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2025.11.19
熱海さんぽで立ち寄りたい♪ おひとりさまにも心地よい和カフェで甘いごほうびを「常盤木羊羹店 茶房 陣」
観光客でにぎわう、熱海銀座商店街の一角。大正創業の老舗「常盤木羊羹店」に併設された「茶房 陣」は、ひとりでもゆったりとくつろげる隠れ家的なお店。宮大工が手がけた気品漂う店内で、伊豆山神社御用達の名物羊羹や大納言小豆をたっぷり使ったぜんざいなど、こだわりの和スイーツを楽しめます。熱海さんぽで疲れたら、ぜひ甘いごほうびを。
老舗の羊羹店が営む和カフェ

大正初期創業の「常盤木羊羹店」
「常盤木羊羹店(ときわぎようかんてん)」は、熱海の地で、のれんをかかげて100年以上続く老舗。初代・鶴吉さんの名前を冠した「鶴吉羊羹」は、地元の人や旅人に長く愛され、今では伊豆山神社の御用達の羊羹屋として知られるようになりました。 現在は、ひ孫の前澤龍也さんが四代目・鶴吉を襲名。伝統と革新を織り交ぜながら、姉の綾乃さんとともにお店を率いています。

熱海銀座商店街沿いに入り口を構える
女性ひとりでも入りやすい、シックで落ち着いた店内

カウンター席に飾られた季節の花が出迎えてくれる
一歩足を踏み入れると、そこは洗練された和モダン空間。にぎやかな商店街の喧騒を忘れさせてくれる、しっとりとした静けさが漂います。

ひとりでも、誰かと一緒でも。様々なシーンに合わせて楽しめるように、カウンター席とテーブル席を用意。熱海観光の合間に、ちょっぴり足を止めて、リフレッシュしたいときにぴったりです。
宮大工の匠の技に心躍る

建物は、宮大工が手がけたもの。ぱっと見では気付かない、粋な細工がそこかしこに散りばめられています。 カウンター席の上部に潜んでいるのは、イチョウの飾り。小さな意匠なので、目を凝らしてみてくださいね。


このほか、一枚板のカウンター席は、格子窓越しに通りを望む特等席。ひとり静かに腰を下ろし、行き交う人の気配を眺めながら、時間の流れに身をゆだねられます。

2種類の羊羹と、選べるドリンクを楽しめるセット

「鶴吉羊羹セット」抹茶(1980円)
初めてなら、まずは「鶴吉羊羹」とドリンクのセットを。熱海特産の柑橘「橙(だいだい)」を使った羊羹と、小豆の風味が上品な本練羊羹、2種類の羊羹を食べ比べできます。ドリンクは、抹茶・珈琲・紅茶から気分に合わせてどうぞ。


意外や意外、コーヒーにもベストマッチ
「鶴吉羊羹」は、品質にこだわり、使う材料を厳選。龍也さんが日々探求を重ね、食材の選び方から製法まで、細やかに調整しています。 鮮やかなオレンジ色の「橙羊羹」は、橙ピールを練り込んだフルーティーな味わい。そして、「本練羊羹」は、代々受け継がれる逸品。時間をかけてじっくり練り上げる「本練り」製法により、コクがある、澄んだ味わいに仕上げています。

おまけの羊羹は、季節によってフレーバーが変わる
冬はあったかぜんざいで温まろう

秋冬限定「北海道大納言おしるこセット」ほうじ茶と塩昆布付き(1980円)
そして「北海道大納言おしるこセット」は、秋冬限定のメニュー。こちらは、色艶のいい北海道産の大納言あずきをコトコト煮込んで、お豆本来の甘みを引き出しました。しっかり焼き目のついたお餅も入って、満足度バツグン。

「常盤木羊羹店」でとっておきのお土産探し

お腹も心も満たされたら、「常盤木羊羹店」に寄ってお土産探し。コンパクトな店内には、バリエーション豊かな羊羹がそろいます。迷うほどたくさんありますが、ご安心を。龍也さんをはじめ、お姉さんの綾乃さんやスタッフさんが、親身になっておすすめを教えてくれますよ。


「鶴吉羊羹」は、上品さと高級感あふれるパッケージも魅力。特別な人へのギフトにしても喜ばれます。 なじみの声に耳を傾けながら、少しずつ革新を続ける「常盤木羊羹店」。熱海をぶら~り、散策する際に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

常盤木羊羹店 茶房 陣
トキワギヨウカンテン サボウ ジン
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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