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2025.10.17
古いものに囲まれほっと一息。奥伊勢の古民家でのんびりスイーツ&読書タイム「CAFEめがね書房」
三重県大紀町は海と山、清流に囲まれた、奥伊勢の豊かな自然が残る町。熊野古道が残る場所もあり、太平洋に面したエリアから酪農が盛んな高原エリア、清流や茶畑が広がるエリアなど、それぞれに美しい風景が広がっています。今回訪ねるのは、そんな大紀町に残る古民家を改装して作り上げたブックカフェ。何十年も大切に使われている建物や家具、本に囲まれて、心落ち着く時間を過ごすことができますよ。
大紀町の静かな集落の中にあるブックカフェ
「CAFEめがね書房」は、古本が大好きという店主の染川さんが10年ほど前にはじめたお店。地元大紀町で、本好きが寛げる場所を作りたいと、築80年になる古い民家を改装。古い建物の間取りをそのまま活かし、使い込まれた椅子やテーブルなどを置き、本を並べ、ブックカフェを作り上げました。山村ののどかな土地にぽつんとあるお店なのですが、お店にはふらりとお客さんが立ち寄り、それぞれ思い思いの時を過ごしていきます。
靴を脱いで建物の中へ
ひとりでお店を切り盛りする店主の染川さん
ほっとくつろげる空間で手作り料理やデザートを
書斎のような席はひとりの時間を特別にしてくれそう
お店では日替わりの手作りデザートや焼き菓子があり、地元ロースタリーにオーダーしたオリジナルブレンドのコーヒーと共に楽しむことができます。食事もできるようにとトーストなどの軽食もあり、人気は自家製のチキンカレー。トマトがたっぷり入ったさっぱりとしたカレーは三重県産コシヒカリと古代米を土鍋で炊いたご飯やピクルスも添えられていて、とってもヘルシー。コーヒーともよく合いますよ。
「バターチキンカレー」(ドリンクセット1350円)
「ばくばくシャインマスカットパフェ」(1100円※季節限定)
スペシャルなデザートが楽しみたい人は季節のパフェがおすすめですよ。自家製のゼリーやシフォンケーキ、ソースなどを重ね、仕上げにかわいいクッキーが添えてあります。9・10月限定のシャインマスカットのパフェにはバクの形をしたクッキーが。春はイチゴ、秋はモンブランなど季節のパフェが登場します。
「ティラミスかき氷」(ひげめがねクッキー付き1200円※夏季限定)
好きなものを通して人とつながることができる場所
「CAFEめがね書房」では絵本の読み聞かせなどのイベントが行われたり、ギャラリースペースもあるので、作家さんの個展などが開かれることも。三重出身の作家さんの本や、ローカルな取り組みをしている出版社の書籍など、独自の視点で集めた本もいろいろあるので、きっと新しい出会いがあるはずですよ。
CAFEめがね書房
カフェメガネショボウ
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Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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