田舎にいるようなくつろぎ感を

キッチンの奥に続くカフェスペース

店名のヨウケルとは英語で「田舎もの」という意味。カフェを訪れた人が田舎でくつろいでいるような気分になるように、という気持ちを込めて付けたのだそう。シンプルで素朴なインテリアのカフェはアットホームな雰囲気で、スイーツを味わいながら、ひとりでゆっくり本を読んで過ごすのもよさそうです。 カフェでは、キッシュプレートや特製ドライカレーなどの食事も食べられるので、ランチタイムに訪れて食事とケーキを楽しむこともできます。オーナーご夫婦はお店を営む傍ら、世田谷区内に畑を借りて無農薬でハーブや野菜を育てていて、自家製のオーガニック野菜を料理に使ったり、ハーブをケーキのあしらいにしているそうですよ。

1人用のミシン席は、読書に没頭できそう

生地もおいしい絶品タルト

イチゴのフルーツタルトは4月末くらいまで食べられます

ガラス戸を開けてお店に入ると、すぐ目に入るのがショーケースの中のおいしそうなケーキの数々。各種フルーツタルトやチーズケーキ、プリンなど、ショーケースの中には常時5～6種類のケーキが並んでいます。 ケーキ屋さんでパティシエをしていた奥様とスタッフの女性が毎朝キッチンで手作りしているケーキは、15時前には売り切れてしまうこともあるのだとか。中でも一番早くなくなってしまうのが｢本日のフルーツタルト｣(550円)。バニラビーンズの入ったなめらかなカスタードクリームと、サワークリーム入りの生クリームの上に、瑞々しい旬の果物がこんもりと盛られた贅沢なタルトは、見ているだけで幸せな気持ちに。実はこのタルト、フルーツやクリームのおいしさもさることながら、生地がサックサクでとってもおいしいんです♪ コーヒーにもこだわりがあるこちらのお店では、スペシャルティコーヒーの専門店、堀口珈琲の豆も使用しています。注文を受けてから豆を挽いて丁寧にハンドドリップで淹れてくれるコーヒーは「さっぱりブレンド」と「こっくりブレンド」の2種類。好みの味を選べるのがうれしいですね。

焼きりんごのタルト(450円)には、酸味のある紅玉がゴロゴロ入ってます

テイクアウトできる焼き菓子やスコーンも

ヨウケル舎では、フレッシュケーキのほかにクッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子も販売しています。｢そば粉のブール｣(480円)や｢味噌オーツクッキー｣(320円)などの変わりダネも。動物性食品不使用のヘルシーな焼き菓子もあるので、ヴィーガンの人も安心です。小さなおみやげにも喜ばれそうですね。 ケーキや予約して取り置きしてもらうこともできるので、フルーツタルトが目当ての人は、事前に電話しておくといいかもしれませんよ。