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2014.01.31
伝統の味を守り続ける「芳味亭」の絶品洋食弁当
「芳味亭」は、座敷で洋食が食べられる粋な老舗洋食店です。創業当時からの看板メニューは、洋食弁当。ハンバーグやフライなど、お店の人気メニューがぎゅっと詰まって、まるで食の宝箱です。
座敷で洋食をいただく、粋なお店です

人形町駅からほど近く、閑静な通りに一軒家の「芳味亭」があります。 創業は1933(昭和8)年。先代は、ドリア、ナポリタン、プリンアラモードなどの発祥の地として知られ、日本の洋食界に新たな風を吹かせた、横浜の「ホテルニューグランド」の元シェフ・近藤茂晴さんです。 創業当時は、周辺はにぎやかな花街だったそうで、芸者さんを連れた男性や歌舞伎役者が、座敷で洋食を食べられる“粋”なお店としてよく訪れたと言います。 現・料理長の土井三郎さんは、15歳で弟子入りして以来、芳味亭ひと筋50年。56歳のときに料理長を任され、先代の味をひたすら守り続けているそうです。
訪れたら、とにかく食べたい「洋食弁当」

芳味亭と言えば、なんと言っても「洋食弁当」1450円。上品な小ぶりのお弁当箱に、お店自慢の人気メニューが詰まっています。 ホワイトソースに、細かくカットした鶏肉、豚肉、ハムなどを合わせ、油でサクサクに揚げた「ミックス肉コロッケ」、磯の香りをたっぷり閉じ込めた「小エビのフライ」、ひと口で豚肉のうまみがじんわりと広がる「ローストポーク」、少しだけじゃがいもの形を残し、ほんのりと酸味の効かせた「ポテトサラダ」…。どれもひと口食べれば、ほっぺたが落ちそうになるほどです。 その中でも、特にじっくり味わっていただきたい一品が、ハンバーグ。使用しているドミグラスソースは、何度も何度もこして、およそ1ヶ月間かけて仕上げているので、味に深みがあり、舌触りはなめらかで一度食べたら忘れられません。 洋風弁当以外にも、「ビーフシチュー」2400円、「フイシュフライ」1200円「ハヤシライス」1150円、「ミートソーススパゲッティ」1000円など、王道の洋食メニューが60種類以上並び、アラカルトからコース料理まで、そろっています。 先代の味を忠実に守り、名店と呼ばれ続けている「芳味亭」。その理由を、ぜひ自分の舌で確かめてみて。

芳味亭
ホウミテイ
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