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2024.12.01
旬の果物が主役♪ 奈良のフルーツパーラー「堀内果実園 奈良三条店」へ
奈良県南部、吉野の山々で6代にわたり果樹園を手がける「堀内果実園」。ならまちの三条通、カフェを併設する直営店では、自家農園や地元奈良を中心とした国内で栽培する旬の完熟果物を生かしたパフェや、スムージー、初夏から秋口にかけては奈良名物のかき氷などが味わえます。ドライフルーツ、コンフィチュール、柿の葉茶など、奈良みやげにぴったりなアイテムも豊富にそろいますよ。
120余年の歴史をもつ、くだもの農家
おしゃれなロゴマークが目印
1903(明治36)年、標高400mの自然豊かな山々に果樹園を開き、6代にわたってくだもの農家を営んできた「堀内果実園」。微生物の働きを生かした化学肥料不使用の土、ミツバチによる受粉など、自然の力を利用することで、農薬回数を極力減らした果樹栽培を行なっています。採れたてのフレッシュな果物ならではのおいしさを伝えたいと、東京、大阪、奈良に4件の直営店を展開しています。
ならまちのメインストリートへ
ガラス張りで入りやすい雰囲気
カフェを併設する直営店「奈良三条店」は、近鉄奈良駅から徒歩3分の好アクセス。小西さくら通り商店街を南へ、三条通との交差点を右折すればすぐです。この日は軒先に鮮やかなオレンジ色のたねなし柿が並んでいて、常連さんと思しき地元の方が、慣れた様子で「2個ちょうだい」と買って行かれました。
軒先に並ぶ柿。ビタミンカラーに元気をもらえそう
果物のカラフルな色彩が映えるよう、グレーを基調としたシンプルな空間
カウンター席のほか、ゆったり座れるテーブル席もある
季節の移ろいを告げる期間限定パフェ
「和栗モンブラン園」2480円
「くだもの狩り 果物園」シリーズは、微妙に異なる熟す時期を見極めながら、一玉一玉、一粒一粒収穫する、“旬”の果物をまるごと使ったパフェ。春の「いちご園」にはじまり、「さくらんぼ園」、「もも園」、「シャインマスカット園」など、季節の移ろいに合わせて主役が変わっていきます。今は秋限定の「和栗モンブラン園」がお目見え中。ギリシャヨーグルト、カシスソース、ラムレーズン、柿マリネ、バニラアイス、和栗アイスを重ねたグラスの上には、エスプーマミルクを合わせたモンブラン。和栗そのものを味わうような濃厚な風味に秋の深まりが感じられます。 秋にはほかに、「蜜いも園」、「柿あんみつ園」、「焼き柿園」、「焼きりんご園」などが登場します。
先にレジで注文して席につくスタイル
定番人気のフルーツサンド
大きめにカットした果物をたっぷりサンドした「フルーツサンド」990円
一年を通して味わえるフルーツサンドは、定番人気。果物の甘さが際立つように、クリームに入れる砂糖は控えめにしているそう。こっくりとした茶色の食パンは、黒糖パン。農園の土をイメージしているそうです。
「アサイー」1780円は遅めの朝食にもいい
おみやげにしたい、ドライフルーツ
ドライフルーツは軽くて日持ちするのも魅力
りんご、すいか、シャインマスカット、巨峰、温州みかんなど、ドライフルーツの種類も多彩。砂糖を足さず、果物自身がもつ甘さを生かしたやさしい味わいです。そのまま食べたり、ヨーグルトやグラノーラのトッピングにしたりするほか、アレンジも楽しめます。たとえば、セミドライ富有柿をクリームチーズと交互に重ね合わせて一晩おいたり、フリーズドライのいちじくをシーザーサラダと和えたりすると、簡単でおしゃれな一品に。
左から、「フリーズドライ いちご」1188円、「セミドライ 富有柿」864円、「フリーズドライ キウイ」1080円
「あんぽ柿」(大)486円。濃厚な風味ととろりとした食感のとりこになりそう
奈良の果物を使ったオリジナルサイダー
「奈良のくだものサイダー」各216円
オリジナルのサイダーは3種。いちごのなかでも糖度の高い「古都華」を使い、濃厚な甘さと炭酸のシュワッとしたきめ細かな泡が調和した「古都華サイダー」、堀内果実園で採れた富有柿をピューレにしてから作る、まろやかな甘みの「富有柿サイダー」、和梨の香りとみずみずしさが感じられる、さわやかな「完熟梨サイダー」です。
柿の葉茶はお家でのティータイムに
左から、「柿の葉茶 ティーバッグ(箱)」540円、「柿の葉茶(ティーバッグ袋タイプ)」1296円
専用の畑でていねいに育てた柿の葉を手摘みし、日本茶の製法で仕上げた柿の葉茶は、深蒸しタイプ、焙じタイプ、レモンブレンド、柿ブレンドなどバリエーションも豊富。ノンカフェインなので、寝る前にもおすすめです。
豊かな自然のなかで太陽の光をたっぷり浴びて育った果物のおいしさは格別です。大地の恵みを感じながら、麗しい季節の便りを楽しんでくださいね。
堀内果実園 奈良三条店
ホリウチカジツエン ナラサンジョウテン
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文:佐藤理菜子 写真:マツダナオキ
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