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2022.09.05
「ゆめのおかし」による黄金比率のパリパリレーズンバターサンドは冷凍しても夢心地♪
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。夏というとアイスやかき氷が注目されがちですが、焼き菓子をひんやりと冷やしてひと味違ったおいしさを開拓してみてはいかがでしょうか。今回は「Yume no okashi(ゆめのおかし)」のパリパリレーズンバターサンドウィッチをご紹介します。
丁寧な手仕事が生み出す、夢心地の味わい
「パリパリレーズンバターサンドウィッチ」3000円
「ゆめのおかし」は、東京・渋谷を拠点に活動をスタートしたショップ。2021年に三重県伊勢市へ拠点を移し、同年の11月にオープンしたカフェ「ALLEY LUCK(アリーラック)」に隣接した工房で生菓子や焼き菓子を作り販売しています。ひとつひとつ丁寧に手間暇かけて作られたお菓子からは確かなおいしさが伝わり、「オリジナルレーズンバターサンドウィッチ」はオンラインショップでの注文が殺到し、予約2ヶ月待ちになったことも! 包みから出した瞬間に喜びがあふれ、心ときめくひと時を約束してくれる品々は、まさに“ゆめのおかし”で多くの人を虜にしています。
パリパリのホワイトチョコでおいしさが倍増
自分ご褒美だけでなく手みやげにもぴったり
今回ご紹介する「パリパリレーズンバターサンドウィッチ」は、看板商品である「レーズンバターサンドウィッチ」に新たな食感を加えることで、より楽しんでいただきたいという思いから2021年7月に発売された商品です。それまでオンラインショップでの販売がメインだったため、ポップアップストアの出店をきっかけに要冷蔵商品でも一定の時間持ち運びできる方法を模索。その結果、バタークリームの外側をホワイトチョコで薄くコーティングするアイデアがひらめき、従来のバターサンドと比べて溶けにくいだけでなく、パリッとした食感がプラスされて新しいおいしさとなりました。
特にバタークリームはパティシエの技術が必要なこだわりのポイント
サクッほろっとした香ばしいサブレ、ふわっとなめらかなバタークリーム、パリッとしたホワイトチョコ。それぞれのパーツが異なる食感を奏で、ふっくらとジューシーなレーズンからはラム酒の上品な香りが漂います。そして、特筆すべきはバタークリームに岩塩が入っているところ。甘味やコクを際立てながらも重さが残らない絶妙なバランスに、「あともう一個…」と手が伸びてしまいますよ。
冷凍・半解凍の食べ方で、また違うおいしさに
甘さ控えめがいい方は冷凍、しっかりした甘さを堪能したい方は室温に戻してみて
暑い日には冷凍させるのもおすすめです。意外にもカチカチにはならず、ホワイトチョコのパリッとした食感を一層楽しむことができますよ。バタークリームがひんやりスーッと溶ける感覚や程よくきいた塩気がクセになるおいしさです。ファンの間では半解凍状態にハマる方もいるようなので、お好みで試してみてくださいね。また、室温に少し戻すとバタークリームがやわらかくなり、ホワイトチョコの甘味がしっかり感じられます。 「パリパリレーズンバターサンドウィッチ」「オリジナルレーズンバターサンドウィッチ」は店頭販売はせず、オンラインショップのみで展開しています。こだわりのバターサンドをお供に、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞
乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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