1854年創業のフランスの老舗です

「マリアージュ フレール」は、1854年にパリで創業した、紅茶専門店です。 日本で１号店となる銀座本店は、まるでパリにあるお店のようなシックで高級感漂う店構えで、入る前はちょっぴりドキドキします。 ２メートルはありそうな重厚な扉を引き、中へ入ると、まず出迎えてくれるのが、カラフルで可愛らしいティーポット。 マリアージュ フレールオリジナルデザインの茶器たちは、まるで工芸品のような美しさ。紅茶や緑茶、白茶など、飲むお茶の種類やシーンによって茶器も使い分けるのが、フランス流の楽しみ方なのです。職人による手づくりの吹きガラスティーポットやカラフルな鉄瓶ポットなど、140種類以上がそろっています。（参考「アール デコ 1930」2万8875円など）

世界約35カ国、約500種類以上のお茶がずらり

奥へ進むと、お茶の秤り売りコーナーがあり、壁際には膨大な数の紅茶缶が並んでいます。 アールグレイだけでも15種類以上の銘柄を揃えています。（参考「アールグレイ フレンチ ブルー」100g2205円など）。また、季節ごとに空輸便で届くプレミアムな味わいのダージリン（時価）、銀座本店15周年のこの年に発表された、カラメルとベリーフルーツ香る「パリギンザ」期間限定価格 100g2310円など、個性豊かな銘柄たちが販売されています。

優雅な気分が味える「サロン ド テ」

お目当ての「サロン ド テ」は、２階と３階です。２階はコロニアル調、３階はアールデコ調の内装でパリ本店の雰囲気を再現した洗練された空間。乙女心をくすぐる、とっても可愛らしいつくりです。

ギャルソンがおすすめのお茶を提案してくれます

「サロン ド テ」では、１階で扱っているお茶のほとんどを注文することができます。数が多すぎて迷っちゃう！ という人は、お茶を知り尽くしたギャルソンに、味わいや香りの好み、その日の気分などを伝えれば、ぴったりのお茶を選び出してもらえます。 写真は、マカロンやフィナンシエなど、伝統のフランス菓子の味をお茶で表現した、エリタージュ グルマン コレクションの新銘柄「クレープ アールグレイ」945円。バニラの甘い香りとフランベしたような香ばしさ、フレッシュなベルガモットが弾ける印象的なお味で、柑橘系の香りと甘いバニラの香りが、口の中にふわ～っと広がります。

お茶を使った絶品デザートも

お茶と一緒にぜひ味わってほしいのが、お茶を使ったデザート。 常時約10種類あり、中でもおすすめが、１日７食・季節限定のデザートです。この日いただいた「壮麗なるチベットの王冠」1260円（写真）は、ブリオッシュに花とフルーツのエキゾチックな香りの緑茶「テ ヴェール マルコ ポーロ」のシロップをたっぷり染み込ませたサバランに、爽やかな緑茶のソースを合わせた、ひと口でほっぺが落ちそうな、甘～いケーキ。 慌ただしい日常を忘れ、フランス流の優雅なティータイムを過ごしましょ。