間】2021年5月15日(土)~10月24日(日)の金・土・日曜日 ※予約は乗車日の5日前まで受付 【旅行代金】 ・大人(中学生以上):5,000円 ・子供(小学生):2,500円 ・未就学児:無料 【運行コース】 萩・石見空港 (10:20発) 道の駅 萩しーまーと(11:30着 → 12:40発) 元乃隅神社 (13:50着 → 14:40発) 角島大橋 (15:30着 → 16:30発) JR東萩駅 (17:40着) JR津和野駅 (18:40着) ※バスツアー参加者が少人数の際はタクシー等の移動になる場合がございます ※政府による緊急事態宣言が発令されている地域、まん延防止等重点措置の対象地域、自治体による外出自粛要請が行われている地域にお住まいの方におかれましては、お申し込みをお控えください。 ※島根県内での感染拡大の状況によっては、運行を中止する場合があります。
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ことりっぷ編集部
萩・石見空港から行く日本海絶景めぐりバス
島根県から山口県へと海岸線を走り、日本海の素晴らしい景色を楽しめる周遊バスツアー。「元乃隅神社」と「角島大橋」でフォトジェニックな絶景を楽しもう。
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