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2022.07.18
京都・岡崎のベーカリーカフェ「Lignum」でモーニングやブランチを満喫♪
平安神宮をはじめ、美術館や動物園などさまざまな見どころがある京都の人気エリア、岡崎。桜並木が青々と繁る疏水沿いのベーカリーカフェ「Lignum(リグナム)」は、朝8時にオープン。店内で焼き上げるパンと旬の野菜、フルーツを生かしたモーニング、ブランチ、ランチ、デザートが楽しめるほか、パンをテイクアウトしたり、ドリンクとともに気軽にイートインしたり。さまざまなシーンに寄り添ってくれるカフェです。
目印は疏水沿いの白亜の建物
桜、青もみじ、紅葉など四季折々の色彩に染まる疏水が目の前
地下鉄東西線の東山駅から徒歩6分。1番出口からすぐの路地を経て、白川沿いの小径を北上します。高さ24m、幅18mのスケールを誇る平安神宮の大鳥居が見えたら、仁王門通りを左折し、後はまっすぐ進むだけ。4階建ての白いビルの1階が「Lignum」です。東山駅の2番出口から古川町通を北上するルートも所要時間はほぼ同じですが、岡崎ならではの景色を愛でながら歩ける、1番出口からのルートがおすすめです。
ドライフラワーがアクセントのシンプルな店内
シンプル&シックな店内
店内はコの字形の空間になっていて、正面にワインセラーを据えたオープンスタイルのキッチン、右側に8席分の大きなテーブル、左側に2~4人用のテーブルセットを設えています。窓と壁で囲まれた、隠れ家のように落ち着けるスペースも。樹々の緑を借景にした大きな窓の前にはキッチンで焼き上げたクロワッサンやデニッシュなどのパンが並び、いい匂い。
平日は10種ほど、土日には15種ほどのパンが並ぶ
東側の空間からも疏水の借景が楽しめる
キッチンに立つスタッフたち。佐野さんは奥で調理中
こちらのお店を営むのは、世界の食に関わる料理人として研鑽を積んだオーナーシェフの佐野力也さん。自然豊かな岡崎の地で「ふだん食べるのとは違う、非日常感のある朝食を楽しんでほしい」と、ニューヨークの朝食やフランスのブーランジェリーを心に描いて2019年7月にオープン。動物園や美術館を目指して幅広い年齢層が訪れる土地柄に合わせ、子どもから大人までさまざまな世代を喜ばせたいと、多彩なメニューを展開しています。
旬を味わう、季節替わりのフルーツトースト
「フルーツトースト」1430円
11時から17時までのデザートメニューは、季節替わりのフルーツパフェやフルーツサンド、京北町の平飼い卵のプリンなどバラエティ豊か。人気はイチゴやピーチなど年間で8種ほどが登場する季節替わりのフルーツトーストで、今の季節の主役はアメリカンチェリー。食パンの中にフロマージュ・ブランを使ったレアチーズケーキのような「クレームダンジュ」を潜ませ、その上に香ばしいピスタチオのスプレッド、チェリーのジャム、フレッシュなアメリカンチェリーとブルーベリーをのせた、華やかなトーストです。生クリームを多めに入れて焼き上げる食パンは、外はカリッ、中はしっとり。甘酸っぱいチェリーやブルーベリーがたっぷりの、旬が弾けるひと品です。
個性派フレンチトーストも
「フレンチトースト」1210円、「ドリップコーヒー」605円
終日オーダーできるフレンチトーストもおすすめ。牛乳だけでなく生クリームも加えた卵液に自家製食パンをまる一日しっかりと浸してからフライパンで焼き、表面をキャラメリゼで仕上げています。キャラメリゼのパリッとした食感とほろ苦さ、パンのやわらかさ、卵のやさしい甘さが絶妙なバランスで、メープルシロップやリコッタチーズで味の変化も楽しめます。地元京都で喫茶店を営む知り合いから仕入れるという中深煎りのブレンドコーヒーが良く合います。
和牛チーズバーガーや海老とアボカドのオープンサンドなどのブランチメニューや、ランチコースも用意。予約優先なので、事前に予約しておくと安心です。窓辺に移ろう景色を眺めながら、心華やぐカフェ時間を過ごしませんか。
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佐藤理菜子 撮影:小川康貴
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