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2022.10.14
深呼吸したくなる場所を探して、大山とその麓をめぐる1泊2日スロートリップ【プレゼントも♪】
PR:大山山麓・日野川流域観光推進協議会 鳥取県中西部のシンボルである大山(だいせん)は、標高1729mを誇る中国地方の最高峰で国立公園にも指定されています。自然豊かなビュースポットはもちろん、カフェやショップなども集まり、四季折々の魅力を求めて一年を通じ、多くの人が訪れます。またその麓には、城下町の風情が残る米子、日本海を見渡す皆生温泉、多彩なグルメがそろう琴浦、レトロな町並みが広がる倉吉など、個性豊かなエリアがたくさん。大山を車窓に眺めながら、海・山の恵みも一緒に楽しむ1泊2日のスロートリップへと出発しましょう。
【大山エリア】大山のビュースポットに感動
大山ますみず高原では、西側から大山を望む
西側から見える姿が富士山に似ていることから「伯耆富士(ほうきふじ)」とも呼ばれている大山。古くから霊山としても崇められ、大切に山の自然が守られてきました。そのため西日本最大級の面積を誇るブナ林が現存し、たくさんの雪解け水や雨水が蓄えられることから名水が湧く場所としても知られています。 伯耆富士の名にふさわしいおにぎり型の正面(西側)と荒々しい南壁など、見る角度によって表情を変える大山。周辺には展望スポットが点在するので、さまざまな角度からその姿を眺めてみましょう。
リフトの山頂にある天空テラス
代表的なビュースポットのひとつとして知られる「大山ますみず高原」。西麓に広がる高原で、左右に均整のとれた大山が見られます。4~11月には、中腹の展望台まで天空リフトが運行。標高900mの場所に建つ展望台には心地よい天空テラスがあり、目の前にパノラマの絶景が広がります。不定期で夜の20時まで運行することもあるので、刻々と表情を変える夕暮れどきに訪れるのもおすすめです。
(左上)秋に見ごろを迎えるコスモス(右上・下)11月中旬~1月中旬に開催されるイルミネーション(左下)フラワートレインで周遊も
年間400品種、200万本もの花が咲き誇る「とっとり花回廊」は、大山を背に広がるロケーションが素敵な日本最大級のフラワーパークです。秋にはコスモスや丘一面の真っ赤なサルビアといった花々が大山の紅葉と見事にコラボレーション。冬は園内が光りに包まれるフラワーイルミネーションが開催され、一年を通して四季折々の楽しみが迎えてくれます。
大山ますみず高原 天空リフト
ダイセンマスミズコウゲンテンクウリフト
とっとり花回廊
トットリハナカイロウ
https://www.tottorihanakairou.or.jp/
入園料500~1000円
【大山エリア】「カフェ ブラムリィ」で大山のそば粉を使ったガレットランチを
「本日のガレット(サラダ付)」1380円
大山は古くからそば処として知られ、山麓のそば粉を使ったものは「大山そば」として親しまれています。ランチには、そんな大山産のそば粉を使ったガレットはいかがでしょうか。味わえるのはクラシカルな洋館がかわいい「カフェ ブラムリィ」。こちらのガレットは、大山のそば粉と水、地元産の藻塩のみを使い風味豊かに仕上げます。11月中旬には新そばの粉を使うため、より香りが引き立ちます。「本日のガレット」では、地元の卵とグリュイエールブレンドチーズをサンドしたもちもちの生地に、地元産の食材をトッピング。旬の味わいを楽しめるようにと、毎日違うメニューが登場します。
(左)シトラスシュゼット980円、ブラムリィクリームソーダ680円(右上・下)異国情緒あふれる
そば粉のガレットのほかにも、大山こむぎを使ったクレープやスコーンも用意。しっとり&もちもちのクレープ生地には、「白バラ牛乳」で知られる大山乳業の牛乳とバターを使い、こちらも地元産にこだわります。ペンションを改装したという店内は、まるで物語の世界に入りこんだかのようなかわいい空間。冬には薪ストーブが焚かれ、アンティークの家具やステンドグラスが配されたクラシカルな店内で特別な時間を過ごせそうです。
カフェ ブラムリィ
カフェ ブラムリィ
【大山エリア】大山寺参道にある大山時間Shopでおみやげ探し
(左上)大山寺へと続く参道(左下)大山時間Shopの店内。奥にはイートインスペースも(右)大山寺の山門
大山を訪れたら、大山寺への参拝と参道散策も忘れずに。大山寺は奈良時代創建の古刹で、山岳信仰の修験場として崇拝されてきました。秋には紅葉に彩られ、大山寺や大神山神社奥宮へと向かう参道は秋の散策コースとしておすすめです。駐車場から境内まで約600m続く石畳の参道には素敵なお店が点在し、県西部のおみやげがそろうセレクトショップ「大山時間Shop」もそのひとつ。登山客や参拝客から人気を集める一軒です。
(左上)星取ジェラート2フレーバー480円(右上)権現だんご イートイン3本450円(下)左から有機ハーブティー エキナセア594円、自然薯プリン432円、魔法のベジジャム734円、蟹取県の塩ぽん酢486円
大山の麓では火山灰を含む黒土が混じった肥沃な土壌と豊富な名水のおかげでトマトや人参、自然薯、ビーツといったおいしい農産物が多く栽培されています。「大山時間Shop」では、そんな大山の恵みを生かした加工品を販売。自然薯のもっちり感をいかしたプリンや大山産藻塩のまろやかな塩味が効いた「塩ぽん酢」など、素材のおいしさを引き立てるおみやげがそろいます。星空に見立てた「星取ジェラート」や、大山寺の住職と共同開発したという「権現だんご」など、見た目もかわいいスイーツもぜひ味わってくださいね。
大山時間Shop
ダイセンジカンショップ
【米子エリア】「C-Noir」で鳥取民藝をお買い物
(左)加茂川沿いを散策(右上)町並みにある咲い(わらい)地蔵(右下)C-Noirのこぢんまりとした店内
大山の北麓に広がる米子(よなご)は、城下町の風情が漂うかつての商業都市。江戸から明治時代に商人の町として栄え、今でも加茂川沿いには白壁の土蔵や連子窓の商家が並び、当時の趣きが感じられます。周辺にはさまざまな時代の建物が混在し、和菓子屋やカフェ、お地蔵様が点在し散策の楽しみも。
(左上)牛ノ戸焼のうつわ2200円など(右上)パステルカラーの牧谷窯のうつわも充実(左下・右下)うつわ好きのオーナーが営む
町歩きの途中に立ち寄りたいのが、民藝ファンが足繫く通うクラフトショップ「C-Noir」。「用の美」を唱える民藝運動の精神を受け継ぐ鳥取には、食卓に彩りを添える親しみやすいうつわがそろいます。自宅の一角を開放した店内には、「牛ノ戸焼」や「牧谷窯」など鳥取の窯元のうつわを中心に山陰にゆかりのある作品がずらり。現在は約10の窯元や作家の作品を取り扱い、できるだけ1人の作り手が最初から最後まで制作を手がけているものをセレクトしています。「ひとつひとつ違うからこそ、選ぶ時間も旅の思い出になれば」と作り手の想いも伝え、ときにはお茶を出してじっくりとうつわ選びの提案をしています。
C-Noir
セノワール
【皆生温泉】日本海に癒やされる皆生 游月にステイ
7階にあるインフィニティ天空露天風呂
宿泊するなら、米子の北側に位置する皆生(かいけ)温泉へ。ここは、弓のように美しい弧を描く弓ヶ浜海岸と大山が眺められる癒しの温泉郷。海沿いに素敵な温泉宿が集まっています。皆生温泉は1900(明治33)年に海中に湧く温泉を漁師が発見したのが始まりとされ、塩の湯(塩化物泉)はタラソテラピーと同じような効果があるといわれています。そんな塩の湯を、海と空との一体感が味わえるインフィニティ天空露天風呂で楽しめるのが「皆生 游月」。180度に広がる日本海に癒やされながら、保湿・保温効果の高い塩の湯が体を芯から温めてくれます。
(上・左下)8名まで宿泊できるスイートルーム(右下)スタンダード和洋室
全32室ある客室はすべてオーシャンフロントで、思い思いの過ごし方ができるようにと和洋室を備えています。また温泉はインフィニティ天空露天風呂だけでなく、客室の露天風呂で楽しめるのもポイント。日本海を眺めるテラスに湯舟があるため、潮風と波の音を感じながら絶景をひとりじめできますよ。夜には水平線に漁火が灯り、幻想的な風景が見られることも。スイートルームには、ハンギングチェアやハンモックも配され、ゆったりとした時間が過ごせます。
皆生 游月
カイケユウゲツ
【琴浦エリア】 リニューアルしたばかりの「道の駅 琴の浦」でおいしい&かわいいおみやげ探し
(左)9月末からは紅ズワイガニ、11月からは松葉ガニを販売(右上・下)海を眺める開放的なフードコートが誕生
鳥取県のほぼ中央に位置する琴浦(ことうら)町は、米子から車で約40分。鳴り石の浜や大山滝など、海・山の名所が点在し、赤碕港で水揚げされる海の幸や地元で愛される銘菓といったおいしいグルメやみやげもそろいます。琴浦町でまず訪れたいのが、2022年4月にリニューアルした「道の駅 琴の浦」。海鮮丼やあごかつカレーなど琴浦名物が味わえるオーシャンビューのフードコート、赤碕港や境港で水揚げされた鮮魚がそろう直売所、おみやげがずらりと並ぶ物産館などが入っています。
(左上)桶谷醤油 調宝500ml610円(右上)因幡の白うさぎ5個入710円(左下)白バラ牛乳サブレ8枚入760円(右下)打吹公園だんご5本入540円
物産館「琴浦うまいもんや」では、中部を中心に県全域のおみやげが充実。たとえば、1905(明治38)年に琴浦で創業した桶谷醤油「調宝」はパッケージがかわいいだし醤油で、和食の本格的な味わいを簡単に出せるすぐれものです。つぶらな瞳のうさぎのまんじゅうは、鳥取市に伝わる「因幡の白兎」伝説をモチーフにしたもの。生地には大山バターを使用し、なめらかで上品な甘さが魅力です。主に中国地方で親しまれる「白バラ牛乳」で作るサブレは、ミルクやバターの風味が口のなかに広がり、牛乳ビンの形もとってもキュート。隠し味に加えてある自家製ミルクジャムのコクが絶妙な味わいです。倉吉の定番みやげとして知られる「打吹公園だんご」は、創業100年以上の石谷精華堂が作る団子。地元の糯米粉を使いじっくりと練りあげ、無添加にこだわります。
道の駅 琴の浦
ミチノエキコトノウラ
【琴浦エリア】 フォトジェニックな文化遺産「塩谷定好写真記念館」に立ち寄り
壁右側の作品が有名な『海水浴場小景』
大正時代末期から昭和初期にかけて活躍した写真家、塩谷定好の写真記念館。日本芸術写真の草分け的存在として知られ、柔らかいタッチのソフトフォーカスでとらえた作品で一躍有名になりました。「塩谷定好写真記念館」では、定好が写真スタジオとして利用していた蔵をギャラリーに改装し作品を展示。なかには100年前の作品や未発表ものもあり、年2回の展示替えでさまざまな作品を紹介しています。定好は身近に美を見つける写真家で、山陰の風景や人物をとらえたものがほとんど。日本画や洋画、浮世絵の要素を取り入れた写真は、今見ても新しさが感じられます。
(左上)格子窓から海を眺める(左下)京都の職人が手がけたと伝わる螺旋細工(右)当時、定好が使っていた写真スタジオで自由に撮影が楽しめる
定好の作品を鑑賞したあとは、明治に建てられた邸宅の見学へ。母屋は1906(明治39)年築の木造2階建ての町家で、有形文化財に登録。貝で柄や模様を描いた螺旋細工や希少材である銘木など、貴重な建築意匠が見学できます。2階からは当時定好が眺めていたという海景色も見られます。
塩谷定好写真記念館
シオタニテイコウシャシンキネンカン
【倉吉エリア】倉吉白壁土蔵群にある「白壁倶楽部」でランチタイム
赤瓦が映える倉吉白壁土蔵群©鳥取県
琴浦から車で30分ほどの場所に、赤い石州瓦と白い漆喰壁が織り成すコントラストが美しい倉吉(くらよし)白壁土蔵群があります。こちらは室町時代に打吹城の城下町として栄え、江戸時代には武家屋敷が建てられた場所。現在は玉川沿いに江戸から明治にかけての建物が建ち並び、ノスタルジックな雰囲気のなかで散策が楽しめます。
(左)昔風オムライス1100円(右上・下)重厚なたたずまい
町並みには古い商家や蔵を改装したショップやカフェが建ち並び、明治時代築の元銀行を再生したレストラン「白壁倶楽部」はランドマーク的な存在。大山どりや倉吉産のマーブルポークなど、地元食材を使った洋食を提供しています。「昔風オムライス」には、湯梨浜産の卵を使用。チキンライスを薄焼きの卵で包んだもので、どこか懐かしい見た目と味わいが魅力です。店内には階段の手すりや鉄格子の窓、カウンターが当時のまま残り、まるでタイムスリップしたかのような空間で食事が楽しめます。
白壁倶楽部
シラカベクラブ
【倉吉エリア】「くだものや」で地元の旬の果実が主役のスムージーを
(左から)倉吉産いちじく700円、秋の梨グリーン750円
「くだものや」は、県中部の農家から仕入れた新鮮な果実をベースに、厳選した素材を組み合わせてスムージーを手づくりする専門店です。砂糖や氷、甘味料を一切使用せず、フルーツ本来の甘みと食感をぎゅっと凝縮。秋には鳥取を代表するフルーツである地元産の梨をはじめ、洋梨や柿、みかん、りんごのスムージーが登場予定です。
新鮮な味わいを提供するため、オーダーを受けてから作り始める
トッピングには6種類の素材を配合した自家製メープルグラノーラをお好みでどうぞ。10~3月には甘酒をベースにしたホットスムージーも登場するので、チェックしてみてください。メニューはテイクアウトのみなので、店の前のベンチで味わったり、町歩きのお供にしたりしてくださいね。
くだものや
クダモノヤ
◎今回ご紹介した物件のマップはこちら
大山とその麓を車でめぐって、まだ見ぬ魅力を探してみましょう。冬季は積雪や凍結情報を事前にチェック。レンタカーは米子空港や米子駅で借りるのが便利です。
【アンケート&プレゼント】抽選で3名様に「ことりっぷ鳥取」とQUOカードのセットをプレゼント♪
アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で5名様に「ことりっぷ鳥取」とQUOカード(1000円)をセットにしてプレゼントいたします。みなさまのご応募をお待ちしております♪ 賞品:「ことりっぷ鳥取」とQUOカード(1000円)のセット 応募期間:~11月30日(水)まで 賞品の発送:12月中旬 ※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
アンケート・プレゼントの応募はこちらから
【素敵な賞品も♪】鳥取県大山(だいせん)エリアの写真投稿コンテストも開催中
鳥取県中西部・大山周辺の素敵な写真を投稿♪
ことりっぷの写真投稿機能から「#とっとり大山」のタグをつけて写真を投稿すると、素敵な賞品がもらえるコンテストに参加できますよ。さらに入選作品はことりっぷWEBにも掲載いたします! 開催期間は2022年10月19日(水)~11月30日(水)まで。対象エリアは、鳥取県米子市、境港市、大山町、南部町、伯耆町、日南町、日野町、江府町、日吉津村、倉吉市、琴浦町の11市町村です。 大山周辺などの鳥取県中西部へおでかけ、または旅した際の思い出や、購入したかわいい&おいしいおみやげ、特産品など、ぜひ撮影して応募してみてくださいね。
写真投稿コンテストの詳細はこちらから
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橘春花(フォレスト) 写真:森昌史(フォレスト)
大山山麓・日野川流域観光推進協議会
「大山ワンダー」では、山陰・鳥取県にある霊峰、大山(だいせん)周辺地域の観光情報を発信しています。
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