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2024.03.27
風情ある神楽坂の路地へ♪古民家レストラン「HASABON」で楽しむ、フレンチと抹茶の出会い
江戸の風情を残す神楽坂は、路地を歩いてお店をめぐるのが楽しい街です。「小さなパリ」とも呼ばれ、フレンチレストランやビストロなどが多いことでも知られています。そんな神楽坂にあるフレンチレストラン「HASABON」は、路地を入ったところにある隠れ家のようなお店です。茶室まである古民家を改装した店内は、端正な美しさ。和を取り入れた華やかなフレンチを、ディナーだけでなくランチでもいただけます。食後には抹茶をいただいて、和と洋の出会いを楽しんでみてはいかがでしょう。
神楽坂の細い路地の奥に、隠れ家のようなお店が
和を取り入れたシェフの独創的なフレンチ
食後の締めくくりは、抹茶をいただく優雅な時間
ギャラリーも併設、茶室での茶道体験も
神楽坂の細い路地の奥に、隠れ家のようなお店が

何のお店か気になって、路地の奥に誘い込まれてしまう
和情緒あふれる街でありながら、フレンチレストランが多い神楽坂。路地をのぞきながら、お店を探して歩くのも楽しみです。「HASABON」は、そんな街でフランス料理だけでなく抹茶を中心とした和文化も楽しめるお店。場所は東京メトロ神楽坂駅から徒歩2分ほど。細い路地の奥に、黒塀の雰囲気あるお店がひっそりと隠れています。のれんを分けて入れば、吹き抜けの空間が広がり、一気に視界が開けます。

常寂光寺の梁など、古木なども上手に取り入れた温かみのある店内
和を取り入れたシェフの独創的なフレンチ

写真は本日のシェフランチのエゾ鹿のメイン料理と、香りの素晴らしいバラのお茶
ランチは水・木・土・日曜のみの予約制で、本日のシェフランチ3850円などがあります(ディナーは7700円~)。本日のシェフランチはスープ、サラダ、メイン1品、ストロガノフ、パン、お抹茶がつきます。和食も経験したシェフの料理は、和の要素を加えなるべく日本の食材を使ったフレンチです。メニューは季節により変わりますが、たとえばある日のランチのメイン料理は、くせがなくいただける北海道のエゾ鹿のロースト。付け合わせはゴボウとベーコン、奈良漬をハチミツと赤ワインで炊いたもの。奈良漬の熟成感がエゾ鹿との相性を高めています。 また、ワインのペアリングだけでなく、料理に合わせたティーペアリングがあるのもユニークです。料理に合わせた日本茶や紅茶などを、美しい器で提供してくれます。

少人数ならゆとりのあるカウンター席で
食後の締めくくりは、抹茶をいただく優雅な時間

カウンターなら、目の前でお点前を見ることができる
フランス料理の最後はコーヒーや紅茶をいただくのが定番ですが、抹茶で締めくくるのが「HASABON」流です。まずは好きな器を選びましょう。抹茶を点てて出してくれます。気軽に日本文化に親しむことができそうですね。

どれにしようか、迷うのも楽しい時間

茶道の心得もある小坂シェフ。カウンター席でスタッフと会話することも楽しみのひとつ

茶道の所作は、見ているだけでも心が落ち着くもの
ギャラリーも併設、茶室での茶道体験も

茶道体験は予約制で水・木・土・日曜の10:30~11:40。お抹茶、お菓子付きで3850円
店内には2階席を中心に、うつわなどが展示されています。眺めているだけでも、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。気に入れば購入することも可能です。 また、茶室では予約制で茶道体験も。講師にお点前の流れを教えてもらいながら、抹茶を点てる体験をすることができます。茶道は敷居が高い印象がありますが、体験はなごやかな雰囲気で、苦手なら正座を崩しても大丈夫。気軽に参加してみては。申し込みはお店まで。

店内にセンス良くディスプレイされた茶道具やうつわたち

感性も磨かれるひと時を過ごせそう
美しい空間で日本文化に触れながら、美味しい食事ができる「HASABON」。格子戸から光がもれる夜も神楽坂らしい風情ある雰囲気です。和洋の出会いを体験しに、出かけてみてはいかがでしょうか。

HASABON
ハサボン
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金村朝実(Any place) 写真:依田佳子
Writer
Any place 金村 朝実

元旅行ガイド編集者。アート、文学、高級リゾートが得意。世界一周トラベラーにして無類の羊好き。
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