開拓農家の住まいだった古い小屋を再利用

おとぎ話に出てくるような、森の中の小さなお店

八ヶ岳の西麓に広がる自然豊かな人気の避暑地、長野県の茅野市蓼科。JR茅野駅からバスに揺られて約20分の広見バス停で下車し、そこから3分ほど歩いたところに建つ、古い山小屋のような建物が「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」です。 天井の低い木造りの小屋は、もともと開拓農家の住まいとして使われていたのだそう。建物の一部を増築し、少しずつ手を加えながら、今も大切に再利用されています。

入口でハーブ苗や種も販売

お店を主宰する萩尾エリ子さんは、アロマやハーブ関連の著書もある有名なハーバリストです。まだ日本でハーブが一般的ではなかった45年前に東京から蓼科に移住し、このお店をスタートさせました。

アロマオイルやハーブティー、手作りクラフトも

さわやかな香りに包まれながら、お買い物を楽しんで

店内にはドライハーブやアロマオイルのほか、オリジナルブレンドのハーブティーやルームコロン、フレグランス、手作りクラフトなどが所せましと並んでいます。 小さな空間はナチュラルなハーブの香りで満たされていて、そこにいるだけで頭がすっきりとして、気持ちが穏やかになりますよ。

ブレンドハーブティーは各691円

オリジナルブレンドのハーブティーは、ハーブの特性を生かしたさまざまなブレンドが種類豊富に揃っています。 「グッドスリープ」「リフレッシュ」「リラックス」など、目的別のハーブティーもあるので、ラベルの説明を読んで気分や体調に合ったものを選ぶのもよさそう。

（左上）各種ドライハーブ605円〜（左下）枕もとに置いて香りを楽しむ「ラベンダーバッグ」3080円（右上）ミントとラベンダーが入った「くるみのピンクッション」702円（右下）「香りの帽子」2970円。精油の瓶にさせばディフューザーに

ほかにも、ハーブウォーターやマッサージオイル、バスオイルなど、日々の暮らしに取り入れてみたい香りのアイテムがいっぱい♪　ポプリを詰めたハンドクラフトなどは、おみやげにしても喜ばれそうですね。

知識豊富なスタッフがアドバイス

ベルギーのプラナロム社の精油が豊富

お店ではメディカルアロマテラピーのための精油も取り扱っており、豊富な専門知識を持つスタッフに相談しながら、自分に合ったものを選ぶことができます。 好みの香りのオイルを選ぶのもいいですが、「眠りが浅い」「免疫力を上げたい」「集中力を高めたい」など、体調や目的を伝えれば、最適な精油とその使い方をアドバイスしてもらえますよ。 また、店内ではハーブやアロマテラピーをより深く学ぶための講座を開催しています。1講座から参加できるオンラインのレッスンもあるので、興味がある方はウェブサイトをチェックしてみてくださいね。

裏庭で摘んだハーブを窓辺で乾燥

いかがでしたか？ お店の裏には小さな庭が広がっていて、季節の野草やハーブを眺め、香りを楽しみながら散策することができます。お買い物の前後に、木漏れ日がふりそそぐガーデンをのんびりとおさんぽするのもおすすめですよ。