144
2014.02.21
「カズノリイケダ」が提案する仙台発のフランス菓子
「カズノリイケダ」は、10年間のパリ滞在を経て、池田一紀さんが地元仙台で開いたパティスリー。 「仙台から世界に通用するスイーツを」と、最高の素材でフランス菓子を作る人気のお店です。
「杜の都」の自然と呼応する素敵な店内
杜の都仙台を象徴するストリート「定禅寺通」。ケヤキ並木が続く先には緑豊かな「勾当台公園」があり、市民の憩いの場として親しまれています。 この通り沿いにあるのが、「kazunori ikeda individuel定禅寺通り店」です。清潔感あふれる純白の中に、差し色となるグリーンが映える素敵な店内。お店からガラス越しに勾当台公園の木々が見え、まるで仙台の豊かな自然とお店の雰囲気が呼応しているかのよう。 そんな店内の中央に大きなショーケースがあり、まるで宝石のように輝きを放つケーキやマカロンが美しく並べられています。
フランス菓子を本場で学び、地元仙台で出店を決意
お店を司るのは、オーナーパティシエの池田一紀さん。日本で指折りの製菓学校「エコール辻東京」を卒業後、日本初のフランス菓子店「ルコント」に入社。その後24歳でフランスに渡り、10年間滞在しました。 パリ滞在中は、池田さんが生涯の師と仰ぐ青木定治さんのお店「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」などに勤務。修業する身から指導する立場としてフランス菓子と関わってきましたが、震災を機に日本に帰国。パリでの経験を活かそうと、地元仙台でパティスリーを開く決心をしました。
まずはこれを食べてみたい!人気の3品
常時20種を取りそろえるケーキの中でも断トツで人気なのが、写真左のピンクレディ(490円)。鮮やかな発色が目を引くイチゴベースのクリームの中身は、ピスタチオが入ったクレームブリュレ。ハート型のかわいい形にきゅんとします。 写真奥で艶めく光を放っているのは、アンタンス(490円)。世界中から賞賛を浴びる「ドモーリ」のチョコを、ガナッシュとチョコクリームにふんだんに取り入れた、大人も楽しめる贅沢なチョコケーキです。 そして写真右側は、コロンとした形がかわいいモンブラン(520円)。濃厚なマロンクリームの中には、しっかり焼き上げたメレンゲとカシスのコンフィチュールをイン。食感と味わいのアクセントになっています。
気軽に楽しめて、長く愛せる本物のスイーツ
チョコ、ココナッツ、抹茶、フランボワーズ…。彩りもフレーバーもさまざまのマカロンは、常時約20種を販売。焼き菓子やチョコレート、コンフィチュールなどもたくさん取りそろえているので、お店の中で何を買おうか思わず迷ってしまいそうです。 お店に立ち寄るお客さんは、贈答用にたくさん買っていく方から、ランチタイムにデザートとして1~2個買っていく方までさまざま。出勤前に必ずマカロンを1個だけ買い、頬張りながら仕事に向かう外国人のお客さんもいるのだとか。本格的なフランス菓子が、仙台のお客さんの生活に溶け込み愛されている様子がうかがえます。
kazunori ikeda individuel 定禅寺通り店
カズノリイケダアンディヴィデュエルじょうぜんじどおりてん
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
岡崎美恵子
の人気記事