朝8時オープン。居心地良い和の空間

「うちのたまご直売所」は、飲食店が並ぶ「マイング横丁」の一角にあります。 明るく開放的な和の空間にカウンターとテーブル席を配していて、女性一人でも入りやすい雰囲気。 朝8時に開店すると、店内はあっという間に満席になります。

炊きたてご飯にフレッシュなたまご

11時以降は520円になり、ご飯1杯、卵1個までおかわりできる

朝のメニューは、「たまごかけご飯のセット」（400円）のみ。 席につくとすぐにお膳が運ばれてきます。

炊きたてご飯に日替わりのお味噌汁、大分県産の梅干しと佃煮。 卵は、ざるの中から好きなものを1個選びます。「どれが一番おいしいかな」と選ぶのも楽しいですね。

黄身は、淡いタンポポ色。 黄身を箸先でぷちっと弾いて割ると、その新鮮さがわかります。ひと口食べると、口の中いっぱいに濃厚な卵のうまみがあふれ、運が良ければ黄身が2個入っているときもあるそうです。 ご飯は丸1日かけて精米、熟成させ、甘みとうまみを引き出した長崎県産ヒノヒカリ。たまごかけご飯に合うよう、少し固めに炊いています。

テーブルの上には、自社開発の「たまごかけご飯専用醤油」と、全国を回ってたどり着いたという、石川県の魚醤「いしるだし」が置いてあります。 醤油は甘口で、いしるだしは魚介のだしがしっかりと効いていて塩分が強め。 好きな方をかけて、もしくは自分好みのバランスで混ぜながらいただきます。

のびのびと育てられた親鶏だからこそ、卵が美味

店頭で購入できる。10個入り（650円）6個入り（390円）

「うちのたまご」は、福岡県飯塚市の静かな山あいにあるJR九州ファームから、毎朝直送されます。 とうもろこしや大豆などを混ぜ合わせた飼料と、敷地内の井戸からくみ上げる地下水を与えて育てられる親鶏は栄養も抜群。 ゆったりと広めの鶏舎は、つねに清掃が行き届いていて、ストレスなく、のびのびと暮らす環境が整えられています。とくに衛生管理は徹底していて、通常菌を除去するために行う“卵の洗浄”をする必要がなく、その分、風味や品質が損なわれません。 エサや環境にこだわり抜いて産まれる卵なのですから、おいしいわけです。

1日70個限定のエッグタルトにも注目！

毎朝焼き立てを工場から直送するエッグタルト

店頭にはテイクアウト用のスイーツが並んでいます。 注目はこの春新発売の「エッグタルト」（180円）。さくさくのタルト生地に、練乳をきかせたとろりととろけるフィリングがたまりません。 午前10時から販売して正午過ぎには売り切れるほどの人気ぶり。自宅で食べるときは、少しオーブンでベイクするのがおすすめです。 ちなみに夏には、卵とミルクでつくる特製の「ミルクセーキ」も登場する予定だとか。 これまでは朝食時が盛況でしたが、手みやげ探しに、おやつの時間に覚えておきたいお店になりましたね。