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2022.12.15
メープルのやさしい甘味に抱かれる、「ラ・ノスタルジー」の懐かしくも新しいクッキー缶
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。ここ数年、特別感のあるギフトとしてクッキー缶の人気が高まっています。宝箱と呼ぶにふさわしい驚きや幸せがギュッと閉じ込められたクッキー缶を大切な方へ贈ってみませんか。今回は「LA NOSTALGIE(ラ・ノスタルジー)」のサブレプティノスタルジーをご紹介します。
注目シェフパティシエが新境地を拓いたブランド

サブレやケークなどの焼き菓子、生菓子、コンフィチュールを販売
日本屈指の百貨店ともいえる伊勢丹新宿店に、2022年3月にオープンしたのが「ラ・ノスタルジー」。オーナーシェフの江藤 英樹さんは、「ベージュ アラン・デュカス 東京」「ドミニク・ブシェ トーキョー」など国内やフランスの一流グランメゾンで修業。東京・虎ノ門のレストラン「unis(ユニ)」でシェフパティシエを務め、同時に自身のブランド「PAYSAGE(ペイサージュ)」を立ち上げました。その姉妹ブランドとして「より親しみやすく、たくさんの方に愛されるお菓子を届けたい」という想いを込めて新たに誕生したのが「ラ・ノスタルジー」。今までは美しく繊細なアプローチのレストランデザートを手がけることが多かった江藤さんですが、フォーカスをあてたのは古き良き素朴な菓子。どこか懐かしく温かみがありながらも、江藤さんの感性が息づき洗練されたスイーツをそろえます。
心の奥にある淡い記憶をイメージした独創的なデザイン

「サブレプティノスタルジー」4212円
2022年12月に新発売となった「サブレプティノスタルジー」は、まるで水彩画のようなやさしい色合いのパッケージが目を引きます。『古き良き素朴なお菓子への憧れを込めて。懐かしさを感じる甘美なお菓子を』というブランドのコンセプトを元にデザイン。実は花が描かれているのですが、あえてぼかして淡い記憶の残像を表現しています。スリーブ付きなので、特別な贈り物にも最適ですよ。
幼少期にタイムスリップ?! どこか懐かしく心ほどける味

ぎっしりと隙間なく整列したサブレに丁寧な仕事を感じる
シンプルかつ質の良い素材をとことん重視し、4種類のサブレ全てにメープルシュガーを使用。その味わいはどこか懐かしく、子供の頃に食べたことのあるような親しみがあり、やさしさであふれた思い出を呼び覚ますよう。さっくりと歯ざわりよく、一枚、二枚とつい手が伸びてしまいますよ。

素材本来のおいしさを活かす製法にこだわる
素材に合わせてレシピを調整し、それぞれ異なる個性を味わうことができます。やさしい甘味と粉の素朴な温かみがじわっとほどけていく「メープル」、ゴロゴロ入ったチョコチップが砕ける食感と濃厚な甘味に思わずほおが緩む「チョコチップ」、紅茶の香りが穏やかに満ちて優雅な余韻を残す「アールグレイ」、クランベリーの果肉の食感と甘酸っぱさをゆっくり味わいたくなる「ミックスベリー」があります。 「サブレプティノスタルジー」は、伊勢丹新宿店のオンラインショップでも今後販売される予定です。名だたるグランメゾンを歴任してきた江藤さんだからこそ表現できる繊細な味わいは、誰もが幸せな気持ちになること請け合いですよ。
LA NOSTALGIE
ラ・ノスタルジー
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞

乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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