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2021.11.12
【素敵なプレゼントも♪】三重県桑名市の魅力を再発見!高山都さんとめぐる“食”を訪ねる旅へ
かつて東海道五十三次の宿場町として栄えた三重県桑名市は、歴史や文化が根付く町。市のアンバサダー「魅力みつけびと」を務めるモデルの高山都さんとともに新たな桑名市の「食」の魅力を探す旅へご案内します。 記事の最後にはアンケート&プレゼントもご用意しています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
旅の始まりは桑名の食のルーツを学びに「はまぐりプラザ」へ
桑名のはまぐりの展示ルーム
江戸時代、伊勢国への玄関口の宿場町として栄えた桑名。揖斐・木曽・長良の三大河川の河口に位置し、多くの自然の恵みが手に入ることから、さまざまな特産品も生まれました。代表的なのが、しゃれ言葉「その手は桑名の焼き蛤」にも残る「はまぐり」。桑名のはまぐりは「浜の栗」と呼ばれるほど艶が良く、ふっくらとした大きなつぶが特徴です。 そんな桑名のはまぐりについて深く学ぶことができるのが「はまぐりプラザ」。これまでの歴史を記したパネルや漁業に使われる道具の展示のほか、併設の「食堂はまかぜ」では、桑名のはまぐりを使ったお料理をリーズナブルな価格でいただけます。
右下:桑名産の大はまぐりのむき身をフライにした「はまぐり丼」(1500円)
はまぐりプラザ
ハマグリプラザ
アートな一皿にうっとり。一軒家レストラン「KiKi」
「おまかせコース」(5000円)ピーマンの肉詰めや渋皮煮、ハーブを使ったマリネなど
料理人の父の下、自給自足生活を経て、フランスで修業した経験を持つオーナーシェフ・大野嬉々さんが店を手掛ける、フュージョン料理のお店「KiKi」。“お客様ひとりひとりにていねいに対応していきたい”との思いから、料理の提供は、昼・夜各1組(1~4名)の完全予約制のおまかせコースのみという、オーナーのこだわりが詰まったレストランです。
シェフ・大野嬉々さんのお料理の解説にワクワク
食材にはとことんこだわり、自身の畑で育てた無農薬野菜を使用したり、キノコの専門家と山へキノコ狩りに行ったり、船を出して自ら魚を釣るなど、旬の素材と目に見える安心安全な素材を追求しているそう。食材の持つ最大限の個性や自然の味わいを一皿に込めた、彩り豊かで繊細なお料理の数々に思う存分酔いしれて。
KiKi
キキ
もちもち食感の小麦を味わう「MuGicafe」
「パンケーキミックス粉」(500円)~「パスタ麺」(400円~)
昭和初期の建物をリノベーションした一軒家カフェ「MuGicafe」。こちらでは、世界的にも珍しい幻の小麦「もち小麦」をこだわりの栽培方法でブランド化している「桑名もち小麦」を使ったさまざまなメニューが味わえます。「桑名もち小麦」の特徴は、餅のようなずっしりとしたもちもち感。数々のベーカリーや食材店からも新素材として注目されているそう。
「桑名もち小麦パンケーキ」(800円)
なかでもおすすめは、しっかりとしたもっちり感が楽しめるパンケーキで、その驚きの食感にとりこになる人が続出。店内では、パンケーキミックス粉やパスタ麺のほか、自宅で脱穀や焙煎をして麦茶を作れるキットや麦ストローなどの販売も。桑名の新たな特産品「桑名もち小麦」の魅力を思う存分堪能して。
MuGicafe
ムギカフェ
宝石のようなスイーツにときめく「パティスリーアノ」
「シャインマスカット」(2200円)※11月末までの期間限定
神戸やフランスで修業を積んだ実力派パティシエ、布澤誠さんがオーナーシェフのパティスリー。素材の味を生かし、すべて手作りにこだわっています。店名の「アノ」はフランス語の「輪」で、“手作りお菓子で幸せの輪が広がるように”との願いを込めて付けられたそう。
右下:「メープルくまたん」(100円)「苺のメレンゲ」(250円)ほか
店内では、約16種の生ケーキと20種の焼き菓子などを販売するほか、広々としたイートインスペースでは、旬のフルーツをたっぷり使った季節のパフェやドリンクをいただけます。珠玉のスイーツで至福のひと時を味わって。
Pâtisserie anneau
パティスリー アノ
魚介のうまみたっぷりの一品「らぁめん登里勝」
「はまぐり しおらーめん 」(1200円)
魚に精通した三代続く寿司屋の寿司職人が店を大転換して作った、行列のできる創作ラーメン店。一番人気は、大ぶりのハマグリが贅沢にのった「はまぐり しおらーめん 」で、つるつる食感の自家製麵と魚介の旨味たっぷりの塩スープがクセになるさっぱりヘルシーな一品です。 玉ねぎやチャーシューが入った、タレや魚粉などで味付けた追い麺「あえ玉」(1杯150円)も人気です。残りのツユに加えてつけ麺風にするもよし、そのまま単体で味わうもよし、お好みでどうぞ。
「焼きさば寿司」(250円)もおすすめの一品
らぁめん登里勝
ラァメントリカツ
見ごたえたっぷりの活気あふれる「三八市」
南北250メートルの商店街
昭和から60年以上続く、桑名名物の朝市「三八市」。毎月3と8のつく日に桑名寺町通り商店街で開催されています。新鮮な野菜やハマグリをはじめとする特産品がお値打価格で購入できるとあって、地域住民はもちろん、遠方からも多くの人が足を運ぶそう。
三八市で立ち寄りたいおすすめのお店をご紹介
左上:「みたらし団子」(100円)、左下:「みたらしソフトクリーム」(400円)
なかでもおすすめは、昭和7年創業の「餅菓子工房・大黒屋」の名物「みたらし団子」。一般的な甘いたれを使った団子とは違い、香ばしく、素朴な醤油味が特徴です。甘だれの団子とひんやりスイーツの意外なコラボが楽しい絶品の「みたらしソフトクリーム」もあります。 お土産を買うなら、ショップ「くわなまちの駅」へ。参勤交代やお伊勢参りのお供として人気を博した「安永餅」をはじめ、桑名の特産品、土産物、農産物などが一挙揃います。お土産物を自由に選んでオリジナルの詰め合わせセットをつくることもできます。
旨味たっぷりの焼きはまぐりに舌鼓
桑名の特産品「志ぐれ」を販売するお店「貝新フーズ」も要チェックです。はまぐりなど貝のつくだ煮に加え、煮豚やチキンなどの珍しいしぐれ煮を味わえます。大粒のはまぐりをその場で網焼きし、再びスープだしで蒸し焼きにした絶品「焼きはまぐり」(1000円)をいただくこともできます。
三八市(桑名寺町通り商店街)
サンパチイチ(クワナテラマチドオリショウテンガイ)
まだまだたくさん♪桑名の恵み
左から:「焼 おかずのり/川出海苔店」(518円)、「カレーのおせんべい/美鹿山荘」(486円)「上馬ビール/細川酒造」(各468円)、「福来花/舘養蜂場」(660円)
食の宝庫・桑名にはまだまだ食の魅力がたくさん♪桑名が誇る歴史あるお煎餅から、素材にこだわるビールまで、旅のお土産にもぴったりな品々をご紹介します。 自家採集のはちみつを無添加、無加工でおいしさと栄養そのまま詰め込んだ「九華(くわな)はちみつ」は、舘養蜂場が手がけるオリジナルブランドのはちみつです。桑名市産の「福来花(ふくらしはな)」は花の香りが口の中に広がる、香り高さが特徴。美容にも嬉しいハニーナッツもおすすめです。 木曽三川と伊勢湾のぶつかる場所で採れる桑名海苔は独特な風味とおいしさを持つことで知られています。そんな桑名海苔のおいしさを味わうなら、木曽三川の恵みで育ち桑名で採れたのりを焼き窯で一枚一枚焼き上げる「桑名のり」をお土産に。サクッとした歯ざわりと、凝縮された自然の旨味が堪能できますよ。
創業嘉永参年創業の酒造「細川酒造」が手がける「上馬ビール」は、有機栽培の麦芽とホップをドイツから輸入し、養老名水で仕込んだオーガニック原料のクラフトビールです。ドイツの伝統的ビール製法を取り入れ、時間をかけてじっくりていねいに醸造、熟成しています。上質なホップの爽やかさや苦味と有機原料100%ならでは自然な味わいを楽しんで。 レトロな可愛いパッケージに包まれた「美鹿山荘」の「カレーのおせんべい」は、桑名市名物で長年愛される米菓です。和風仕立てのカレータレに漬けたおせんべいは、カレーの旨みとスパイシーな味わいが特徴。食べる手が止まらないほどの美味しさです。
1日1組限定。アートな空間が広がる「MARUYO HOTEL」
桑名旅の疲れを癒すなら、1日1組限定の一棟貸しの宿「MARUYO HOTEL」へ。明治時代に創業した地元の材木商「丸与木材」が所有していた、70年以上の歴史を持つ古民家をリノベーションし昨年オープンしました。一面に広がる窓からは住吉神社や揖斐川を一望でき、のんびりとした時間を過ごせます。
アンティークとモダンを兼ね備えた内装。チェックイン時には桑名名物の「安永餅」がいただける
ホテルの内装のテーマは「現代アートとアンティーク」。土壁や梁をそのまま残した趣のある空間の中に、ラウンジ、ダイニング、雰囲気の異なる2つの寝室などを配置。江戸時代に描かれた杉戸絵などさまざまなアート作品に触れられるのもMARUYO HOTELの楽しみ方のひとつ。歴史とアートが交差する贅沢な空間で、旅を振り返りながら思い思いの時間を過ごしましょう。
MARUYO HOTEL
マルヨホテル
桑名を代表するパワースポット「多度大社」
全国的にも珍しい“生きた”神馬「錦山」がお出迎え
旅の締めくくりには、別名・北伊勢大神宮とも呼ばれている、約1500年の歴史を持つ「多度大社」へ。古くより「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」と謳われているほど伊勢神宮と縁が深い神社です。 多度大社の正面階段を上るとまず目に入ってくるのが、白馬がいる神馬舎。多度大社には白馬伝説があり、人々の願いを神に届ける使者の役割を果たす神様のお使いとして参拝者を出迎えてくれます。
三重と岐阜の県境に位置する多度山にある
一年で最も賑やかな時期は、5月に行われる「多度祭」です。少年騎手6人が武者姿になって約2メートルの絶壁を駆け上がり、その結果によって作物の豊凶や景気の良し悪しを占う伝統行事「上げ馬神事」を一眼見ようと、毎年十数万人の参詣者が訪れるのだそう。 馬にゆかりのある多度大社では、絵馬が9つ繋がった「うまくいく絵馬」や9頭の馬が描かれている「うまくいく守」などを入手できます。一度にたくさんの願い事をかなえてくれそうな心強い神社ですね♪
うまくいく絵馬(初穂料2000円 )
多度大社
タドタイシャ
ー桑名市の旅を終えて
まだまだ一部ですが、せっかく魅力みつけびとに就任したのだから、新しい角度で桑名市の素敵な魅力を皆さんに届けられたら嬉しいです。街でバッタリ会えた際は、ウインクとか乾杯とか、気持ちのいいご挨拶ができますように。
高山都
【アンケート&プレゼント】抽選で3名様に「桑名はちみつ(3千円相当)」をプレゼント♪
アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で3名様に「桑名はちみつ(3千円相当)」をプレゼントいたします。みなさまのご応募をお待ちしております♪ 賞品名:桑名はちみつ(3千円相当) 応募期間:~11月25日(木)まで 賞品の発送:12月上旬 ※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
応募はこちら
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田賀井リエ 写真:かくたみほ モデル:高山都
桑名市観光ガイド
三重県北部に位置する桑名市は、水や緑などの自然に恵まれ、伊勢湾にそそぐ木曽三川が河口で交わる漁業が盛んなまち。古くから交通や物流の要として発展し、江戸時代は城下町として栄え、歴史を感じさせるスポットや近代的な施設なども数多く点在する観光都市でもあります。
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