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2022.09.16
アートみたいな月替わりのパフェが話題!芦屋「菓子屋 月ノ葉」
20代の若きパティシエ2名が自由な発想で生み出すパフェが大人気の「菓子屋 月ノ葉」。2013年秋発売の「ミシュランガイド関西2014」にてビブグルマンとして掲載された神戸・三宮のイノベーティブレストラン「柏木」が手がける新業態で2021年10月にオープンしました。素材にこだわった焼き菓子を販売するほか、隣接するサロンスペースでは、美しいアート作品のようなパフェが味わえます。
閑静な住宅地・芦屋にオープンした、サロン併設の洋菓子店
阪神打出駅から徒歩5分、コンクリートの打ちっぱなしのビルの1階が「菓子屋 月ノ葉」です。左手がフィナンシェやバスクチーズケーキなどの焼き菓子を販売しているショップで、右手がパフェや紅茶をいただけるサロンスペースです。
オープンキッチンでパティシエが働く様子が見渡せる
ショップのカウンターには焼き菓子がずらり。北海道産無塩バターを贅沢に使ったフィナンシェは全16種。プレーンやラムレーズンなどの定番から、白味噌、黒豆きな粉、緑茶あずきなどの和素材を使ったもの、ベーコン&チーズ、のり塩といった変わり種と、多彩なラインナップです。
テーブル席が12席
大きな窓から自然光がたっぷり降り注ぐ明るいサロンスペースは、ダークグリーンのソファが映える落ち着いた空間。月替わりのパフェや好きなフィナンシェとドリンクがセットでいただけるティーセットなどが味わえます。
コースの最後に出るデセールをパフェで表現
福本由羽さん作のマロンパフェ2500円
コースの最後に出てくるデセールをイメージしているというパフェは、月替わりで2種ずつ用意。現在22歳の南武磨さんと21歳の福本由羽さんの若手パティシエが自由な発想を存分に活かして、独創的なパフェを生み出しています。主役となる素材は、旬より少し早めのタイミングでパフェに盛り込み、パフェをきっかけに季節の変化を感じられるように心がけていると言います。
9/16(金)~約1ヶ月間提供予定のマロンパフェは、秋の風景を表現。栗の渋皮煮、チョコレート、カカオのチュイールと茶系でまとめ、紅葉を飾り、木の実を随所に。グラスの中に散らばるメレンゲは落ち葉をイメージしていると言います。 ひとくちめは、マロンクリームを絞ったパイを。黒糖しょうゆをまとわせたクルミ、カシスなどを並べ、柿とアプリコットのソースをかけて彩りよく仕上げています。グラスの中には、栗と白味噌のアイスクリーム、黒豆ほうじ茶のジュレ、きな粉のクランブルと和素材が多く、そこに爽やかなりんごのコンポート、アップルティーのジュレなどもプラス。甘さ、しょっぱさ、多彩な食感が混じり、「次のひとすくいはどんな味なんだろう」というワクワク感が最後まで続きます。
焼き菓子を堪能するなら選べるティーセットを
ティーセット1700円
藍色の脚付きの器で提供されるティーセット。バスクチーズケーキはプレーン、黒胡麻、カフェラテ、季節のフレーバーの4種から1種、フィナンシェは16種から3種選べ、ドリンクもコーヒー3種、紅茶・ハーブティーが5種、日本茶が2種と幅広いラインナップから選べます。
多彩なフィナンシェのなかで1番人気は甘じょっぱい白味噌。バターが贅沢に香る生地に白味噌を混ぜ込んでいるので、バターのリッチなコクの奥にまろやかな塩味を感じ、クセになる味わいです。フィナンシェは女性でも食べやすい小ぶりなサイズ感なので、食べ比べにも向いていますよ。
ほかにはない味わいを手土産に
4種のサブレアソート800円、こだわりたまごのクリームブリュレ410円、フィナンシェ2個入り380円
テイクアウトのフィナンシェは2個ずつ個包装で販売。北坂養鶏場の卵ときび砂糖を使った、バニラが香るクリームブリュレや、サクサク食感のサブレ4種をかわいいパッケージにまとめたアソートなども持ち運びしやすく、手土産に喜ばれそうです。
最寄りの阪神打出駅からお隣の芦屋駅周辺は、おしゃれなカフェや素材にこだわったデリカテッセン、紅茶専門店などが点在。阪神梅田駅からは約20分ほどなので、グルメ好きは足をのばしてみてくださいね。
菓子屋 月ノ葉
かしや つきのは
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西 倫世 撮影:西木義和
Writer
西 倫世
関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
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