45
2023.06.13
12/19-3/10|名古屋市美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」
バルセロナを中心に活動したアントニ・ガウディの設計で知られ、長らく“未完の聖堂”といわれてきた「サグラダ・ファミリア聖堂」。140年を超える長い建設の過程を経て完成が視野に収まってきたこの聖堂に焦点を絞ってガウディ建築を紹介する展覧会が、愛知会場・名古屋市美術館で行われます。
バルセロナで発展したモデルニスモ建築の巨匠、アントニ・ガウディ
サグラダ・ファミリア聖堂(降誕の正面側) 、2023年1月撮影 ©Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família
2023年12月19日(火)~2024年3月10日(日)まで、愛知会場・名古屋市美術館で開催する「ガウディとサグラダ・ファミリア展」。 スペイン・バルセロナで活躍した建築家、アントニ・ガウディ(1852~1926)は、一度見たら忘れることのできないユニークな建築を多く手がけました。なかには世界遺産に登録されている建物もあり、それらを目的に、世界中から観光客がバルセロナへやってきます。
サグラダ・ファミリア聖堂内観 ©Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família
今回の展覧会では、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア聖堂に焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を読み解いていきます。
サグラダ・ファミリア聖堂(降誕の正面側) 、2019年11月撮影 ©Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família
会場では、膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程を紹介。また、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にもスポットを当てます。 100点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえ、時代を超えて人々を魅了し続けるガウディ建築の粋に迫ります。
ガウディとサグラダ・ファミリア展
名古屋市中区栄2-17-25 名古屋市美術館
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
ことりっぷ編集部
の人気記事