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2022.06.13
湧水のせせらぎを耳にしながら水の都へ。松平7万石の城下町、長崎・島原さんぽ
島原半島東部、江戸末期に松平7万石の城下町として栄え、普賢岳の伏流水が湧出する水の都、島原へ。鯉が泳ぐ水路や湧水スポットが点在する風情ある町を散策しましょう。
松平7万石の城下町。水の都・島原を満喫

(左)春の島原城は桜が満開(右上)アーケードの中でひときわ目を引くしまばら水屋敷(右下)通りにある売店でエサを買って鯉にあげましょ
島原の各スポット間は、歩いて移動することができます。島原鉄道島原駅から島原城までは歩いて10分ほど。湧水が流れる武家屋敷を歩いたり、名物のかんざらしを食べたり。水の都を満喫しましょう。
城下町島原のシンボル「島原城」

5層造りの天守閣がそびえる
江戸初期に約7年の歳月をかけて築城されて以来、およそ250年間、4氏19代の居城となりました。明治維新の際に一度は廃城しましたが、現在の天守閣は1964(昭和39)年に復元されました。天守閣内にはキリシタン史料館があります。

秋は紅葉も楽しめる
島原城
シマバラジョウ
島原藩の武士の暮らしを再現「武家屋敷」

武家の生活がわかる
城下町の面影を色濃くとどめる武家屋敷。山本邸、篠塚邸、鳥田邸の3軒が一般公開されていて、当時の武家生活の様子を見ることができます。

島原の湧水が流れる水路が通る
武家屋敷
ブケヤシキ
清水が湧く庭園を眺めてのんびり「しまばら水屋敷」

かんざらしに抹茶、湧水が付くかんざらしセット880円
一日4000トンの清水が湧出する池を望む古民家喫茶。明治初期の豪商の屋敷を民芸喫茶として再生したもので、メニューはかんざらし440円など郷土の甘味やコーヒー、抹茶などがそろいます。

アーケードから中に入ると池
しまばら水屋敷
シマバラミズヤシキ
水の都島原の水のある風景「鯉の泳ぐまち」

色鮮やかな錦鯉が泳ぐ
アーケード街の裏手に延びる新町通りは、別名「鯉の泳ぐまち」と呼ばれています。水路を鯉が泳ぐ風景は、「水の都・島原」を物語っています。市民や観光客の憩いの場となっています。

水路近くに建つ古民家カフェ「Koiカフェ ゆうすい館」
鯉の泳ぐまち
コイノオヨグマチ
こんこんと湧水が湧き出る休憩スポット「湧水庭園『四明荘』」

座敷と庭園が一体となった景観が広がる
明治後期に建てられた木造の建物を休憩所として開放。四方の眺望にすぐれていることから四明荘と呼ばれています。庭内の池には一日約3000トンの湧水が湧き、錦鯉が泳いでいます。

2014年に登録有形文化財になった
湧水庭園「四明荘」
ユウスイテイエンシメイソウ
水の都・島原さんぽはいかがでしたか?湧水のせせらぎを耳にしながら、風情ある町を散策してくださいね。

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