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2022.09.11
銀座「萬年堂本店」喫茶併設の新店舗オープン、煉りたてのあん蕨餅や蒸したて銘菓を堪能
2022年9月11日、創業400年の銀座萬年堂本店が銀座7丁目に移転、喫茶併設の新店舗をオープンしました。 喫茶では、ここでしか食べられない煉りたてあん蕨餅、生菓子とお抹茶のコース、小豆の香り豊かで蒸したて食感の銘菓「御目出糖(おめでとう)」を蒸篭(せいろ)にていただけます。
元和3年、京都寺町三条からはじまった御菓子作りの歴史
写真左:江戸時代の外居 写真右:戦前の川喜田による店舗の様子
「萬年堂本店」は創業1617(元和3)年、「亀屋和泉」を名乗り京都寺町にて、天皇家、所司代、寺社仏閣にお菓子を納めていました。 明治遷都の際、明治天皇に伴い東京八重洲に店を移し、関東大震災で店舗を焼失、その後銀座に出店を構えました。 気鋭の建築家、川喜田錬三郎の手による喫茶は盛況を極めました。
新店舗は、川喜田デザインを未来につなぐ竹を活かした内装に。 新設の喫茶では、かしこまらずだれでもお菓子とお抹茶を楽しむことができる、豊かな時間と空間を提供しています。
注文を受けてから練り上げる、できたて「あん蕨餅」
萬年堂自慢のあんの風味を味わえる「あん蕨餅」は、注文を受けてから練り上げるため、出来立てならではのフルフルのくちどけ、きな粉、あん蕨、黒糖蜜のアンサンブルを堪能できます。 コース内容:あん蕨餅とほうじ茶/お抹茶とお干菓子
季節の上生菓子とお抹茶、干菓子とほうじ茶を楽しむコース
気軽にお抹茶を楽しめるコースでは、薯藷きんとん、道明寺、煉り切りなどから季節のお味を選ぶことができます。 コース内容:季節の上生菓子とお抹茶/ほうじ茶とお干菓子
出来立ての風味や食感を堪能~看板菓子「御目出糖」を蒸籠にて
看板菓子「御目出糖」は、萬年堂自慢の漉し餡に米粉類を混ぜそぼろ状にし大納言小豆を載せて蒸しあげたお菓子。 店内では、工場でしか食べられなかった蒸したての味を堪能できます。ホロホロの食感や豊かな小豆の風味を味わって。 コース内容:蒸籠蒸し御目出糖とお抹茶/ほうじ茶とお干菓子
こだわりの御菓子をお土産に
また店内では、定番の御目出糖、上生菓子、羊羹製百果などをゆっくりと選ぶことができます。 明治中頃に赤飯様の見た目から命名された「御目出糖」は、元禄より家伝の高麗餅仕様書により製造されています。もちもちとした独特の食感が魅力です。
煉り切り、こなし、薯藷きんとん、道明寺糒製、薯藷饅頭などは、季節に合わせ用意されています。熟練された技術を活かした、繊細且つ洗練されたお菓子がそろいます。 オーダーのお菓子もお願いできるので気軽に相談して。
お茶、コーヒーに限らず、お酒にも合う新しい味として人気の羊羹製・百果。日持ちも2週間程度なので、手土産にも人気です。 ■ドライフルーツ イチジク、パイン等をリモンチェロ羊羹に流し入れています。白ワインなどに。 ■黒糖ナッツ 沖縄産黒糖羊羹にナッツを合わせています。焼酎、日本酒などに。 ■黒コショウ マレーシア産黒コショウを荒く挽き白羊羹に煉りこんでいます。ウィスキー等のハードリカーに。
* * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 ここでしか食べられない煉りたて蒸したての味を、この機会にぜひ味わってくださいね。
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