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2021.12.10
感性を刺激する滞在が叶う♪松本・浅間温泉ではじめてのワーケーション
長野県松本市の中心街からほど近い浅間(あさま)温泉。松本城のお殿様や文人墨客に愛され、古くから知られる温泉街ですが、新しい宿やお店も増えて話題になっています。さらに個性的な3軒の宿で始めようとしているのが、新しい時代の働き方、「ワーク(仕事)」をしながら「バケーション」を楽しむ「ワーケーション」での滞在です。ワーケーションを兼ねて浅間温泉へ旅してみませんか。 記事の最後にはワーケーションの宿泊体験モニターの募集もあります。期間限定のキャンペーンになりますので、ぜひこの機会に応募して浅間温泉の居心地のよさを体験してみてください。

レトロな雰囲気が魅力の温泉街は今注目の場所に

レトロな雰囲気の通りや情緒ある蔵の通り、飲泉所などもある温泉街
国宝松本城の城下町として発展してきた長野県松本市。JR松本駅から車で約15分のところに位置するのが、“松本の奥座敷”と呼ばれている浅間温泉です。その歴史は古く、開湯1300年といわれ、肌もつるつるになる美肌の湯として知られています。 市街地の向こうに美しい北アルプスを望み、御殿山などを背にした浅間温泉は、ノスタルジックな小道や坂道に温泉宿が点在。2つの老舗宿がリニューアルしたことで温泉街の滞在に変化をもたらし、活気もでてきました。昔ながらのおいしい飲食店やおみやげ屋さん、空き家を活用した新しいカフェなど新旧のお店があり、さんぽが楽しい温泉街です。

【ワーケーションができる温泉宿】北アルプスの大パノラマに癒やされる絶景湯
7階の展望大浴場から見た日の出頃の北アルプス。雪山のある冬はさらに美しい
2020年にリニューアルした高台に建つ温泉宿「onsen hotel OMOTO」の魅力のひとつは、北アルプス側に向いた部屋や大浴場からの絶景。大窓から北アルプスが一望できる展望大浴場の温泉には、山並みがきれいに見える時間帯をねらってつかり疲れを癒やしましょう。朝風呂は山に朝日があたってとくに美しいですよ。 多彩な部屋がありますが、ワーケーションには北アルプスの眺望がよく、ベッドのある和洋室10 畳がおすすめです。夕食は提供がないのも特徴なので、宿がおすすめする温泉街のおいしいお店へ足を運んでみましょう。朝食はお弁当で、ごはんと平日限定のパンの2種類。地元のこだわり食材を使い、彩りも豊かな地元の主婦手作りのお弁当が楽しめます。

(左上)シモンズベッドで眠れる和洋室10 畳(左下)朝食は地元の豆腐や味噌を使った味噌汁も評判(右上)お着き菓子は老舗飴店の特注板あめ(右下)和室12.5畳からも北アルプスがよく見える
onsen hotel OMOTO
オンセンホテルオモト

【ワーケーションができる温泉宿】ふれあいを大切にする宿で心も体もリフレッシュ
信州プレミアムコースの夕食。部位の異なる信州プレミアム牛が食べ比べできる
ほぼ毎晩開催する生演奏コンサートなど、楽しいおもてなしがうれしい「ホテル玉之湯」。半個室でいただく夕食は、料理長が腕を振い、四季の彩りを添えた繊細で美しい料理や、長野県産のそば粉を使って先代が打つそばにファンも多いそう。 温泉は大浴場のほか、3つの無料貸切展望露天風呂で楽しめます。開放感のある屋上露天風呂にゆっくり浸かれば、日々の疲れも取れそうです。ワーケーションルームには「新和風ツイン」をセレクト。デスクがあるので仕事もはかどりそうです。古民家風のふれあい広場「車坐」は、日中は自由に利用できるので、気分を変えたいときにおすすめです。

(左)広々としたバリアフリーの貸切展望露天風呂「南天ノ湯」(右上)人気の新和風ツインは和モダンなベッドルーム(右下)ふれあい広場「車坐」でコンサートを開催
ホテル玉之湯
ホテルタマノユ

【ワーケーションができる温泉宿】部屋食とかけ流しの湯で贅沢にのんびり過ごす
乗鞍岳を望む10 畳和室「乗鞍」。内湯付きにリニューアル予定
「富士乃湯」は江戸時代に創業し、館主が20 代目という老舗の温泉宿。全8室の宿ならではの行き届いたサービスが心地よく、日本の旅館文化を守りたいと、朝夕ともに部屋で食事が楽しめるスタイルを貫いています。夕食は信州牛のビーフシチューなど信州の食材が味わえ、唎酒師の女将が地酒もセレクトしてくれます。 1名で宿泊するなら、和室とベッドルーム、半露天風呂が付く「こまくさ」がおすすめ。女性用アメニティが充実した大浴場や、畳敷きの無料貸切風呂で源泉かけ流しの温泉に浸かったあとは、部屋でゆっくり食事をしたり、仕事をしたりと自由にプライベートな時間が過ごせます。

(左上)客室「こまくさ」の源泉かけ流し半露天風呂(左下)宿の看板犬、コウくん(右上)ベッドタイプの部屋も(右下)昭和初期のモザイクタイルが素敵な貸切風呂
富士乃湯
フジノユ

松本城主が湯浴みをした歴史ある御殿湯でリラックス
風情ある大浴場1階の檜の露天風呂。檜の香り漂う湯船に身を沈めれば、心もほぐれそう
400年前に松本城初代城主の湯御殿が造られた場所に、今は日帰り入浴施設「湯々庵 枇杷の湯」が建っています。驚くことに今も城主の子孫が湯守を務め、その歴史をつないでいるのだそう。武家屋敷のような美しいたたずまいの建物には、大浴場や檜の露天風呂、竹林の小道を歩いていく「お殿様の野天風呂」があり、美肌の湯が存分に楽しめます。 湯上がりは「カフェMARUKURU」へ。窓からは城主が手植えした樹齢400年の立派な松が眺められます。カフェで豆から挽いて淹れた「大人のコーヒー牛乳」を飲みながら、ゆったり過ごすのもおすすめです。

(左上)自分で混ぜる大人のコーヒー牛乳500円は湯上がりにカフェで(左下)門は江戸末期築(右上)旅館の時代もあり、客室の面影が残るカフェ(右下)モミジも美しい「お殿様の野天風呂」
湯々庵 枇杷の湯
トウトウアンビワノユ

新たな知と出会えるブックホテルのブックストアへ
「オトナ本箱」は大浴場を利用したブックバス。写真集やデザイン系の洋書が並ぶ
2020年に老舗温泉宿「小柳」が「松本十帖」という再生プロジェクトでリニューアルし、「松本本箱」と「小柳」の2つのホテルが誕生しました。「松本本箱」は“知らなかった世界に触れ合える本”と出会えるブックホテルです。全室に本棚も設置されています。 宿泊しなくても利用できるのが、約1万冊の本をそろえたブックストア。旧旅館の大浴場を活用したユニークな「オトナ本箱」がシンボル的存在です。ブックディレクターの幅允孝さんが選書したエリアもあり、新たな刺激を受けそうです。ホテルではハードサイダーの自家醸造も始まり、本箱Barで飲みながらの読書はいかがでしょうか。

(左)書棚の奥にはおこもり空間が。かつては脱衣所だった(右上)松本産りんごで醸すハードサイダー1320円(右下)こちらも大浴場を利用した「こども本箱」。絵本がたくさん並ぶ
松本本箱
マツモトホンバコ

哲学の本とスイーツで静謐な時間が過ごせるブックカフェ
「カスタードプリン」400円と、珈琲豆を静かに手挽きしてフレンチプレスで淹れた「フレンチプレス珈琲ハウスブレンド」500円
「松本本箱」の前の坂を上っていくとあるのが、緑色の波板屋根が目を引くブックカフェ「哲学と甘いもの。」です。空き家だった大正時代の長屋をリノベーションした建物で、店内の書棚には約600冊の哲学書が並んでいます。カフェでは自分を見つめたり、人生を考えたりすることができるように静かに過ごすのがお約束です。 冬は体が温まるスパイスを入れて、松本産りんごを鍋でコトコト煮た甘い「アップルサイダー」が読書のお供にぴったり。放し飼いの鶏の卵で作った「カスタードプリン」や自家製あずきがおいしい「おしるこ」も一緒に味わいながら、自分と向き合うのもいいですね。

テーブル席のほか、奥には1人掛けのソファ席もある。冬は「おしるこ」400円と「季節限定アップルサイダー」500円がおすすめ
哲学と甘いもの。
テツガクトアマイモノ

地元の人も普段使いする気軽なホテルベーカリー
昔は宿の個室の食事処だった店内。今もその当時の面影が残る。障子の枠が素敵
ホテル「小柳」には、同じフロアに誰でも利用できるベーカリーの「ALPS BAKERY」と雑貨店の「浅間温泉商店」があります。ショップのドアを開けると、ふわっとおいしそうなパンの香りが漂ってきます。「ALPS BAKERY」では、県産小麦粉を100%使い、約20 種類のハード系の食事パンやおやつパン、ホテルの食事に出すパンを焼き上げています。 あんバターはフランスパン生地のおいしさが伝わる人気パン。たっぷりのあんと北海道産バターに顔がほころびます。地元の人も日常的に訪れるパン屋さんで、カンパーニュやバゲットは早めに売り切れてしまうそうです。
左から人気の「ディナーロール小」194円、「あんバター」216円、「クリーミー食パン」300円
ALPS BAKERY
アルプスベーカリー

暮らしを豊かにしてくれる良質なアイテムがそろう
入り口付近には県内のかわいらしいお菓子も並んでいて、おみやげにぴったり
「ALPS BAKERY」でパンを選んだら、奥にある生活雑貨と食品店の「浅間温泉商店」をのぞいてみましょう。長野県内はもちろん、長く愛用できるものなど良質なアイテムを各地からセレクトし、取りそろえています。 「松本十帖」のオリジナル食品や雑貨も並んでおり、なかでも人気があるのが長野市の老舗七味専門店「八幡屋磯五郎」とコラボをしたオリジナル七味。レストランの肉料理に合わせて作られたもので、柑橘系のすっきりした味わいです。松本市の「大久保醸造」が木桶で仕込んだ天然醸造の「料亭御用達の薄口木桶醤油」もおすすめの逸品です。

(左)「料亭御用達の薄口木桶醤油」486円、「七味」1188円(右上)東御市にある「ガラス工房 橙」のくるみグラス(右下)「ナカムラコーヒーロースター s」とのコラボコーヒーも
浅間温泉商店
アサマオンセンショウテン

囲炉裏を囲んでゆっくりと信州名物に舌つづみ
おすすめの串焼きは「あゆ」860円、「いわな」1080円、「特製五平餅」530円
信州らしい夕食を楽しむなら、松本市で人気の馬肉専門居酒屋「新三よし」の2号店へ。温泉ホステル「FAN! MATSUMOTO」に併設されている居酒屋です。囲炉裏のある畳敷きの店内はどこか懐かしく、ほっこりした雰囲気。ここでは名物の馬刺しや長野県産の食材を使った串焼き、郷土料理が信州の地酒とともに味わえます。 おすすめなのが、馬刺しの赤身、鯉の刺身、信州サーモンをのせた「信州名物盛り合わせ」。珍しい鯉の刺身は丁寧に処理をしているのでくさみはなく、甘みがあります。人気の串焼きは仕上げに自分でさらに囲炉裏で焼くので、パリッとした食感も楽しめますよ。

(左上)掘りごたつや座敷席を用意(左下)食べ比べができる「さくら刺し6種盛」2290円(右上)この店だけのメニュー「信州名物盛り合わせ」1740円(右下)営業は夜のみ
新三よし 浅間温泉 いろりかこむ店
シンミヨシアサマオンセンイロリカコムテン

愛らしい鶴の形の「おしんこ餅」をおみやげに
ピンク色の目もかわいい「おしんこ餅」1個110 円。やわらかくて、お餅もよくのびる
明治時代から浅間温泉で作られていたという和菓子「おしんこ餅」。漬物ではなく、うるち米を加工した上新粉で作るので「お新粉餅」だそう。戦争で途絶えてしまいましたが、20年ぐらい前に地元の人の要望があり、かつては「宮島商店」が和菓子店であったことから、店主の父が復活させて、再び浅間温泉の銘菓になりました。 現在はおしんこ餅の製造販売とおみやげ店である「宮島商店」が唯一の製造元です。甘さひかえめのこしあんを包んだお餅は、モチモチのやわらかい食感がたまらなく、いくつでも食べられそうです。おみやげ用に冷凍のものもあります。
宮島商店
ミヤジマショウテン

浅間温泉でワーケーションをしてみませんか
「onsen hotel OMOTO」の広々としたラウンジ。パソコン作業もOK
名湯に浸かったり、普段読まないジャンルの本を読んだり、おいしいものを食べたりと、温泉街を歩くことで身も心もほどよい刺激を受け、リラックスもできるのが浅間温泉のよさ。新しいアイデアも生まれそうなところも、ワーケーションの環境にもぴったりです。 「onsen hotel OMOTO」、「ホテル玉之湯」、「富士乃湯」の3軒の宿は1名でも宿泊できる快適な部屋を用意したり、ラウンジなど共有スペースで仕事ができる環境を整えたりと準備を進めています。この機会にぜひ女性対象のモニターに応募して、温泉街のワーケーションを体験してみるのはいかがでしょうか。
浅間温泉のMAP。今回のモニターで宿泊できる3つの宿からは、どこに行くにも便利な場所にあります

温泉街でのワーケーションを体験♪女性を対象に宿泊費無料のモニターを募集中
女性を対象に宿泊費無料のモニターを限定50名募集します。 ※おひとり1泊とした場合の人数です。 ※以下対象期間の中、おひとり1泊、最大2泊までのお申込みが可能です。 【宿泊対象期間】 2022年1月11日(火)~1月14日(金) 2022年1月17日(月)~1月21日(金) 2022年1月24日(月)~1月28日(金) 2022年1月31日(月)~2月4日(金) 【無料モニターに含まれる内容】 素泊まりの宿泊費( 対象の宿:onsen hotel OMOTO、富士乃湯、ホテル玉之湯) ※ワーケーションのモニターのため、土・日曜、祝日を除きます。 ※ご希望の日程や人数に対する空き状況によって割り振るため、宿の希望は承れません。 ※お食事代・交通費などは自己負担となります。 ※簡単なアンケートにご協力いただきます。 【申し込み方法】 以下いずれかで申し込みをお願いします。 ●方法1:下部の応募フォームから申し込み ●方法2:WAKUWAKU浅間温泉(asama@omoto.co.jp)宛に、 メール件名「ワーケーションモニター希望」と記載の上、メールにてご連絡 ※メールで申し込みいただく場合には、 滞在を希望される方のお名前、メールアドレス、電話番号、ご希望の宿泊日、 泊数(1泊または2泊)、参加希望人数を必ずご記載ください。 複数人数ご希望の場合は、 参加希望すべての方のお名前と連絡先も明記してください。 【申込期限】 2021年12月27日(月)23:59まで ※抽選の上「WAKUWAKU浅間温泉」より2021年12月29日(水)までにご連絡します。 【連絡先】 asama@omoto.co.jp
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細江まゆみ 写真:かくたみほ
WAKUWAKU浅間温泉

浅間温泉エリアを世界に誇れる温泉地として次世代へ繋ぐため、地元に残る3名の後継者などが設立した観光まちづくり会社です。「旧ホテルおもと」をリニューアルした「onsen hotel OMOTO」の運営と「泊食分離」スタイルのサービスなどを通じて、地域での滞在や消費を促す取組を行っています。
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