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2023.02.17
直行便再開♪多彩な魅力にあふれる楽園・タヒチで非日常の旅行体験を
南半球に位置する常夏のタヒチは、どこまでも美しいブルーラグーン(水深の浅い水域)に囲まれた島々からなります。 プライベート感が保たれた水上バンガローで非日常を味わい、南国の島の生活や文化、自然も楽しめるタヒチは、心も体も癒されるまさに「楽園」です。
南太平洋に点在する118の島
美しいラグーンに点在するタヒチの島々 ©Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters
タヒチは南太平洋のほぼ真ん中、オーストラリアと南米の間に位置する複数の島々から成ります。正式名称は「フランス領ポリネシア」で、フランスの海外自治領土です。5つの諸島群に分かれ、全部で118の島があります。 数ある島の中でも人気なのが水上バンガローで有名なボラボラ島、国際線が発着するタヒチ島、さまざまなアクティビティが楽しめるモーレア島の3つです。 日本からタヒチへは成田空港から直行便で約11時間半。現在は新型コロナウイルス感染症の影響により運休中ですが、10月末(冬期スケジュール)からは週2回の直行便が再開するので、より気軽にアクセスできます。

【ボラボラ島】水上バンガローで至福のときを過ごす

ボラボラ島のシンボル・オテマヌ山を望む ©エア タヒチ ヌイ
タヒチの島々のなかでもとくに美しいとされるボラボラ島。島の周りにはブルーグリーンのラグーンが広がり、中央には神々しいオテマヌ山がそびえ立つ神秘的な光景は息をのむ美しさです。

(左から時計回りに)1棟1棟独立した水上バンガロー、水上バンガローのテラスからの眺め ※2枚とも©エア タヒチ ヌイ、カヌーブレックファスト ©Le Taha’a
そんなボラボラ島といえば水上バンガローで有名。今では世界中にある水上バンガローですが、もともとはタヒチ発祥と言われています。 水上バンガローは基本的に戸建てなのでプライバシーが保たれており、プライベートな空間で自分だけの時間を好きなように過ごすことができます。テラスのデッキチェアで目の前に広がる海を眺めたり、シュノーケリングをしたり。満点の星空の下、テラスでディナーを堪能するのもいいですね。 朝は波の音で目覚めたら、スタッフがカヌーに乗って朝食を運んでくれるカヌーブレックファストでスタート。海を眺めながらテラスのテーブルにセッティングされた朝食をいただく贅沢なひとときは、地形的に波が穏やかなタヒチだからこそできる特別な体験です。
美しい海とサンセット、タヒチアンダンスを楽しむ

(左・右上)モツピクニック ※左©Conrad BoraBora Nui、右上©エア タヒチ ヌイ、(右下)パラセーリング ©Myles McGuinness
ボラボラ島では、ラグーンの美しさを堪能できるシュノーケリングやスキューバダイビングはもちろんのこと、小さな島(モツ)でピクニックを楽しんだり、空からラグーンを眺めるパラセーリングなどもおすすめです。

地元の人にも人気のサンセットポイント
日中、海をたっぷり楽しんだら、夕方は島の南側にあるマティラ岬へ。島唯一のパブリックビーチであり、世界1位のビーチにも選ばれたことのあるマティラビーチで見るサンセットは忘れられない思い出になるはずです。

華やかな衣装も魅力 ©Grégoire Le Bacon
リゾート施設によってはタヒチの文化を象徴するタヒチアンダンスのショーを楽しめます。フラダンスのルーツと言われるタヒチアンダンスは、豊穣や戦いの神であるオロへの信仰を示すためや、人生の節目を祝う祭りの場などで踊られてきました。ダンスの種類や内容によってさまざまな衣装や踊り方がありますが、フラダンスに比べるとテンポが速く、腰の動きがポイント。ダンサーたちの華やかで勇壮なダンスは一見の価値ありです。
【タヒチ島】中心部パペーテをお散歩しながらマルシェでおみやげ探し

(左上から時計回りに)町中のウォールアート ©エア タヒチ ヌイ、マルシェ ©Massimiliano Cinà、パペーテ港、カテドラル ※2枚とも©エア タヒチ ヌイ
国際線が発着するタヒチ島は118ある島の中で最も大きい島です。観光の中心は行政や商業施設が集まる中心部パペーテ。カテドラル(教会)や地元の人の憩いの場であるブーガンヴィル公園などのランドマークが点在しています。またパペーテでは、毎年ウォールアートの大会が開かれており、町を歩けばたくさんの個性的なウォールアートに出会えます。
マルシェに並ぶ、美容オイルのモノイオイルや常備薬のタマヌオイル
地元の人や多くの観光客でにぎわうマルシェやショッピングセンターに立ち寄れば、タヒチの人々の生活を感じることができます。とくにマルシェはおみやげ探しにぴったり。タヒチ伝統の手染めのパレオや美容オイルのモノイオイルなどがおすすめです。

黒真珠とは言っても、色合いはさまざま
特別なおみやげを手に入れたいなら、タヒチで養殖されているブラックパールを扱うブティックへ。美しい光沢を放つ希少な黒真珠は眺めるだけでも贅沢な気分になれますよ。
タヒチは食べ物がおいしいのも魅力!地元の人に混じってルロットも体験

(左上から時計回りに)美しい盛り付けのレストランの料理 ©Lei Tao、モーレア島産パイナップルのジュース ©エア タヒチ ヌイ、ルロット(移動式屋台)のクレープ、郷土料理ポワソン・クリュ ©Teriitua Maoni
豊かな自然に恵まれたタヒチでは食材そのものがおいしいため、調理方法も味付けもシンプル。南の島ならではのフルーツや新鮮な海の幸を使ったヘルシーな料理は日本人の口にも合います。そのなかで一度は食べてみたいタヒチの郷土料理といえば、ポワソン・クリュ。生のマグロに野菜とココナッツミルクを合わせてライムを絞ったお刺身のサラダは意外なおいしさです。 その他、本格フレンチや焼き立てパン、おしゃれなスイーツなどが楽しめるのもフランス領ならでは。

地元の人でにぎわうルロット
そんなタヒチで地元の人に大人気なのが「ルロット」と呼ばれる移動式屋台です。町中のレストランよりもリーズナブルにさまざまな料理が楽しめるのが特徴。モーレア島行きのフェリー乗り場に近いバイエテ広場には、イタリアン、ピザ、中華、クレープなどバラエティ豊かな屋台が集まり、18時頃から24時頃まで大勢の人でにぎわいます。旅の思い出に地元の人に交じってルロットを楽しんでみてはいかがですか。
【モーレア島】さまざまなアクティビティが体験可能

モーレア島では山遊びも楽しめる ©エア タヒチ ヌイ
タヒチ島のシスターアイランドとも言われるモーレア島へは、タヒチ島のパペーテからフェリー(高速船)でわずか30分ほど。タヒチに魅せられた画家ポール・ゴーギャンは、緑豊かな山々がそびえ立つ風光明媚なこの島を「古城」と表わしました。

(左上から時計回りに)モーレア島のラグーン ©エア タヒチ ヌイ、モツピクニックでエイの餌付け体験 ©InterContinental Hotels&Resorts French Polynesia、フルーツジュース工場、ドルフィンセンター ※2枚とも©エア タヒチ ヌイ
モーレア島ではさまざまなアクティビティが楽しめますが、とくに人気なのがイルカと触れ合えるプログラムがある施設や、4WDジープやバギーで山道を走り、フルーツジュース工場や展望台をめぐるドライブです。運転ができない人はガイド付きのオプショナルツアーを利用しましょう。また毎年8~10月は子育てにやってくるクジラの親子と一緒にシュノーケリングができるチャンスも。その他、エイの餌付け体験や無人島でのBBQランチが体験できるモツ(小島)ピクニックツアーもおすすめです。 モーレア島なら、タヒチ島から日帰りでもアクティブな1日を過ごすことができますよ。
タヒチ旅行は半年前までには予約を。個人ツアーの手配がおすすめ

(左から時計回りに)ラグーンのそばにある滑走路 ©Grégoire Le Bacon、ファアア国際空港、ボラボラ空港 ※2枚とも©エア タヒチ ヌイ
国際線が発着するタヒチ島から各島、また各島間の移動はフェリーか国内線となります。ボラボラ島へはタヒチ島で国内線に乗り継ぐことになりますが、タヒチ・ファアア国際空港は国際線ターミナルの隣に国内線ターミナルがあるため乗り継ぎに便利です。 タヒチは自然環境を大切にしているためホテルの数が多くなく、プライベート感を保つために1リゾートあたり平均100室前後と客室数も少なめ。希望の島やホテル、部屋の予約を取るために、欧米の旅行者は遅くとも半年前には予約して長期滞在するケースが多いのだとか。そこで日本から旅行する場合も、飛行機も含めて半年前までの予約が必須だといえます。 おすすめはタヒチ旅行を取り扱う旅行会社に希望を伝えてオリジナルの旅程を組んでもらうこと。個人で飛行機やホテルの予約をするなら、オプショナルツアーを取り扱う旅行会社で空港とホテル間の送迎を依頼することもできますよ。
タヒチ旅行を取り扱う旅行会社
搭乗時にはティアレの生花を配るおもてなし♪

(左上から時計回りに)美しいブルーの機体、エコノミークラス、搭乗時にティアレの生花をプレゼント、機内食はタヒチアンドレスでサービス ※すべて©エア タヒチ ヌイ
タヒチを本拠地とする航空会社エア タヒチ ヌイは、アジアでは唯一日本からのみタヒチへの直行便を運航しています(現在は運休中。2023年10月末より再開)。 機体はタヒチの海と空をイメージしたブルーグラデーションと優美なタトゥーのモチーフ、そしてタヒチの国花ティアレのイラストが目を引くタヒチアン・ドリームライナー。シートはビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラスです。 成田空港からの搭乗時、機内ではタヒチアンミュージックが流れ、一人ひとりにティアレの生花が配られます。また食事はポリネシアンフレンチ料理を、色とりどりのタヒチアンドレス・タヒチアンシャツに着替えたキャビンクルーがサービスしてくれるなど、機内に足を踏み入れた瞬間から搭乗中もタヒチを体感できるおもてなしが用意されています。
海も山も町歩きも文化体験も。タヒチにはさまざまな楽しみがあります

(左から時計回りに)静かな時間が流れるボラボラ島 ©Jeremy Austiin、タヒチ伝統の布地パレオ ©Tumata Vairaaroa、温かいおもてなしも魅力のひとつ ©Grégoire Le Bacon
いかがでしたか? 直行便が再開する10月末、緑が色濃くなり、海はさらに蒼く、花々が咲き誇るより南国らしいシーズンを迎えるタヒチへ行ってみませんか。 水上バンガローといえばモルディブのイメージもありますが、タヒチは日本から直行便で行けること、ホテルリゾート以外でも町歩きやレストランでの食事が楽しめること、おもてなしの精神にあふれる陽気なタヒチの人々との交流を楽しんだり、タヒチアンダンスなどの伝統的な文化に触れられるなど、多彩な魅力にあふれています。一度行ったらまた帰りたくなる、地上の楽園・タヒチをぜひ体感してみてください。

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