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2023.02.21
ていねいに作られた洋菓子がゆっくりとした時間を彩る、名古屋・高岳の「slow本店」
名古屋の繁華街、栄からも近い住宅街にある「slow本店」。ていねいに作られたシンプルなケーキをとりそろえ、長く愛される街のケーキ屋さんを目指しています。おいしさとやさしくかわいらしいフォルムを兼ね備えたお菓子が多くの人に親しまれ、開店を待つ人が行列になることも。プチガトーや焼菓子など魅力的なお菓子がいっぱいのお店をのぞいてみませんか。
ゆっくりとした時を彩るお菓子を

プチガトーが並ぶショーケースと焼菓子が置かれた棚が向かい合う
名古屋のランドマーク、中部電力MIRAI TOWERがそびえる久屋大通公園から、歩いて約10分。住宅街に建つビルの1階にあるのが「slow本店」です。25年間洋菓子店の経営に携わり、国内外でスイーツのプロデュースも手がけたオーナーが2018年にオープンしました。お菓子を作る喜びを見つめ直し、ゆっくりとした時を彩るお菓子を届けたいと思い、「slow」と名付けたそうです。地域に根付いて長く愛される街のケーキ屋さんを目指し、お菓子を通してお客様を元気にしたいという思いと親しみのある接客を大切にしています。

ショーケースには人気のプチガトーやホールケーキがずらり
どこか懐かしさを感じる洋菓子

生地とクリームにはきび糖を使い、やさしい甘さに。いちごとルビーチョコのショートケーキ(680円)
こちらで販売するのはフランス菓子ではなく、ていねいに作られたシンプルな洋菓子。流行にとらわれずどこか懐かしさも感じる、ショートケーキやチーズケーキ、モンブランなどが並んでいます。ほうじ茶、きび糖など良質の国産の素材とフランス産の食材を用いながら、余韻や余情が感じられるお菓子作りを心がけています。

焦がしキャラメルのシュークリームがのった苺のタルト(700円)は、3月中旬までの販売
プチガトーはやさしくかわいらしいフォルムが特徴で、ラインナップは素材や季節によってさまざま。イチゴのおいしい季節にはキャラメルのシュークリームがのったタルトや、ロールケーキ、ミルフィーユなどがショーケースを彩ります。生地やクリームなど基本のおいしさはもちろん、イチゴに甘酸っぱいルビーチョコをあわせるといったアイデアも魅力です。
ユニークな形のシュークリームやひと口サイズのカヌレ

シュークリーム、左からほうじ茶(420円)、オリジナル(290円)
プチガトーのほか、シュークリームやカヌレもファンが多い商品。シュークリームは種類豊富で、定番のオリジナルやキャラメルのほか、ほうじ茶やチョコ、トリュフなどが不定期で登場し、常時6種類ほどがそろいます。それぞれに形が異なり遊び心を感じるシュー生地。カスタードが多めのクリームを、注文後に詰めてくれますよ。 カヌレはかわいいひと口サイズで、きび糖と黒糖の2種類。黒糖の方が少ししっかりした甘さなので、食べ比べてみるのもいいですね。できたては外側がカリッと香ばしく、日を追うごとに少しずつ変わる食感も楽しみです。

ギフトとして注文する人も多いカヌレ(1個110円、10個箱入り1330円)
テイクアウトのみでイートインはできませんが、お店から歩いて5分ほどのスペシャルティコーヒーロースター「TRUNK COFFEE(トランクコーヒー)」に持ち込んで頂くことができます。ケーキを購入する際に声をかけてから向かい、ドリンクを注文してくださいね。
本店の近くには焼菓子を中心とした別店舗も

シンプルでこぢんまりとした焼菓子店
「slow本店」から歩いて5分ほどの場所には、焼菓子を中心とした「slow焼菓子店」があります。こちらでは、なめらかな口どけのチーズケーキや香り豊かなブランデーケーキ、キャロットケーキやチーズパイなどの焼菓子が豊富です。本店とは異なるラインナップなので、こちらにも立ち寄ってみてくださいね。 何気ない日常を特別なひとときにしてくれる「slow」のお菓子。ゆっくりと味わいながら、心豊かな時間を過ごしてみませんか。

低温で焼いているので、ベイクドなのにレアのような口どけのチーズケーキ。プレーン(1カット400円、ホール1900円)、ブルーチーズ(1カット550円、ホール2500円)
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豊野 貴子 撮影:山本 章貴
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