2024.08.27

東京都

大切なうつわにもう一度命を吹き込んで。金継ぎを体験できるスポット3選

いつの間にか欠けてしまったり、うっかり落としてしまったりした大切なうつわ。直して使い続けられたらうれしいですね。そんなときの救世主が、茶の湯が始まった室町時代に生まれたといわれる修繕の技術「金継ぎ」。もとに戻すだけでなく、思い出深い一品として蘇るのも魅力です。今回はそんな金継ぎを気軽に体験できるスポットをご紹介します。

Contents

【神奈川】温かな古民家で思い出の器を直せる「蕾の家」
【東京】気軽な体験から本格的な教室まで♪「つぐつぐ」
【兵庫】おうちでも気軽にできる手法を習える「てしごと日日」

【神奈川】温かな古民家で思い出の器を直せる「蕾の家」

江ノ電・由比ガ浜駅近く、赤い屋根が目印の古民家

「日本に古くから伝わる文化や自然を共有しながら残していきたい」との思いから十数年前にオープンした「蕾の家（つぼみのいえ）」。金継ぎや書道、なげいれ、和菓子、料理、ヨガ、薬膳などさまざまな教室やワークショップを開催しています。

子どものお食い初めに使った器など、大切な記憶が刻まれた器を持参する人も多い

金継ぎのワークショップは、本漆と自然素材のみを使い、5回ほどで完成する「本格金継ぎ」と、かぶれにくい「新うるし」も使えて2〜5回で基本を習える「お手軽金継ぎ」の2種（いずれも完全予約制）。どちらも3点程度、まとめて金継ぎが可能なので、割れや欠けができても捨てられない大切な器が家にいくつもある…という人にもぴったりです。

蕾の家

ツボミノイエ

神奈川県鎌倉市長谷2-4-2

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0467-23-6339

講座により異なる

https://www.viajes-jp.com/

https://www.instagram.com/tubomihouse

https://www.viajes-jp.com/schedule.html
（ワークショップ開講スケジュール）

【東京】気軽な体験から本格的な教室まで♪「つぐつぐ」

立ち寄りやすい大通り沿いにある浅草店。金継ぎした器の販売もしている

割れたり欠けたりした器を、天然素材でくっつけたり欠けを埋めたりして最後に金粉をまく「金継ぎ」。できる限り元通りにすることを目指す西洋の修復とは異なり、修復した部分をわざと残し、アートのように楽しむという日本独自の文化です。

“おうち金継ぎ”ができるキット（右下）も販売

そんな金継ぎを気軽に楽しめるのが「つぐつぐ」。本来は5〜10回、数か月ほどの期間がかかりますが、こちらではすべての工程を体験できる「本格金継ぎ教室」と、最後だけ体験できる「1日完結ワークショップ」があります。さまざまな色での修復や、漆が使えない人のための材料も用意されているので、希望や予定に合わせて参加できます。

記事はこちらから

つぐつぐ浅草店（2号店）

ツグツグアサクサテンニゴウテン

東京都台東区雷門1-1-2

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03-5246-3476

木〜日曜10:00～18:00、火曜10:00～13:00※金継ぎ教室は火・木〜日曜10:00〜／14:00〜、火曜19:00〜

月・水曜

https://kintsugi-girl.com/

https://www.instagram.com/tsugutsugu_kintsugi/

【兵庫】おうちでも気軽にできる手法を習える「てしごと日日」

のどかな田園風景が広がる兵庫県中南部で、毎日の暮らしに寄り添う雑貨や洋服、器などの展示や販売を行っている小さなお店「てしごと日日（にちにち）」。不定期で金継ぎのワークショップを開催しています。こちらのワークショップは新うるしを使った初心者向けで、1日で完結。おうちで自分でもできるようになります。軽食やデザートがつくのもうれしいポイントです。

てしごと日日

テシゴトニチニチ

兵庫県加古郡稲美町国岡550-13

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090-8524-1144

11:00〜17:00

不定休

https://www.instagram.com/nichi_nichi2121/

いかがでしたか？今回は、過去に「ことりっぷweb」で紹介した中から、金継ぎを体験できるスポットをまとめてご紹介しました。営業時間や定休日などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。