ビル最上階にある、開放的な空間のビアビストロ

アパレルブランド「BEAMS」のショップを設計したデザイナーが内装を手がける

吉祥寺駅南口から歩いて1分足らず。7階建てビルの最上階に「クラフト&ロマンス」があります。 ここは職人による窯焼きピザやイタリアンベースのアンティパストと共に、樽生クラフトビールを楽しめるビアビストロ。夕日のようなオレンジの照明が灯る店内には、大理石を用いたカウンターや革張りのチェアがあり、ホテルのバーラウンジのような雰囲気です。

晴れた日は町を望めるテラス席で

創作イタリアンと一緒にクラフトビールを堪能して

TAPがずらりと並ぶ

クラフトビールは、小規模な醸造所で職人が作るビールのこと。原料選びから造り方まで職人によってさまざまなため、見ためや味わいのバリエーションを楽しめるのが、クラフトビールの醍醐味です。 ここでは全31種の国内外のクラフトビールを、樽から注ぎたての“生”で味わえます。また料理にも力を入れており、石窯で焼き上げるピザなどイタリアンベースのメニューがそろいます。ビールとあわせてつまめる、小さめなポーションも嬉しいところ。

クラフトビールの王道IPAと共に人気のマルゲリータをつまんで

IPA「T.Y.Harbor」と「CRAFT & Romance (マルゲリータ)」（960円）

スタッフにおすすめのものを教えてもらいながら、多種多様なクラフトビールと料理のマリアージュを堪能しましょう。 IPA（インディア・ペール・エール）は、かつてイギリスからインドにビールを運ぶ際、腐敗を防ぐためにホップを多めに使用して造ったもの。そのため苦みがあるキレのいい飲み口で、ビールが好きな人にはぜひオーダーしてほしい種類です。 ホップのしっかりした味が特徴のIPAには、店自慢のマルゲリータをどうぞ。ピザソースがトマトの赤色でなく黒色なのは、ビールに合うイカ墨を使用しているからだとか。パリッと焼かれた薄めの生地が食べやすく、ビールも進みます。

爽やかな酸味のサワーエールには、新鮮なシーザーサラダを

サワーエール「Sour of love～ホッピーゴーゼ～」と「ケールのシーザーサラダ」（1150円）

サワーエールは酸味が強く、軽めの飲み口が特徴。ヨーグルトのようなさっぱりとした味で、夏にぴったりです。 さらりと飲めるサワーエールには、フレッシュなケールときのこ、ベーコンに2種のチーズをかけたシーザーサラダが相性ばつぐん。ビールの酸味とケールのかすかな苦みが絶妙にマッチします。サラダはハーフ（670円）でも注文できるので、ちょっと野菜をつまみたいときにもいいですね。

軽めのホワイトビールには、旨みたっぷりのアヒージョを

ホワイトビール「ビアへるんヴァンツェン」と「海老とホタテとカブのクリームアヒージョ」（680円）

ホワイトビールは小麦を原料に使用した乳白色のビール。オレンジピールとコリアンダーを加えた華やかな味で、シャンパン感覚で楽しめます。 フルーティーなホワイトビールには、海鮮のクリームアヒージョはいかが？ 海老や帆立の旨みが凝縮したソースは、フォカッチャなど3種の自家製パンをつけて余すことなくいただきましょう。

お気に入りはどれ？ いろいろ飲み比べてみて

150mlグラスに3種の好みのビールを選べるテイスティングセット（1050円）

複数種のクラフトビールを、ちょっとずつ飲み比べしたいときは「テイスティングセット」がおすすめ。好みの味や共にオーダーしたい料理をスタッフに伝えれば、きっと好みのものに出あえますよ。 クラフトビールは随時銘柄が入れ替わるので、訪れるたびに新しいビールを楽しめます。また樽生のサイダー（リンゴのお酒）や70種以上のワインもあり、つい飲みすぎてしまいそう。 暑～い季節、至福のひと時を「クラフト&ロマンス」で過ごしませんか？