「おいしい・かわいい・たのしい・素材へのこだわり」がモットー

1階の店舗にはパイとタルトのほか、ベーグルやクッキーなども並ぶ

札幌駅のおとなり、JR桑園駅から徒歩13分。落ち着いた雰囲気の北円山エリアに「コレット」があります。 小さいころからお菓子作りやものづくりが得意だったというオーナーの園田都代乃さんが6年前にオープンしたお店で、おいしいものを追求していく中でパイとタルトの店として定着していったそう。 現在は本店のほか、手稲、札幌三越にも店を構え、情報誌のグルメランキングでも上位にあがるほどの人気店なんですよ。

パイやタルトにはイチゴなど旬のフルーツがのるものも

園田さんを含めたパティシエの皆さんが素材や食感にこだわり、見た目にも美しく、おいしい商品を次々に生み出していることが人気のヒミツです。 お店のモットーは「おいしい・かわいい・たのしい・素材へのこだわり」。園田さんは“作る側の自分たちも心が弾み、お客さんの記念日などに記憶に残る商品を提供していきたい”と話をしてくれました。

生地に使うバターと小麦、砂糖は北海道産

見た目も楽しい8カットのアソート（3000円～）は手みやげにおすすめ

店頭には、定番商品と季節限定品をあわせて、常時8～10種類のパイとタルトが並びます。生地に使う小麦、バター、砂糖はすべて北海道産。また、味のアクセントとしてフランス産ゲランドの塩も使用しているそうです。バターの風味が口の中に広がる生地は甘さ控えめで、上にのるフルーツや生クリームの味をひき立てます。 パイとタルトは種類の異なる8カットを組み合わせてアソートにすることもできますよ。

一番人気はフランス産のチョコを使用した「生チョコパイ」

3種のナッツが入っている「生チョコパイ」（420円）

「生チョコパイ」は大き目に砕いたナッツの歯ごたえが食べていて楽しく、フランス産の濃厚なチョコとさっぱりとした日高産の生クリームとの相性も絶妙です。 その他に、729層のパイ生地でつくる「アップルパイ」（370円）、「ルバーブのタルト」（360円）、「ティラミスタルト」（410円）、「アンガス牛のキッシュ」（440円）のほか、「いちごのタルト」（470円）などの季節限定商品を2～3種類ほど販売しています。5月から6月にかけては北海道産のアスパラと新タマネギを使ったキッシュもおすすめです。

2階のカフェでは食事メニューも

天井が高くやわらかな日射しが注がれるカフェスペース

白と黒を基調としたシックな雰囲気のカフェは、40席ほどのゆとりあるスペースが魅力。シングルベッドほどの奥行きがあるソファー席では、ゆったりとくつろぐことができます。パイやタルトのケーキセットのほか、食事メニューも楽しめるので、ランチに立ち寄るのもおすすめですよ。また、授乳室やベビーベッド、おむつを捨てることができるスペースもあるので、小さな子ども連れでも安心です。

ランチのおすすめは「キッシュプレートセット」

「キッシュプレートセット」1150円

「キッシュプレートセット」は、好みのキッシュ1つと、朝焼きベーグル、サラダ、スパイシーなレンズ豆の煮もの、ドリンクが付きます。写真は定番商品の「アンガス牛のキッシュ」。キッシュは季節限定商品を含めて2～3種類の中から選ぶことができます。サラダには有機野菜を使うなど、良い素材だけを選んで仕入れをしているので、雑味のない本当のおいしさ。 他に「ベーグルサンドセット」（890円）もありますよ。

細かなところにまで心遣いが行き届いている「コレット」。気軽に楽しめる商品やメニューの中に真摯な姿勢で向き合うパティシエの情熱が見え隠れしています。普段使いはもちろん、ちょっとした記念日に利用するのもおすすめですよ。