26席限定の特別車両は“懐かしいホテル”のような空間

大月駅から河口湖駅を結ぶ3両編成の「富士山ビュー特急」。 こちらの列車は、1号車が全席指定の特別車両、2・3号車が自由席車両となっています。 26席限定の特別車両は、アンティーク調の円卓やゆったりとしたソファ席など、列車というよりもどこか懐かしいホテルやレストランのような空間。 コーヒーや紅茶のウェルカムドリンクをいただきながら、のんびりくつろいで列車の旅を楽しむことができます。

特別車両の円卓やソファは、木を活かした温もりのある内装

自由席車両も車両ごとにシートの柄がちがっていたり、ブラインドがすだれになっていたりと、細部にまで乗客がくつろげるよう、心づかいが込められたデザイン。 座席やデッキの壁など車内外のあちこちに散りばめられた、富士山をモチーフにした装飾も目を楽しませてくれます。

大きな窓から見える富士山はまるで絵画のよう

思わずため息が出てしまうほど美しい、車窓からの景色

標高358mの大月駅を出発したら、標高857mの河口湖駅までは約45分ほど。 一駅近づくごとに、のどかな風景の合間から、少しずつ富士山が顔をのぞかせます。 富士急行線随一のビューポイントでは、“富士山ビュー”の名前の通り、大きな車窓いっぱいに富士山が。ここでは速度を落としてゆっくり走行してくれますよ。 額縁を模した木の窓枠から眺める富士山は、あたかも一枚の絵画のような美しさです。

パティシェ特製のスイーツで贅沢なティータイムも

お重に入ったスイーツたち。コーヒーや紅茶と一緒にどうぞ（画像は2017年春のスイーツ）

特別車両の土休日限定「スイーツプラン」設定列車（3往復中2往復）では、「ハイランドリゾートホテル&スパ」のシェフパティシェによる本格スイーツを味わうことができます。 重箱の中に入ったこのスイーツたちには、玉手箱のふたを開けるようなワクワク感を味わってほしいという思いが込められているそう。 スイーツメニューは季節によって替わるので、乗車するときにどんなスイーツが登場するのか楽しみですね。

「富士山ビュー特急」のご予約はこちらから

首都圏最大級80万株の芝桜が咲き誇る「富士芝桜まつり」

河口湖駅に到着したら、ぜひ足をのばしたいのが「富士芝桜まつり」。 残雪が美しい富士山と、一面をピンクに染める首都圏最大級の80万株の芝桜の競演を楽しむことができますよ。

入浴料は100円。プラス100円でタオルも販売

ほっと一息つきたいときは、「展望足湯」がおすすめ。 足湯につかりながら、富士山と芝桜が織りなす絶景を眺めれば、心も体もすっきりほぐれます。 また、会場では富士山周辺の各種グルメが集結した「富士山うまいものフェスタ」も開催中。 甲州ぶどうを使用したワインのほか、「甲州とりもつ煮」や「富士宮やきそば」なども出店していますよ。

桔梗信玄餅ソフトなど、ここでしか味わえないメニューも

「富士芝桜まつり」会場までは、河口湖駅からの直行バスが便利。 さらに、首都圏の主要駅や羽田空港から河口湖駅までの直通バスのほか、期間中は会場直通の高速バスも運行しています。 芝桜以外にも「ムスカリ」「アネモネ」「クリンソウ」等、期間を通じて様々な花を楽しめます。GWは「富士山ビュー特急」に乗って、富士山のふもとへおでかけしてみませんか？

＜乗車ガイド＞ [料金] ・スイーツプラン設定列車：4000円（運賃、特急料金等込） ※スイーツプラン設定列車は富士急トラベルホームページや電話から予約販売。利用日の3日前に予約受付終了。 TEL：0555-22-8877（9:00～18:00 月‐金） ・通常列車：自由席車両は、運賃＋特急料金（400円）で乗車可能。全席指定の特別車両料金は、運賃＋特急料金（400円）＋特別車両料金（900円）で乗車可能。 ※通常車両は富士急行線ホームページや電話から予約販売。利用日の前日に予約受付終了。 TEL：0555-73-8181（7:30～20:00） 予約ホームページ：http://www.fujikyu-railway.jp/fujisan-view-express/reserve/ [運行区間] 大月～河口湖間を、平日2往復、土休日3往復運行。 ※運行スケジュールはホームページにて要確認。 [運行日] 毎日運行。スイーツプラン設定列車は土休日運行。 ※月に一日程度、車両整備のため代替車両での運行。 [問い合わせ先] TEL：0555-22-7133（富士急行株式会社 富士急行線 富士山駅） ※こちらの情報は2017年のものに更新されております