266
2021.11.03
いつか絵本で見たことのある童話のような世界が広がるベーカリー♪「アマムダコタン 表参道店」
開店と同時に約120種類ものパンがカラフルに並ぶ「アマムダコタン 表参道店」。福岡に本店のあるベーカリーが青山・表参道にオープンしました。石造りのアーチやドライフラワーの装飾などヨーロッパの古い街角にありそうな雰囲気は本店そのままで、併設のカフェではお店の雰囲気を楽しみながらアツアツで分厚いフレンチトーストなどもいただけます。お買い物の途中に立ち寄ってはいかがでしょうか。
表参道にオープンした福岡で人気のベーカリー
地下鉄表参道駅B2出口から徒歩1分
青山通りから細い小径を入って進んだ先に見えてくる「アマムダコタン 表参道店」。福岡市の六本松に本店を構え、イタリア発祥のマリトッツォのブームの火付け役としても知られるお店です。お店の前に張り出したテラスを覆う緑色のオーニングが目印です。
お店に一歩踏み入れると童話の主人公になったような別世界
具材をいっぱい詰め込んだパンが並ぶ賑やかなカウンター
まるで中世ヨーロッパを舞台にした物語に出てきそうな装飾の店内は、平子良太オーナーシェフのセンスで石の町にある小さなパン屋さんをイメージしているのだそう。店名はアイヌ語を使った造語で“小麦の家”という意味なのだとか。石造りのカウンターにたくさんの種類のパンが並ぶ様子は、子供の頃に絵本で見たお菓子の家のようです。
(左上)ライブ感のあるカウンター席(右上)ギリギリ2人座れる半個室(左下)センスのいいアンティーク家具が並ぶ明るいテラス席(右下)「初心を忘れないように」という思いで展示しているはじめて焼いたパン
ベーカリー横のカフェカウンターではオープンキッチンでパンが出来上がっていく様子を見ながら過ごすことができ、その奥は2人用の半個室になっています。半個室は平子さんが買い付けたアンティークのイスや柱時計など、童話の中に入り込んだかのような特別な空間で表参道にいることを忘れそうになるほど。
約120種類のパンが整然と並ぶ様子は圧巻
厨房では次々とお店に出すパンが用意されていく
パンは国産小麦粉を使った生地を15時間以上かけて長時間発酵させているので、パリッとしながらも水分を保ったモチッとした焼き上がりです。そうしたパンに自家製の惣菜や練乳バターなどをたっぷりとサンドするのが特徴で、バケットや総菜パンなど表参道店オリジナルのパンを含め約120種類ほど。食パンだけでも「ほうじ茶パン」や「さつまいも長食パン」など5~6種類あり種類豊富なラインナップです。
(左上)多種多様な食パン(194円~)(右上)ダコタンバーガー(572円)(左下)左から2番目「雲仙ハムのクロックマダム」(334円)(右下)「明太ペペロンチーノバケット」(486円)
多くの種類がある中でも特に人気なのは特製明太子バターをたっぷり塗り込んで焼き上げた「明太ペペロンチーノバケット」や自家製生ソーセージと季節の野菜のグリルをフォカッチャで挟み紫キャベツのマリネを溢れんばかりにのせた「ダコタンバーガー」などです。このほかにもハムと低温調理した卵をのせてグラタンソースで焼いた「雲仙ハムのクロックマダム」、ブリオッシュ生地を使ったとろけるおいしさの「生ドーナツ」(216円)などおすすめが目白押しです。
左から「アマゾンカカオ」(ハーフ331円)「キウイとゴールデンレーズンのルヴァン」(ハーフ280円)
とろけるおいしさの生クリームにほんのりとしたオレンジの香り
「マリトッツォ」(356円)
今ではパティスリーやベーカリーですっかりお馴染みの「マリトッツォ」も日本で初めて販売したと言われているのがこちらのお店。シュワッととろけるモチモチのブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟み、オレンジピールをトッピングして丁寧に仕上げていきます。 プレーンタイプに加えて「餡子のマリトッツォ」(338円)や「プレミアムピスタチオマリトッツォ」(604円)などが次々と登場しますよ。
できたてほやほやを熱々のうちに召し上がれ
「生フレンチトースト」(950円)「カフェラテ」(605円)
ベーカリーに並ぶパンはワンドリンク制でイートインできるほか、温かいできたてをいただくカフェメニューも見逃せません。高さ5㎝ほどもあるパンをこんがりと焼いた「生フレンチトースト」は、相当な厚みにも関わらず驚くほど中までしっとりしていて特製の卵黄ソースがよく絡みます。ぽってりとしたボリュームのあるオムレツを乗せた「オムトースト」もチーズとミートソースを挟んだ食パンをこんがりと焼き上げ、スープと合わせれば軽い食事にも。 カフェならではの美味しさもぜひ味わってくださいね。
「オムトースト」(1188円)「本日のスープ」(550円)※取材時はバターナッツのスープ
アマムダコタン 表参道店
アマムダコタン オモテサンドウテン
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
の人気記事