40
2023.09.17
横浜のお菓子屋さんから生まれたジュエリーのようなクロワッサン♪「ミセスパブロフベーカリー」
横浜港の開港当時、文明開化に沸いた歴史あるエリアにオープンしたクロワッサンの専門店「ミセスパブロフベーカリー」。シックな大理石のカウンターに並ぶクロワッサンはバリエーション豊かに24種類、フランス産発酵バターのほんのりとした香りも漂います。パリのエスプリを感じる素敵なお店をご紹介します。
美しいクロワッサンが並ぶ大理石のカウンター
みなとみらい線「元町・中華街駅」3番出口 徒歩約2分
明るいガラス張りの店内に朝焼きのクロワッサンが種類豊富に並ぶ「ミセスパブロフベーカリー」。生パウンドケーキが看板商品の「パティスリーパブロフ」の系列店で、そのすぐ隣りにお店を構えます。山下公園や中華街といった人気の観光地に近いエリアながらも、静かなこの一角はパリの裏通りのような雰囲気が漂い、パリの街角で買い物をするかのような気分にもなりますよ。

シンプルなショップの壁面には人気イラストレーター及川キーダ氏によるパリをイメージしたイラストが描かれている
異国情緒漂う横浜に登場した本場のクロワッサン
(手前)トラディショナルクロワッサン「プレーン」(346円)
クロワッサンはシンプルなプレーンタイプから、ランチにもなる食事系、ティータイムにカフェオレと一緒に楽しみたくなるスイーツ系まで24種類をラインナップ。フランス産発酵バターを贅沢に100%使い、外はパリッと中はしっとりとした食感です。
大理石のカウンターに整然と並ぶ「アーモンド香るトラディショナルクロワッサン」(378円)や「パン・オ・ショコラ」(432円)
手掛けるのは「パティスリーパブロフ」のパティシエ近藤康和氏です。フランスのパリ左岸にあるパティスリー「ジェラール・ミロ」ではシェフパティシエとして活躍した実力者で、パリコレでもスイーツを担当するなど本場での経験をもとに腕をふるいます。クロワッサンの専門店としてオープンさせるのに1年間かけて用意したのだそう。
心惹かれるキュートなフォルムとカラフルな色あい
「大納言とガナッシュクリームの粒餡バターサンド」(702円)
クロワッサンの語源といわれている三日月型のほかに、コロンとしたキューブ型や円形など意外性のある形も新鮮です。北海道産の大納言を使った粒餡や京都宇治の抹茶など和風の素材も取り入れ、キューブ型のシリーズはフランボアーズや白餡、抹茶などの素材でカラフルに彩ります。
(手前)「フランボアーズコンフィチュールとガナッシュクリームのキューブ」(540円)
パティスリー自慢のクリームをたっぷりまとって
スイーツ系のクロワッサンはショーケースで温度管理
ガラスのショーケースには、パティスリーさながらにスイーツのようなクロワッサンが品よく並びます。バニラ香るカスタードクリームをはさみ真っ白なシャンティークリームをリボンのように絞った「マダガスカル産バニーユカスタードクレーム シャンティークリームをまとって」は、2種類のまったりとしたクリームがハーモニーを奏でるスペシャリテ。シンプルな素材の美味しさをぜひ味わって。
質の良さを感じる「マダガスカル産バニーユカスタードクレーム シャンティークリームをまとって」(648円)
ほかにもキャラメルシャンティーや和栗のモンブランを優雅にまとったクロワッサンなどオリジナリティーにあふれ、つやつやの表面にピスタチオやストロベリーのチョコレートをかけた種類にも魅了されます。パティシエ近藤氏の高い技術はもちろんのこと、豊かなイマジネーションもいっぱい詰まったショーケース。見ていると心がときめきます。
クロワッサンの中にもそれぞれたっぷりのクリームが絞られている
具沢山でずっしりとしたクロワッサンをランチに
選ぶのが楽しい食事系の種類(520円~)
正面のカウンターには、平飼い卵の自家製エッグフィリングにベーコンを添えたクロワッサンなど食事系の種類が並びます。ドライトマトと生ハム、モッツァレラチーズの取り合わせにはバジルの香るクロワッサンを使うなど、具材のとり合わせに加えてクロワッサンの風味との相性にも配慮が行き届いています。
「粗挽きソーセージとアスパラガス ブロッコリー チェダーチーズを添えて」(702円)
横浜の風情を感じて味わう至福のひと時
こんがりと焼きあがったクロワッサンとパン・オ・ショコラ
テイクアウトのみなので、山下公園や港の見える丘公園、木々の生い茂る元町公園などこのエリアに点在する公園のベンチでいただくのもおすすめです。港町の風景を楽しみながらのんびり味わってくださいね。
ミセスパブロフベーカリー
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
髙橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
の人気記事


















































