
42
2013.09.26
ニュージーランドのパワースポット・カウリの森で巨木の神に出会う
ニュージーランドの北島に広がる太古の森、ワイポウア・フォレスト。固有種カウリの巨木が並ぶこの森には、日本の屋久杉の姉妹木であるニュージーランド最大の巨木「タネマフタ」がそびえています。
「森の神」と呼ばれるカウリの巨木

カウリとは、ニュージーランド固有種の巨木で、ナンヨウスギ科の常緑針葉樹のこと。かつての乱伐のせいで、現在は絶滅の危機にあることから、伐採が禁じられている貴重な木です。 オークランドから車で3時間ほどの原生林ワイポウア・カウリ森林保護区では、屋久島の縄文杉と姉妹木の提携を結んでいる巨木「タネマフタ(マオリ語で「森の神」の意)」を見ることができます。 タネマフタの樹高はなんと51m、幹の円周は13.8mで、現存するカウリの中で最も大きな木。この森には、ほかにも樹齢2000年といわれる国内最古の「テマツナヘレ(森の父)」や、4本が寄り添って立つ「フォーシスターズ」などの巨木が点在しており、現地ガイドの案内で、森の中を散策するウォーキングツアーに参加することができます。
月明かりに照らされた深い森で、大自然のエネルギーをチャージ

ワイポウアの森を歩くツアーの中でも、特におすすめしたいのが夕暮れから夜にかけて森を散策するナイトウォーク。真っ暗な森の中を歩いていると、遠くで野生のキーウィの鳴き声が聞こえることも。 月明かりに照らされた巨木の前で、先住民マオリのガイドがマオリ語で歌うハイライトシーンは、まさに荘厳のひとこと。静寂の森に響き渡る美しい歌声と神秘的な風景は、思わず涙がこぼれそうになるほど感動的な場面です。
Footprints Waipoua
フットプリンツ ワイポウア
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
小野沢啓子
たびレポ
の人気記事
の人気記事























