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2013.08.27
古民家カフェと着物のお店「花想容」で 和の文化に心ゆくまでひたる
大正11年築の古民家を利用した、カフェと着物のお店。中庭の美しい緑を眺めるカフェでくつろぎながら、気軽に着物と和の文化に触れることができる場所です。
庭の緑も心地よい古民家の空間
JR目白駅から徒歩7分ほどの住宅街にひっそり佇む古民家。控えめな看板に従って建物の脇を通り抜けると、緑豊かな中庭が見えてきました。その中庭に面した縁側が、呉服店+カフェ「花想容」の入り口です。 元華族の邸宅跡地に建てられた、風情ある日本家屋の姿にしばし見とれたあとは、中庭をのぞむカフェでひと休み。優しい甘さが絶品のあんみつとお抹茶(セット1000円)をいただきながら、静かで心地よい空間にひたっていると、そのまま時間を忘れてしまいそうになります。
気軽に着物の世界に触れられるお店
カフェスペースには着物の生地や帯、小物などが並んでおり、自由に見ることができます。呉服屋さんというと敷居が高く感じられますが、カフェでくつろぎながら気軽に着物に触れることができるのも、このお店の魅力です。 オーナーは絞り染め作家としても活躍する中野光太郎さん。着物が好きな人が集まれる場所をと、このお店を開きました。優美な店名は、「花を見て女性の姿を想う」という意味の漢詩からとられています。 主に扱うのは、普段着やちょっとしたお出かけに着る小紋と紬(※)。中野さん自身がつくる、独特で鮮やかな色合いが美しい絞り染めの生地をはじめ、厳選した着物や帯を揃えています。お値段は一式10〜20万円ほど。コーディネートの相談にも乗ってくれるので、初心者でも安心です。 ※小紋(こもん)・・・着物全体に同じ細かな模様が入った着物。紬(つむぎ)・・・あらかじめ染めた糸を組み合わせて織り上げていく着物。
着付け教室やお茶会も人気
「花想容」を着物の世界への入り口にしてほしいと語る中野さん。お店では着付け教室も開いており、少人数で楽しみながら着付けを習うことができます(らくらく10回コース3万円)。また月に1度は、和室でお抹茶を楽しめる「小さなお茶会」も開催(お菓子付き1000円)。着物でも洋服でも、誰でも参加することができます。 他に小物市や企画展なども随時開催されているので、ホームページをチェックして出かけてみてください。
花想容
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