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2022.07.11
さっくりふわっ♪フランス発祥の焼き菓子で挟んだ「Regalo×Regale」のジェラートサンド
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。この夏はひんやり口どけなめらかで贅沢な味わいのアイス・ジェラートサンドをお取り寄せして、火照った体をクールダウンしてみてはいかがでしょうか。今回は群馬県高崎市にあるRegalo×Regale(レガーロ×レガーレ)の「ジェラート*パンビー6個入りギフトセット」をご紹介します。
日本ではあまり知られていないフランス伝統菓子に注目
「ジェラート*パンビー6個入りギフトセット」2980円
梨などを栽培する山木農園が営むレガーロ×レガーレのジェラートサンドは、他の店とは一線を画すオリジナリティがあります。ジェラートを挟むのはパンビーという珍しい焼き菓子。フランスパンの一種であるパンドカンパーニュの「パン」、スポンジの一種であるビスキュイの「ビ」をとったユニークな名前のフランス伝統菓子で、初めて知る方も多いでしょう。通常はホールケーキのような大きなサイズですが小さくアレンジし、ジェラートを挟んで凍らせることで2週間ほど日持ちするように試みた、オーナー・山木 恵美さんの発想に富んだ商品です。先を少し尖らせた形が、帽子のようにも見えて愛着が沸いてきますね。
新鮮だけど、懐かしい。素材の風味が伝わるやさしい味
常温に戻すと生地はふわっとした食感に
気になるパンビーの味わいは、卵のやさしい風味が伝わってくる素朴なおいしさ。高崎の地粉、群馬県産の新鮮な平飼い有精卵、鹿児島県産のきび糖だけを使い、卵白の泡立てによって表面はさっくり、中はふわっとやわらかな食感に仕上がります。
日替わりのジェラートは、ヘーゼルナッツ、オレンジピール、カフェプラリネなどがある
挟むジェラートは隣接する姉妹店「Albero.(アルベロ)」のもので、ジェラートの種類は日替わりのため何が届くかはお楽しみ。飽きのこないさっぱりとした甘さでリピーターも多い「バニラ」、ホワイトチョコの甘味にカシスの爽やかな酸味がメリハリのある「ホワイトチョコとカシス」、黒糖特有の甘味にマスカルポーネのコクがあとを引く「黒糖マスカルポーネ」などがあります。冷凍庫から出して10〜15分経つとジェラートが溶けて、パンビーに染みた状態もひと味違うおいしさ。凍った状態と少し溶けた状態の両方をぜひ楽しんでみてくださいね。
リニューアルを果たしておいしさがレベルアップ
1個のサイズが大きく満足感バッチリ
山木さんの探究心はとどまることを知らず、2021年10月に「ジェラート*パンビー」をリニューアルしました。2つの生地でジェラートを挟んでいましたが、一回り大きく直径10cmほどに生地を焼き、スライスしてジェラートの量を増量。そうすることで全体のバランスがとれ、食べやすくなって一石二鳥に。ただ、サイズが大きくなったことから1回に作れる個数が限られ、おいしさにこだわって作り置きはせず、全て手作業で製造するため店頭で販売するのは一日10個程度。オンラインショップでの販売は、注文が入ってから作る徹底ぶり。手間暇惜しまず丁寧に作られた「ジェラート*パンビー」を夏の贅沢おやつにどうぞ。
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Regalo×Regale
レガーロ×レガーレ
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞
乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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