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2023.04.16
【会津1泊2日】レトロな蔵や洋館さんぽ、大正ロマンの香り漂うカフェへ。宿場町の雰囲気が残る大内宿にも立ち寄って
東京駅から約3時間で訪れることができる城下町・会津。昔ながらの蔵や洋館が建ち並ぶレトロな七日町通りをおさんぽしながら、郷土料理やカフェ、会津木綿の雑貨に出会ったり、まるで江戸時代のような景色が広がる大内宿に立ち寄るのもおすすめです。 こちらの記事では「ことりっぷ会津・磐梯」「ことりっぷWEB」で紹介したスポットの中から、会津への小さな旅にぴったりのおすすめプランをご紹介します。会津をめぐる際は参考にしてくださいね。
【1日目】江戸時代の旅人気分で「大内宿」を散策
お昼は「三澤屋」で、大内宿名物のねぎで食べるそばを
黒漆喰の蔵の風格あるたたずまいに見とれる「福西本店」
大正ロマンの香り漂うカフェ「あいづ浪漫亭しおぐら」
会津若松の奥座敷・風情あふれる「東山温泉」でお泊まり
【2日目】幕末の激動の時代に散った白虎隊の足跡をたどって
幕府が大政奉還したあとも、最後まで幕府への節義を守り通そうとした会津藩。そこには白虎隊の自刃という悲劇がありました。 あかべぇバス停飯盛山下からすぐの「飯盛山」は、敗走した白虎隊の少年たちがたどり着き、煙に包まれる鶴ヶ城を見て自刃した悲劇の場所です。 ふもとからはスロープコンベアを使い、5分ほどで上ることができます。隊士の墓には花や線香が今も絶えることなく供えられています。
白虎隊士自刃の地。戸ノ口の戦いで敗走してきた白虎隊。武士の誇りを保つために自刃した隊士たちは、まだ16〜17歳でした。
飯盛山
イイモリヤマ
昔ながらの蔵や洋館が建ち並ぶ、レトロな「七日町通り」をおさんぽ
城下町・会津若松の楽しみといえばレトロな風情の街歩き。 七日町駅からスタートして、情緒ある七日町通りを歩けば、会津の歴史や文化と、あたたかい人情に出会えそうです。
強度もしっかりした「桐屋紙器」の会津木綿ティッシュボックス2420円
会津若松市湊町の郷土料理・豆腐もちが味わえるカフェ「なぬか町茶房 結」の豆腐もち御膳935円
散策途中にちょっと立ち寄って「菓子司 熊野屋 七日町店」で和スイーツをつまみ食い
味は全5種類。生クリームどら焼1個170円
JR七日町駅からすぐの「菓子司 熊野屋 七日町店」は、1887(明治20)年創業の和菓子店。おだんごやまんじゅうなど、昔ながらの手作り和菓子が並びます。 一枚一枚手焼きしたふわふわの生地に、甘さを抑えた生クリームと、上質のつぶ餡をたっぷり挟んだ生どら焼も人気です。
地元の人から親しまれてきた、四代続く老舗
菓子司 熊野屋 七日町店
カシツカサクマノヤナヌカマチテン
縁起のいい起き上がり小法師の絵付けを体験
高さ3cmほどの小さな法師は愛くるしい表情。倒してもまた起きる姿は忍耐強さを表している
長い歴史がある会津には、古くから受け継がれてきたいろいろな伝統工芸品があります。 旅の記念に、職人の技に挑戦してみませんか? 倒してもまた起き上がる様子がかわいらしく、縁起物とされる起き上がり小法師(こぼし)。会津地方では毎年1月10日の「十日市」の縁日に、家族の人数よりひとつ多く購入して、一年中神棚に飾るのが習わしです。 昔ながらの手作業で作る「山田民芸工房」では、絵付け体験もできます。3日前までに予約を。
和紙を貼り合わせて白い顔料が塗られた原型に赤色で衣を描く
細い筆で目や口、襟を描く。目が表情の決め手になる
山田民芸工房
ヤマダミンゲイコウボウ
商家のにぎわいと大正浪漫を感じる「澁川問屋」の建物探訪
藩政時代には会津の西の玄関口だった七日町通り。昔ながらの蔵や洋館が点在する通りの中でも、ひときわ存在感のある重厚な建物が「澁川問屋」です。
格子の美しさが目を引く建物ののれんをくぐれば、そこは大正の香りが漂う空間。明治初期から昭和40年代まで“会津一”の海産物問屋として繁栄した「澁川商店」は、現在はその建物を利用して郷土料理の名店に生まれ変わりました。
人気の祭り御膳「亀」3300円は郷土料理12品のコース。コースにつく奥会津牛ステーキも評判
囲炉裏のある大漁の間。当時の売付帳も残る
澁川商店の帳場蔵などがそのまま食事処として使われている食事処。おすすめはニシンの山椒漬や棒タラ煮、こづゆなどが味わえる会津の郷土料理。華やかな器もみごとです。 営業時間:11:00〜20:00 休業日:無休
イギリスのアンティークのステンドグラスも飾られた店内
手間暇かけた郷土料理を堪能したあとは、趣が異なるレトロな雰囲気の「喫茶開化」へ。ゆっくり過ごせば、会津の文化を身近に感じられそう。
ひと口まんじゅうと、単一品種のスペシャルティコーヒーなどドリンクがつくカフェセットは880円
「喫茶開化」は洋風のロマネスク調カフェ。注文してから揚げる会津名物の揚げまんじゅうを、フレンチプレスで淹れた日替わりコーヒーや、静岡の和紅茶で味わうことができます。 営業時間:11:00〜16:30 休業日:無休
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