【下井草】ソースや惣菜もすべて店で手作りする「ベーカリーコムギノホシ」

手前から国産バターのクロワッサン257円、ハンバーグラウンド408円、バター香るメロンパン205円

西武線下井草駅から徒歩６分ほどのパン屋さんからおさんぽの始まりです。 店内に一歩足を踏み入れると、数えきれないほどのパンがずらりと並んでいて、パンを焼くいい香りに包まれます。毎日80～100種類のパンが並ぶという同店は、いつ来ても焼き立てのパンが味わえるようにと、営業時間中は順次パンを焼き上げているそうです。パンに使うソースや惣菜も、すべて店の工房で作っていて、おいしくパンを味わってもらう手間を惜しみません。季節やイベントを意識した商品も多く、おいしいパンとコーヒーで朝食を楽しむのがいいですね。

店内で作る惣菜パンの出来立てを頬張ろう

注文が入ってから店の釜で焼き上げてくれる

好きなパンを選んだら、イートインスペースへ。コーヒーやカフェラテなどのドリンクと一緒に、店内で食事を楽しむことができます。暖かい日なら、テラス席の利用もいいですね。お店自慢のピザは、ソースも全部手作りだそう。窯焼きピザは人気の一品です。

【荻窪】イチョウ並木や竹林の小径が美しい「大田黒公園」

庭園の中には茶室や記念館もある

パン屋さんの近くからバスに乗って荻窪駅へ。そこから徒歩で大田黒公園に到着です。 樹齢100年超の大イチョウや、ケヤキ、アカマツなど、さまざまな樹木が園内の風景を彩っていて、ゆっくりおさんぽをするのにちょうどよい広さの日本庭園です。 大田黒公園は、音楽家として世界で活躍をした大田黒元雄氏の屋敷跡を整備し、1981（昭和56）年に日本庭園として開園。園内は大きな池を中心に、数寄屋造りの茶室や大田黒氏が仕事部屋として使用していたベンガラ色の建物を記念館として開放し、実際に使っていたピアノや蓄音機、資料などを展示しています。

園内のあちこちにある魅力的なフォトスポット

【荻窪】一般公開開始！建築美・歴史・文化を堪能する「荻外荘公園」

復原工事が終わり、建築当時の様子を再現

「荻外荘（テキガイソウ）」は、明治期～昭和初期を代表する建築家で、築地本願寺などの設計も手掛けている建築家・伊東忠太氏の設計により、1927（昭和2）年に建てられました。この設計は伊東氏が今までの経験と知識を存分に発揮したもので、アジアの要素を設計に取り入れた中国風の部屋や、食堂には特徴的な意匠の壁紙を使うなど、オリジナリティに溢れているといいます。当初は大正天皇の侍医頭を務めた入澤達吉の邸宅として建てられましたが、その後、戦前の首相・近衞文麿の別邸となり、国策に関わる会議が行われるなど、日本政治史上重要な場所として2016（平成28）年に、国の史跡に指定されました。 この重要な建築物を残そうと、杉並区が取得。大規模な復原・整備工事を行い、2024年（令和6）年12月に一般公開されました。展示棟は、2025（令和7）年7月に運営開始の予定です。

昔ながらの意匠を再現した内装は興味深いものばかり

館内2カ所にはタブレットが置かれていて、客間でタブレットをかざすと近衞文麿たちの姿が現れ、1940（昭和15）年に行われた「荻窪会議」の様子を見られたり、庭に向かってかざすと、VRで近衞文麿が住んだ当時の風景が浮かび上がります。当時の様子を知ることができ、楽しく歴史を学べます。 また、館内にはカフェコーナーとショップが併設され、お抹茶、ほうじ茶とともに、杉並区内の銘店のお菓子が味わえます。ショップには、荻外荘オリジナルグッズのマスキングテープや手ぬぐいなどもあるので立ち寄ってみては。

ARを使って当時の様子を垣間見ることができる

荻外荘のことが学べる「TEKIGAISO 国指定史跡荻外荘（近衞文麿旧宅）」（700円、編集・発行　杉並区教育委員会）は館内のショップで購入できる

【荻窪】野趣あふれる庭園美を堪能「角川庭園」

旧応接間を改修した展示室があり、角川氏の俳句や写真を展示している

俳人としても功績のある角川文庫創設者・角川源義氏の旧邸宅を、2009（平成21）年に区立公園として開園。邸宅は、1955（昭和30）年に加倉井昭夫氏の設計で建てられた木造二階建瓦葺近代数寄屋造で、茶室など和の要素がふんだんに取り入れられた趣深いたたずまいです。 庭園は、邸宅前に広々とした芝生が広がり、そのまわりには季節の草花や400本あまりの樹木が植えられています。俳句を詠むことを考え、角川氏が野趣あふれる草花を好んだといいます。

大きな和風建築の邸宅

【西荻窪】旬の食材がたっぷりいただける和定食が人気「湯気」

週替わりの和定食1300円。白米をかやくご飯にも替えられる（プラス300円）

荻窪から電車で西荻窪駅へ移動します。 商店街の先にある湯気は、調理師学校で和食を学んだオーナー自らが手作りしています。メニューは週替わりの定食のみで、主食に惣菜2品、ごはん、みそ汁がついていて和食をベースにしたもの。どれも料理人の手仕事がしっかりなされた料理は、味わい深く何度も通いたくなる内容で、リピーターが多いというのもうなずけます。おさんぽ途中にランチでいただきますが、20：00まで(なくなり次第終了）営業しているので夕食で利用する人も多いとか。 たとえばこの週の定食は、主食が甘辛ひらひらとんかつで、レンコンとうめぼしのきんぴら、蒸し茄子の香味だれ掛け、さつまいもと玉ねぎがたっぷり入ったみそ汁など、充実したメニュー構成です。旬のものをおいしく食べて欲しいというオーナーの心意気がメニューに表れています。

テイクアウト用のおにぎりは具材がたっぷり入って250円～。写真は手前から明太高菜、銀シャケ

大きなカウンターが特徴的な店内

【西荻窪】お狐様を祀った神社「西高井戸松庵稲荷神社」

お狐様の像が両脇にある

西荻窪駅から商店街を抜けた通り沿いに建つ神社。赤い鳥居がひときわ鮮やかに目立ち、鳥居をくぐった左にある小さな祠には、狐のミイラが祀られているそうで、大小さまざまなお狐様の置物が並べられています。 古来から、お稲荷様のお使い姫と言い伝えられる、お狐様を祀っていることから、境内には親子の狐像などがあり、参拝者を迎えてくれます。

お狐様をお祀りしている

奉納されたたくさんのお狐様

【久我山】夏祭りの神楽奉納は古から続く行事「久我山稲荷神社」

厳かな雰囲気の本殿

久我山駅からほど近い、住宅街の中にある神社。階段を上った先にある本殿は、歴史を感じる厳かな造り。久我山の鎮守で古くから住民たちが大切にしてきたそうです。 毎年7月に行われる夏祭り「湯の花神楽」は、かつて一帯で疫病が流行った際、村人が神楽を奉納したところ疫病が止んだという言い伝えから、長く続けられています。

【久我山】おもてなしの心を感じる古民家カフェ「キンギョコドー」

スパイスの効いたキャロットケーキはリピーターからも人気のスイーツ

古民家風の外観がひときわ目立つカフェ。店内に一歩足を踏み入れると、まるで昭和の頃にタイムスリップしたよう。以前ここで店を開いていた居酒屋さんの内装を活かしていて、その頃の常連さんも懐かしいと思ってもらえる店にしたかったとのこと。モダンにリニューアルした店内のインテリア一つ一つにオーナーの思いが込められ、居心地の良い場所になっています。

ショーウィンドウに並ぶ手作り焼き菓子

軽食やスイーツがそろい、すべて手作りにこだわっているというメニューは、どれも評判です。くるみやレーズンのほか、カルダモンやジンジャーパウダーなどのスパイスが心地よく効いたキャロットケーキや、季節のフルーツを使ったマフィンなどが人気。朝11:00までのモーニングスペシャルメニューには、サラダやキャロットラペなどが豊富にのるデリプレート1000円がおすすめです。コーヒー付きでこの値段なのもうれしい。

イチジクとくるみの紅茶マフィン400円と宇治抹茶ラテ700円

店内はセンスの良いアンティーク品が多く、オーナーのこだわりを感じる

【浜田山】本場ミラノ風ピザが堪能できる「Pizza Caffe Kocca bocca」

冬限定の生ポルチーニPIZZA1490円（小）

電車で久我山から浜田山駅に移動。夜は早めにピザもいいですね。 イタリアでピザの修業を積み、ピザの世界大会で入賞経験を持つ実力派オーナーが腕をふるうミラノ風ピザが食べられるお店です。体に良いもので作りたいと、ソースもすべて手作りで、生地には米油を使用。ピザ生地が薄めで、しつこくなく、さくさくと食べられるので、小さなサイズならぺろりと食べられそう。イタリアの小麦粉やチーズを使っていて、本場の味が楽しめます。 ほかにも、サラダやグラタン、イタリアのスイーツなどもあるので、さんぽの終わりに、ゆっくりとイタリアビールを飲みながら、ピザ以外の料理を堪能するのもいいですね。 自家焙煎のコーヒー豆を使ったエスプレッソや、かわいいラテアートのカフェラテもおすすめです。

アットホームな店内でオーナー夫妻との会話も弾む

イタリアの伝統菓子はカフェ経験者の奥さまの手作り

杉並区を北から南へと大移動のお散歩はいかがでしたか？杉並区のいろいろな風景や名所、グルメを堪能できるコースで、魅力をたくさん発見してもらえたと思います。スタンプラリーでエリアをまわりながら、新しい杉並の魅力を見つけてみてくださいね。

スマートフォンで簡単♪スタンプラリーへの参加とプレゼント応募方法

杉並区のあちこちをめぐって、スタンプラリーに参加して、豪華賞品に応募しましょう。 たくさんスタンプを集めると、それだけ当選確率がアップします。 ぜひスタンプのコンプリートを目指してみてくださいね。 条件をクリアしてプレゼントに応募した参加者の中より、抽選で豪華賞品をプレゼントします。 【コンプリート賞】112スポット全てのスタンプをゲットされた方 5エリア賞・3エリア賞・8スタンプ賞・5スタンプ賞の賞品全てと、北海道名寄市名産はちみつチャーシュー・白の貴婦人ウインナーセット・・・１名様 【50エリア賞】50スポットのスタンプをゲットされた方対象 　令和7年夏 高円寺阿波踊り招待券（桟敷席） 1 組2名＋北海道名寄市名産 和チーズケーキ「雪とまちあわせ」3 種セット（計6 個）・・・１名様 【5エリア賞】（5エリアで各3スタンプ以上　計15スタンプで応募可能） 　 令和7年夏 東京高円寺阿波おどり招待券（桟敷席）・・・3組6名様 【3エリア賞】（3エリアで各3スタンプ以上　計9スタンプで応募可能） 　杉並区 交流自治体 北海道 名寄市 名産詰め合わせ・・・10名様 【8スタンプ賞】 　杉並区商店会連合会発行「すぎなみギフトカード2500円」・・・10名様 【5スタンプ賞】 　なみすけ＆ことりっぷグッズ・・・10名様 ※商品の発送は2月上旬頃を予定しています。 ※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。

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今回の「杉並区で、名園やお参り、おいしいものめぐりの1日さんぽへ」の記事はいかがでしたか。 下記アンケートに回答していただけた皆さまから抽選で10名の方に、旅グッズや日本のいいものを販売している「ことりっぷオンラインストア」で使える1000円クーポン（送料無料）をプレゼントします。みなさまのご応募お待ちしています♪ 賞品：ことりっぷオンラインストアの1000円クーポン（送料無料） ※一部クーポンを使用できない商品がございます 応募期間：～2025年1月19日（日） 賞品の発送：2025年2月上旬頃 ※賞品は、メールにてクーポンコードをお送りさせていただきます。 ※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。

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