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2021.10.23
富士山のふもとの神秘あふれるパワースポット・忍野八海と立ち寄りスポット4選
山梨県南東部にある忍野村は周辺を山に囲まれた高原盆地。富士山の北麓に位置し、村内の「忍野八海(おしのはっかい)」は世界遺産・富士山の構成資産のひとつです。10月下旬には木々も色づきはじめ、紅葉も美しい時季に。今回は忍野八海と周辺エリアで訪れたいスポットを4つご紹介します。秋を満喫する日帰りトリップにもおすすめです。
8つの池からなる富士山信仰の聖地「忍野八海」
溶岩の下を流れる伏流水が長い時間を経て湧き出している湧泉群、「忍野八海」。世界遺産の資産であるとともに国の天然記念物であり、名水百選にも選ばれています。古くから富士山を信仰する巡礼の人々が順番に回って身を清める場所でもあります。
こんこんと湧き出る水の眺めが美しい「湧池」
名前の通り、「出口池」「お釜池」「底抜池」「銚子池」「湧池」「濁池」「鏡池」「菖蒲池」の8つからなる「忍野八海」。中でも代表的なのが「湧池(わくいけ)」です。8つのなかで最も湧水量が多く、透明度も高い池。底に揺れる藻や優雅に泳ぐ鯉に周辺の景観の映り込みなどが重なり、いつまでも見ていられそうな美しさです。
“忍野富士”のビュースポットのひとつ「中池」
忍野八海エリアでは、池の水面に映る姿や池周辺の植物との競演など、さまざまな形で“忍野富士”と呼ばれる景観を楽しめます。中心部にある「中池」(写真)もそのひとつ。こちらは人工の池ですが、8つの池と同様に美しく、池と茅葺き屋根の建物、その向こうの富士山というフォトジェニックな景観を楽しめます。
忍野八海
オシノハッカイ
忍野八海から歩いて行ける♪「麵処びわ」
「お釜池」の近く、忍野八海から歩いて行ける場所にある「麵処びわ」。民家のようにくつろげるお店で、庭はエリア内でも有数の富士山の眺望スポットでもあります。 メニューは湧水で作るそばやうどん。そば粉は地元・忍野産をはじめ、長野県産や北海道産をオリジナルの配合でブレンドしています。看板メニューの天ざるのほか、寒い日にぴったりの「鴨南ばん」(写真)や、東日本では珍しい「にしんそば」やうどんも楽しめます。
麺処びわ
メンドコロビワ
ロケーションもすてきな峠の上の人気店「天祥庵」
忍野八海から車で5分ほどの峠の途中にある「天祥庵(てんしょうあん)」。小高い山を切り開き、地元の木を使って建てたという風情ある店構えも魅力の有名店です。 そばに大切な水のよさに惹かれて忍野を選んだというこちらのお店。敷地内に井戸を掘って水をくみ上げ、信頼できる国産のそば粉と合わせてのどごしよく仕上げています。自家製のネギやミョウガ、大根などの薬味も見事。遠方から通う常連もいる極上の味わいです。
天祥庵
テンショウアン
山中湖の眺めに癒やされるイタリアン「キャンティ・コモ」
忍野八海から車で10分ほどで行ける富士五湖のひとつ、山中湖。「キャンティ・コモ」はイタリアの美しい避暑地・コモ湖から名前を取った湖畔のイタリアンレストランです。すべての席から湖を眺めることができ、春から秋にはペット可のテラス席もオープンします。 メニューはパスタやピッツァなど定番のイタリアンのほか、名物のソフトシェルクラブやバーガーなど含めて100種類以上。地元食材を取り入れたオリジナルメニューも揃います。
キャンティ・コモ
キャンティコモ
ダイヤモンド富士も見える♪「カフェノア」
同じく山中湖畔の「カフェノア」は、ビュースポットとしても知られる「長池親水公園」のすぐ近くのコーヒーと軽食のお店。道路と山中湖越の向こうには富士山。10月から2月にかけてはお店や周辺から「ダイヤモンド富士」の眺望も楽しめます。 メニューはカレーやパスタなどの食事や、手づくりのシフォンケーキなどのデザート、ポットサービスの紅茶など。テラス席もあり、一年中ペットも一緒に楽しめます。
カフェノア
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、忍野八海とその周辺のお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
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高柳涼子
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