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2013.09.24
東京・銀座の「鳩居堂」でオトナ女子のたしなみグッズをお買いもの
和文具&雑貨の老舗「鳩居堂」にやってきました。そのルーツは1180年にまで遡るといいます。店内にはそんな老舗ならではの技術を生かした上質なアイテムがいっぱいです。
女性向けの商品に魅せられます
東京メトロ銀座駅からすぐ。銀座4丁目交差点に明治時代から店を構える「鳩居堂」は、お香、書画用品、和紙製品を扱うお店です。 お香や和紙製品と聞くと、ちょっと渋めかな…と思う人もいるかもしれませんが、扱っている商品はかわいらしい女性向けのものがたくさん。店内には色とりどりの絵葉書や便箋、封筒などがズラリと並んでいます。 季節ごとにラインナップが替わる商品は、専門のデザイナーさんが担当されているそうです。
1663年に京都で薬種商としてスタートした鳩居堂。最近では、アロマキャンドルやアロマオイルといった商品もお目見えしています。 若い女性も手に取りやすいようにパッケージもこだわっているそうで、パステルカラーのアロマキャンドルは、プレゼントにも喜ばれそうなかわいさです♪ お香も種類豊富で、今風のスイートオレンジやバラなどもありました。1箱630円~とお手頃なので気軽に購入できるのがうれしいところ。
最近のおすすめラインナップは?
数ある商品の中から、販売員さんに最近のおすすめ商品を教えていただきました。 一番売り上げがあるのは「絵葉書」。 その中でも特におすすめなのが、創業350周年を記念して作られた歌舞伎十八番の登場人物柄だそう。 鮮やかで豪華な1枚です。 また、お店の入口に飾られている鳩のブロンズ像や、東京の新名所・スカイツリー柄など、東京ならではの柄も人気で、おみやげに買っていく人が多いそうです。
京都のかばんメーカー「一澤信三郎帆布」とのコラボレーション商品も発見。 「おけいこバック」というネーミングですが、落ち着いた色合いなので、日常のお出かけにも役立ちそう。 ボディと取手の色が違うのはここでしか買えないそうなので、ぜひチェックを♪
伝統を守りながら、現代にフィットする商品を提案し続ける
「鳩居堂」が歴史を重ねる中で大切にしてきたもの。それは「店は先祖そして世間からの借り物、預かり物である」という考え。 引き継いできた伝統や製法を自分のものだとは思わず、謙虚な気持ちで商売に励むことを心がけてきたそうです。ステキですね。 さらに、お客さんの声をしっかりと聞くことも重要だとか。 これまでも「こんな柄の絵ハガキがほしい」「お香は短い方が使いやすい」などの意見を取り入れ、商品化に生かしてきたそうです。 老舗だけど、奢らない。“お店はお客様のもの”。 その精神が350年もの歴史を支えているんですね。 進化を続ける銀座のなかで、歴史を重ねながらたたずむ老舗店。 大人の女性のたしなみとして揃えておきたいものを買いに、足を運んでみませんか?
東京鳩居堂 銀座本店
トウキョウキュウキョドウ ギンザホンテン
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