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2021.07.15
暮らしの中で育てる工芸品を探しに。伝統工芸のまち、富山県高岡市の工芸品店「ガランドウ」
高岡銅器、高岡漆器などの伝統工芸が息づく町、富山県高岡市。銅器製造技術の粋を集めて作られた高岡大仏は「高岡のシンボル」として愛されています。そのすぐそばにある「ガランドウ」は日本各地の手仕事品を取り扱う工芸品店。高岡散策の際にぜひ立ち寄りたい、暮らしを豊かにするヒントが詰まったお店です。

お風呂屋さんの建物を改装したレトロな建物

丸いランプと小さな看板があたたかな印象
あいの風とやま鉄道・高岡駅から徒歩10分。高岡大仏のすぐ隣に「ガランドウ」はあります。白と赤の建物にかけられたかわいらしいが看板が目印。ここは、高岡漆器・高岡銅器の老舗「雅覧堂」が2019年1月に改装し、リニューアルオープンしたお店です。

木造校舎の小学校をイメージした店内
窓の向こうではスタッフさんが検品などの作業中
明治42年に漆器屋としてスタートしたガランドウは、のちにお風呂屋の経営も始め、さらには漆器以外の工芸品も取り扱うようになったそうです。現在は高岡の伝統工芸品はもちろん、日本各地の手作業で作られた工芸品を販売しています。
鳥の笛や動物の置物など、愛らしい商品も人気
店内はまるで小学校の教室のよう。アンティークな棚やテーブルには食器類や調理道具、掃除道具、置物、アクセサリーなどたくさんの商品が綺麗に並べられています。 これらは代表の和田さんが「少しでも多くの方に日本の手仕事を紹介したい」という思いでセレクトしたもの。一つひとつ手書きで書かれた値札には小さなイラストが添えられていたり、メーカーの紹介文が書いてあったりと商品への想いが感じ取れます。

置物にもぴったり。高岡大仏の文鎮
色は青銅色(左)と古手色(右)がある
観光で訪れるお客さんも多いというガランドウ。人気商品のひとつ「大仏文鎮」1210円は、高岡の鋳物職人が高岡大仏を手のひらサイズで作ったオリジナル商品です。高岡鋳物は金属を加工してつくられる工芸品で、その技術は現在も受け継がれています。 「大仏文鎮」は青銅(青銅色)と茶(古手色)の2種類があり、あたたかみのある鉄の風合いが特徴。大仏様の優しい表情が印象的で、ついつい並べて飾りたくなってしまいますね。

春夏秋冬をテーマにしたカラフルな和ろうそく

カラフルな和ろうそくのセット。美しい風景が描かれたパッケージが目を引く
贈り物におすすめの商品は、四季をイメージした色の和ろうそくが6本入ったセット1320円。滋賀県で伝統的な技法を使用した和ろうそくをはじめとした様々な種類のろうそくやキャンドルの製作を行う「大興(だいよ)」の商品です。 こちらのろうそくはパッケージに色鉛筆で滋賀県の風景が描かれおり、ギフトとして人気の高いアイテム。ろうそくを使い終えたら、小物入れとしても活躍してくれそうです。

オンラインショップでのお買い物も

オンラインショップではホウキのサイズ比較もしている
ガランドウでのお買い物はオンラインショップもおすすめ。商品の使い方やサイズ感など使用する際のイメージが湧きやすいように細かな情報も記載されています。オンラインショップで欲しいものを見つけ、お店に取りに行くこともできるそうです。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

暮らしに合うお気に入りを探しに

歴史的な街並みと伝統工芸が残る高岡で、日本各地の手仕事品を紹介する「ガランドウ」。あなたの暮らしにぴったりの商品に出会えるかもしれません。高岡を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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倉本 泉
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