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2023.02.02
ドレープが優雅なカーテン越しに鎌倉の街をながめるロマンチックな喫茶店♪「鎌倉ゆりあぺむぺる」
真っ白なシフォンのカーテンがかかる窓から明るい日差しがふりそそぐ「鎌倉ゆりあぺむぺる」。アールヌーボのシャンデリアがともるアンティークな雰囲気なかで、クリームソーダやプリンなど喫茶店メニューがゆったりと楽しめます。歴史のある古都鎌倉の街角で素敵なひと時を過ごしてはいかが?

物語の世界に入っていくようなワクワク感のあるアプローチ
鎌倉駅西口から徒歩2分
比較的静かな御成町にあるビルの2階にお店を構える「鎌倉ゆりあぺむぺる」。白い手すりのらせん階段や緑色の出窓があるアプローチは、物語に出てくる洋館のような佇まいです。しっかりとした木のドアを開けると、窓辺のカーテンや赤レンガの壁などクラシカルな雰囲気に包まれます。
エレガントな窓辺のカーテンが印象的

優美な調度品に囲まれてゆったりくつろぐ窓辺
大きな窓から明るい日差しの入る窓辺
店内はアールヌーボのシャンデリアやウィリアムモリスのランプシェードなど、親しみやすさのなかに洗練された気品も感じます。ドレープをたっぷりとったやわらかいシフォン素材のカーテンの窓辺に座ると、ロマンチックな気分になりますよ。

(左上)出窓にもグリーンやランプの装飾(右上)喫茶店ならではのマッチも健在(左下)宮沢賢治直筆原稿の複製(右下)数点ある絵画も素敵
ノスタルジックな響きのある店名は宮沢賢治の詩集「春と修羅」に出てくる空想上の人物に由来しています。壁にいくつもかかる素敵な絵画の中に、貴重な宮沢賢治直筆の詩集原稿の複製もあるので、一息ついたら探してみるのもおすすめです。
白色の籐イスを置いた窓辺はイギリスで見かけるコンサバトリーのよう

大きなグラスにゴロンと浮かぶアイスクリーム
(左から)クリームソーダ「おしゃまなエイミー」(850円)「ラピスラズリ」(800円)
いつのまにか看板メニューとなったクリームソーダは、ザクロシロップを使った赤い色をしたクリームソーダがはじまりだったのだそう。大きなグラスにこれまた大きくてまん丸のバニラアイスクリームをのせたフォルムが話題となり、徐々に種類が増え、今は季節限定を含めて13種類とカラフルにラインナップ。 それぞれにユニークなネーミングがあり、取材でオーダーした緑色のクリームソーダは春のイメージで、4人姉妹が主役の「若草物語」の末っ子の名前をとったものなのだとか。

こっくりとした味わいのレトロな固めプリン
「紅茶ダージリン」(580円)「プリン」(580円ドリンクとのセットは50円引き)
喫茶店に欠かせないシンプルな「プリン」も人気のスイーツです。スタッフが様々なお店を食べ歩いて研究し、ようやくたどり着いた納得の味はコクがありやや固めの自信作。もあります。これは生クリームをたっぷりと使っているからで、バニラビーンズもほのかに香ります。

鎌倉散策が楽しくなる元気いっぱいのランチ
「スマイルチキンカレー」(1280円 ドリンクとサラダ付きのランチセットは1480円)
パスタやサンドイッチなどの軽食も種類豊富で、カウンターの奥で手づくりします。チキンカレーは湘南の海に輝く太陽をイメージしたかのような一皿で、テーブルもぱっと華やかに。 素敵な雰囲気の喫茶店で一息ついて、鎌倉の街歩きを楽しんでくださいね。
鎌倉ゆりあぺむぺる
かまくら ゆりあぺむぺる
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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