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2022.11.02
マリー・アントワネットも愛したクグロフ♪中目黒「ミニチュアガーデンカフェ」でフランス・アルザス地方の伝統菓子を楽しむ
おしゃれなカフェやショップが並び、都内でも人気のエリア中目黒にある「ミニチュアガーデンカフェ」は、フランス・アルザス地方の伝統をテーマにしたお菓子のお店。箱庭のようなかわいらしいカフェスペースでは、看板メニューの「クグロフ」やパティシエ手作りのプチガトーをいただくことができます。
フランス・アルザス地方の文化やお菓子がコンセプトのカフェ
1階がキッチン、2階がショップ、3階がカフェスペースになっている
中目黒駅より徒歩5分。駅前から代官山方面に歩いていくと、目黒川から一本入った路地にひっそりと佇む一軒家カフェ「Miniature Garden Cafe(ミニチュアガーデンカフェ)」が見えてきます。2020年10月にオープンしたこのお店は、フランスの北東部、ドイツとの国境沿い位置する「アルザス」地方の文化やお菓子をテーマに、伝統菓子クグロフやプチガトーを淹れたてのコーヒーと一緒に楽しむことができます。
店頭には、観光スポットにあるようなフォトスポットや、王冠が描かれたアルザス地方の旗が掲げられており、まるでフランス旅行に訪れたようなわくわくした気分に。
2階のショップスペース
2階のショップスペースでスイーツやドリンクを注文を受け付けている
2階は、人気の看板商品「クグロフ」や焼き菓子、ショーケースには毎朝パティシエが一つ一つ丁寧に作るプチガトーが並ぶショップスペース。定番商品のほか旬の食材を使用したケーキは、見た目も華やかでその時期にしか食べられない特別なスイーツが並ぶことも。焼き菓子はフィナンシェやパウンドケーキなど豊富に揃い、ちょっとしたお土産や贈り物にもぴったりです。
縁起が良いとされる⾚いくちばしのコウノトリをモチーフにしたギフトパッケージも用意されている
左:バターケース(7150円) 右上:ココット(1980円) 右下:タンブラー(3300円)
ショップではケーキや焼き菓子のほか、アルザス地方にあるスフレンハイム村の伝統工芸陶器を直接スフレンハイム焼の窯元より仕入れて販売しています。その土地の赤土を材料に職人が丁寧に手作りしている陶器は、バターケースやココット、タンブラーなど、普段使いにもぴったり。縁起が良いとされる「赤いクチバシのコウノトリ」も描かれているのもあるので、ぜひお気に入りを見つけてみて。
3階のカフェスペース
ローテーブルやソファなどの家具、ドアや柵などの建材にもアンティークのものを使用している
2階で注文したケーキや焼き菓子は、3階のカフェスペースで食べることができます。アンティーク家具や植物に囲まれた空間の中には、スフレンハイム村の陶器が並べられており、どの席に座ってもフランスのアルザス地方にいるような雰囲気を体験することができます。
フランス・アルザス地方の伝統菓子「クグロフ」
左:「クグロフ・ピスタチオ」、中央:「クグロフ・ルビー」、右:「クグロフ・カカオディップ」(各691円)
「ミニチュアガーデンカフェ」を訪れたらぜひ食べていただきたいのが、王冠のような形をしたフランス・アルザス地方の伝統菓子「クグロフ」。フランス・アルザス地方ではハレの日やクリスマスなどお祝いごとには欠かせない存在だけでなく、家庭での朝食やティータイムなどでも日常的に食べられている焼き菓子なのだそう。 カフェでは、現地の伝統的な製法を元にお店のパティシエがレシピをアレンジ。バターをたっぷり使用したブリオッシュ生地で丁寧に焼き上げています。現在はプレーン、カカオディップ、バニラオランジュ、ピスタチオ、ゴールド(ブロンドチョコレート)、ルビーの6種類が揃います。
「クグロフ・ピスタチオ」(691円)
「クグロフ・ピスタチオ」は、ピスタチオペーストを練りこんだブリオッシュ生地に、レモンの皮のコンフィチュールを包み焼き上げたもの。ブリオッシュ生地の上にはホワイトチョコレートを加えたピスタチオペーストをディップしており、ピスタチオの濃厚で香ばしい味わいが存分に楽しめます。 「クグロフ・ルビー」は、ルビーチョコレートのガナッシュと、数種類のベリーのコンフィチュールを苺のブリオッシュ生地で包み焼き上げており、フルーティーで爽やかな味わいです。クグロフは、イートインの時は温めて提供されるので、とろりと溶けたチョコレートに絡めて楽しむことができますよ。
「クグロフ・ルビー」(691円)
「クグロフ・カカオディップ」(691円)
こちらは「クグロフ・プレーン」にチョコレートをディップした「クグロフ・カカオディップ」。チョコレートは、広島県江波沖町にあるチョコレート工場「rit.」(リタルダンド)のカカオ70%クラフトチョコレートを使用しています。 カカオ豆とキビ砂糖のみを使用したハイカカオのクラフトチョコレートは甘すぎず、カカオ本来のフルーティーな味わい、ブリオッシュ生地との相性も抜群です。
2階のショップには広島「rit.」(リタルダンド)の7インチレコードやカセットテープ型のチョコレートも発売している
冷たいアイスと温かいクグロフの組み合わせ
「クグロフ・スノーマン」(1100円)※イートイン限定
定番メニューの「クグロフ・スノーマン」は、あつあつふわふわのプレーンのクグロフに、ほろ苦いキャラメルソースをかけて自家製アイスクリームをのせたイートイン限定。バターが香るブリオッシュ生地と冷たいアイスとの組み合わせは絶妙です。プラス200円でアイスクリームを2段にして、かわいい雪だるまにもできるのだそう。
クグロフにプリンとマロンペーストを絞った新作
「モン・クグロフ」(1320円)※イートイン限定
カフェでこの秋発売する新作の「モン・クグロフ」は、「クグロフ・プレーン」の上に、カフェ定番メニュー「プリュル・プティング」をのせ、国産とフランス産のマロンペーストを絞った見た目にもインパクトのあるメニュー。 卵は、福岡県糸島市にある緑の農園の平飼い卵「つまんでご卵(らん)」を使用。黄身がつまめるくらい卵黄膜が丈夫な卵で作るプリンは、弾力がありプルンとした食感。クグロフやマロンペーストと一緒に食べると幸せな気持ちになりますよ。
甘塩っぱいクグロフのランチメニュー
「ナカメグロフ」ドリンク付き(1320円)
甘いクグロフ以外に、クグロフのお食事メニューも味わうことができます。「ナカメグロフ」は、カルボナーラをイメージしたクグロフ。プレーンのクグロフの間にスクランブルエッグと生クリーム、ベーコンをサンドし、すりおろしチーズをたっぷりトッピング。リッチな甘さのクグロフに、甘塩っぱい具材がよく合います。生卵を絡めて食べると、カルボナーラそのものの味わいがしてお腹も心も満たされること間違いなし。 ドリンクは、アメリカーノ、アールグレイティー、カフェラテ(+110円)から選ぶことができます。お好きなドリンクと一緒に召し上がれ。
クグロフと相性の良いこだわりの自家焙煎コーヒー
右上:「アメリカーノ」(イートイン 495円)
クグロフと相性の良いオリジナルコーヒーメニューを楽しむことができます。1階のキッチンに設置してあるドイツのメーカー「ディートリッヒ」製の焙煎機を使用し、店内で生豆から自家焙煎。注文後に豆を挽くので淹れたてを飲むことができますよ。 クグロフはテイクアウトをすることもできます。フランス王妃・マリー・アントワネットもこよなく愛したクグロフの味を味わいに、中目黒に訪れてみてくださいね。
Miniature Garden Cafe
ミニチュアガーデンカフェ
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南森エレナ
Writer
スイーツコンシェルジュ 南森エレナ
テレビ局や大手旅行会社などの勤務を経て雑誌やwebで執筆するライター。カフェめぐりと旅行が趣味
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