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2023.06.12
鎌倉・長谷のアジサイさんぽ♪由比ガ浜を見渡す高台のあじさい路と古民家カフェ巡り
花の寺として親しまれている鎌倉・長谷にある長谷寺の6月はアジサイが彩ります。長谷の街と海を見渡す斜面に色とりどりのアジサイが咲き揃い、長谷ののどかな風景と一緒に楽しめます。この季節限定の御朱印も見逃せませんよ。アジサイを鑑賞した後はこの時期だけのスイーツやドリンクが用意された路地裏の古民家カフェを訪ねるのも楽しいひと時に。アジサイづくしの長谷の街の散策を楽しんではいかがでしょうか。
40種類2500株ものアジサイが境内にあふれる「長谷寺」
店内からの眺望抜群のお寺のレストラン「海光庵」
路地裏の古民家で竹籠のヴィーガンランチ「COTONOHA」
アジサイ色のかわいいスイーツでほっと一息「café recette 鎌倉」
じっくり味わいたいチョコレートと和菓子のマリアージュ「カカオハナレ」
40種類2500株ものアジサイが境内にあふれる「長谷寺」
経蔵の裏の斜面に咲くアジサイ
長谷の観音様として古来より信仰を集める「長谷寺」は、一年を通して季節の花々が咲く花の寺としても知られています。観音山の斜面に沿うように本堂などが建てられ、一番奥の高台には眺望散策路が整備されています。6月になるとその一帯にアジサイが咲き青色やピンク、紫など色とりどりに山肌を染めます。
あじさい路からの由比ガ浜
眺望散策路は6月にあじさい路となり、アジサイと長谷の街、由比ガ浜を見渡す開放感いっぱいの散歩道となります。小鳥のさえずりが響き渡るなか、江ノ電のガタンゴトンという音も聞こえてくる長谷らしい風情も漂います。
「刺繡朱印・なごみ」(1000円)
アジサイが咲きはじめるとお寺の御朱印には「刺繡朱印」が仲間入り。刺繡をほどこした特別な御朱印で、「山門」と「なごみ」の2種類。どちらもアジサイのモチーフがあり華やかな印象です。
「なごみくじ」(500円)イチゴの形の「願い叶う守」(600円)「あじさい花網守」(700円)
本堂では御朱印のほかにいちごやてんとう虫をモチーフにしたお守りなどが種類豊富に揃い、きっとお気に入りが見つかります。この時期のおすすめは清々しい色合いの「あじさい花網守」。願い事が花開くようにとの願がかけられているのだそう。 境内で人気の和み地蔵さんも手のひらサイズのおみくじに。ご縁の赤いリボンを引っ張ると中からおみくじが出てきます。部屋に飾るとほっこりとした気分で過ごせそうですね。
「長谷寺」の記事はこちら
長谷寺
ハセデラ
https://www.hasedera.jp/
拝観料400円
アジサイの開花が5分咲きから見頃を終えるまで、あじさい路での鑑賞には「あじさい路入場券」(500円)が必要です。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
店内からの眺望抜群のお寺のレストラン「海光庵」

眺望のいい海光庵
あじさい路の出口付近にはお抹茶やお団子、お寺のオリジナルカレーなどが楽しめる「海光庵」があります。登り下りのある散策路を歩いた後はアジサイカラーの冷たいドリンクがおすすめです。すっきりとした味わいが渇いたのどを潤します。
ブルーまたはバイオレット「あじさいフィズ」(600円 ※ノンアルコール)期間限定
「海光庵」の記事はこちら
海光庵
カイコウアン
路地裏の古民家で竹籠のヴィーガンランチ「COTONOHA」
「紫陽花御前」(2500円)ドリンク付き
長谷寺でアジサイを鑑賞したあとは、路地を散歩しながら古民家レストラン「COTONOHA(コトノハ)」へ。昭和初期の日本家屋の風情を感じながら過ごせるお店で、6月のランチは涼やかな竹籠に入った「紫陽花御前」です。豆腐のカツなどすべての食材はヴィーガン対応、たっぷりの鎌倉野菜と豆乳プリンのデザート付きです。
鎌倉野菜のサラダはデザートのようなグラスサラダ
食後のドリンクはバタフライピーのハーブティー。レモンを入れるとあざやかな青色が紫色へと変わっていく色の変化も楽しんで。
バタフライピーのハーブティーはホット又はアイスから選択
「COTONOHA」の記事はこちら
COTONOHA
コトノハ
アジサイ色のかわいいスイーツでほっと一息「café recette 鎌倉」
「紫陽花フレンチトースト」(1320円)
お昼ごはんのあとは海辺に出て砂浜を散歩するのも気持ちがいいものです。由比ガ浜を極楽寺方面へと進んだ坂の下エリアには、高級食パンを使用したフレンチトーストが人気の「café recette 鎌倉」がたたずみます。このお店の6月は、通常の「姫様のフレンチトースト」の種類に「紫陽花フレンチトースト」が加わります。アジサイ色のゼリーをヨーグルトアイスと北海道ミルクジェラートにトッピング。
テイクアウト限定の「紫陽花かき氷」(390円)
夏の定番・かき氷もこの時期はさわやかなアジサイカラー。バタフライピーで手づくりするシロップは、淡い紫色と水色とのグラデーションが涼やかです。テイクアウト限定なので庭の木陰でイートインがおすすめですよ。

木陰が心地のいい洋館の瓦を敷き詰めた庭
「café recette 鎌倉」の記事はこちら
café recette 鎌倉
カフェ ルセット カマクラ
じっくり味わいたいチョコレートと和菓子のマリアージュ「カカオハナレ」
左上から時計回りに「抹茶バウムクーヘン」(2376円)「ハナレモナカ」(5個セット3024円)「ハナレモチあんバター」(5個セット1620円)
鎌倉の生チョコレートブランド「メゾンカカオ」が手掛ける「カカオハナレ」。抹茶や小豆あんなど和の素材にチョコレートを組み合わせたスイーツが自慢です。福岡八女産の上質な抹茶とホワイトチョコレートを使った「抹茶バウムクーヘン」や、コロンビア産のチョコレートクリームが上品な味わいの「ハナレモナカ」などギフトにも喜ばれる和スイーツが目白押し。
「紫陽花レモネード」(648円 ※期間限定)「ハナレの生どら焼き」(540円)「ハナレの生どら焼き 抹茶」(648円)
店頭のイートインでは玉露やほうじ茶などの日本茶と日替わりのお菓子とのセットがいただけるほか、色合いのきれいな「紫陽花レモネード」もぜひ味わいたいドリンクです。宮崎県産レモンと貴重なカカオビネガーを合わせたオリジナルドリンクで、ストローで混ぜると徐々に紫色へと変化。しっとりとした生地の「ハナレの生どら焼き」と一緒にぜひ味わって。
長谷の街のにぎわいを見ながら縁台でイートイン
「カカオハナレ」の記事はこちら
カカオハナレ
江戸時代から続く老舗の和菓子店でお土産さがし「力餅家」
風情あるレトロな店構え
長谷のアジサイ散歩でぜひ立ち寄りたい「力餅家」は、この場所で300年以上続く老舗の和菓子店。創業時から変わらない昔ながらの製法を受け継いで、今は9代目が暖簾を守ります。
「権五郎力餅」(750円/10個入り~)
できたてのお餅を甘さ控えめのきめ細やかなこし餡でくるむ「権五郎力餅」をはじめとして「求肥力餅」や「福面まんじゅう」は長谷の名物として親しまれています。
左から「あじさい」「早苗」(各280円)
上生菓子も季節ごとにいくつか並び、この時期はほんのりと色づいた花びらのような色合いの「あじさい」と、水を張った田んぼに植えた若い苗をイメージした「早苗」の2種類のきんとんがショーケースを彩ります。季節感いっぱいの和菓子をお土産にしてはいかがでしょうか。
おせんべいや飴玉など思わず手に取りたくなるお菓子も種類豊富
力餅家
チカラモチヤ
見て食べてとことん楽しむ長谷のアジサイさんぽ
長谷寺の良縁地蔵
アジサイの咲く時期の長谷はどのお店もこの時期だけの限定商品を用意しています。今回ご紹介したお店の限定品は、期間がお店によってまちまちです。SNSなどで確認してからお出かけくださいね。
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髙橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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