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2022.11.04
浅草・観音裏の古民家ショップ「GREENLife JOURNAL」で緑に癒やされる
雷門や仲見世のある浅草の観光スポットから、ちょっと離れた観音裏エリア。このあたりは、王道の浅草とはまた違った落ち着いた雰囲気のお店が点在していて、浅草リピーターも新しい発見ができる、そんなエリアです。その観音裏の住宅街にたたずむ「GREENLife JOURNAL(グリーンライフジャーナル)」。古民家をリノベーションした、すてきな観葉植物のお店をご紹介します。

路地を入った奥まったところに立つ古民家ショップ

「GREENLife JOURNAL」は、観音裏にある古民家をリノベーションした観葉植物のお店。通りから玄関をつなぐ路地にも植物が並んでいます。 これらの植物はお店の装飾のようですが、左側は隣の民家の方のものだとか。たまたま隣が植物を好きな方で、路地の両サイドに仲良く緑が並ぶという、下町らしいエピソードにほっこりします。 この古民家は、戦後まもなく建てられた共同住宅だったのですが、カフェを営むご夫婦によって平成にリノベーションされ、令和になって「GREENLife JOURNAL」としてもう一度生まれ変わって、大切に引き継がれています。

植物が直接生息しているようなすてきな店内

もともと土間だったスペースは吹き抜けで、ハンギングプランツにぴったり
お店の中に入ると、たくさんの観葉植物が出迎えてくれます。植物たちは木造建築になじんでいて、植木鉢が並んでいるというより、植物が直接、家屋から生えて生息しているような不思議な印象。 店主の田澤さんは以前、リノベーションを請け負う工務店に勤めていたそうで、植物のチョイスももちろんですが、店内のレイアウトや小物使いにもセンスを感じます。 いちばんのおすすめの植物は、エスキナンサス だとか。葉をたくさんつけた茎が垂れ下がっていて、ハンギングにぴったり。赤や紫の花を咲かせるそうです。 また、植物以外に、マグカップやカットボードなど雑貨も販売していて、それらはすべて手作りの一点ものです。

サボテンも種類がいっぱい。右上はエスキナンサス (モナリザ)

マクラメ体験、スワッグやリース作り、アロマのワークショップも

立ったまま柱に向かって編む
植物の販売以外に、ワークショップも開催していて、田澤さん自らが教えてくれるマクラメ体験では、プラントハンガーやタペストリーなどが作れます。 柱に刺した杭にロープを引っかけて、それを手で編んでいくのですが、ロープをどう通すか、どの位置で留めるかなどで、いろいろな模様が編み出されていきます。 最初は通し方が覚えられなかったり、きつすぎたり緩すぎたりして目がそろわないなどありますが、そのうち手になじんでくるロープの感触や、キュッとしぼる時の感覚が、なんだか心地よくなってきます。 ほかに、石けん・ハンドクリーム作り、スワッグ・リース・しめ飾り作り、金継ぎなどのワークショップも不定期で開催されているので、チェックしてみましょう♪ プラントハンガー やタペストリーは体験だけでなく、完成品を購入することも可能です。

編み方で表情が変わるプラントハンガー

流木と組み合わせると、ネイティブ風なタペストリーに

2階はスタイリッシュなレンタルスペース

2階は、撮影、ワークショップ、レッスン、サロンなどに使えるレンタルスペースになっていて、撮影用にソファベッドやバスタブも置かれています。非日常感いっぱいのスタイリッシュな空間で、自宅がこんな感じだったら…とため息が出てしまうほど。 そして、ここにも植物が、じゃまをしない絶妙な存在感で飾られていて、レイアウトのすてきなお手本になっています。 お店のコンセプトは、「緑(植物)と暮らす。天然素材と暮らす。作り手が見える暮らし。有機食材を取り入れた暮らし。地球に優しい暮らし。」という田澤さん。 「GREENLife JOURNAL」は、そんな暮らしへの一歩を後押ししてくれる、すてきなお店です。

GREENLife JOURNAL
グリーンライフジャーナル
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いちきドーナツ 市来恭子 撮影:依田佳子
Writer
いちきドーナツ 市来恭子

東京在住のフリー編集兼ライター。尾道観光大使・群馬県文化審議会委員。すてきな情報をお届け♪
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