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2021.07.08
【毎日おやつ】嬉野茶とバターの風味がマッチする和製フィナンシェ「ひき茶ふりあん」/佐賀県
全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は佐賀県の「ひき茶ふりあん」をご紹介します。
開発から20年。嬉野の代表銘菓になったヒット商品
開封するまで美しい緑色を保つ特製和紙に包まれている
美人の湯として親しまれる嬉野温泉が湧く佐賀県嬉野市にあるのが、創業80年の和菓子店「末廣屋菓子舗」です。このお店で人気を集めているのが、嬉野茶を使ったフィナンシェ「ひき茶ふりあん」です。「フリアン」とは「フィナンシェ」とも呼ばれるフランス発祥の焼菓子のこと。35年前、現在3代目店主の富永正樹さんが東京での修行時代に出会ったフィナンシェに、地元の特産品である嬉野茶を使って作りました。 しかし、発売当初、和菓子主体の店で思うように売れなかったことから、オーブンで焼く温度や時間、包装する袋にまでこだわり改良すること20年。嬉野茶の鮮やかな緑色を出した「ひき茶ふりあん」ができあがりました。現在では1日700個を焼き上げるヒット商品に。2007年には皇室にも献上され、嬉野温泉を代表する銘菓になっています。
嬉野茶の鮮やかな緑とお茶の風味を生かしたフィナンシェ
表面には嬉野温泉のシンボルマークの焼印があしらわれている
嬉野茶を生地に練り込んだ「ひき茶ふりあん」。嬉野茶の爽やかな緑色が特徴です。嬉野茶の風味を引き立てるバターと砂糖が絶妙なバランスで、リッチで奥深い味わいです。こんがりと焼き色が付いた端はサクッと、ふんわりと膨らんだ中央はしっとり、一つで違う食感が楽しめます。 そのほかに、嬉野煎茶を使用した香ばしいマドレーヌ「茶ドレーヌ」や嬉野産紅茶を練り込んだ「うれしの紅茶のシフォンケーキ」など、地産地消の商品が充実しています。地元に愛される嬉野銘菓を味わってみてはいかがでしょうか。
【おやつデータ】
●ひき茶ふりあん
価格:1512円
内容:10個
賞味期限:製造日含め25日間
オンラインショップ:http://ureshino-shoten.jp/products/detail.php?product_id=187
末廣屋菓子舗
スエヒロヤカシホ
佐賀県 嬉野市嬉野町大字下宿甲4710-4
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上川奈穂美
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