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2014.04.02
マイスターが作る、季節の果物を生かしたジェラート「SINCERITA」
※こちらの記事は、2014年4月2日に公開されたものです。 はちみつを使って後味爽やか。食べたあとにもう1カップおかわりしたくなる、そんなジェラートが楽しめるお店です。旬の果物のおいしさを引き出す方法にも、こだわりがあります。
のどかな商店街にあるジェラート専門店

阿佐ヶ谷駅北口から歩くこと7分。小さなお店が立ち並ぶ松山通り商店街のなかに、ジェラテリア「SINCERITA」はあります。 店主の中井さんは、ジェラートの世界大会で第3位を獲得したこともあるジェラートマイスターです。留学したときに食べたイタリアのジェラートに惚れ込み、ほぼ独学でジェラート作りを習得。4年前に「気軽に立ち寄れるジェラート屋」をコンセプトに、今のお店をオープンさせました。
何度でも食べたくなる爽やかな甘さ

ジェラートはSolo(1フレーバー)460円、Duo(2フレーバー)500円、Trio(3レーバー)540円
お店のショーケースには、旬の果物を使ったジェラートがずらり。砂糖ではなく、はちみつを使って爽やかな甘さに仕上げています。食後の余韻でまたつい食べたくなるような、さっぱりした風味がたまりません。
手を加えすぎてもいけないのがジェラート

左はいよかん、右はキウイのジェラート(Duo500円)
ジェラート作りの魅力は「素材に手を加えすぎてもおいしいものはできないところ」と中井さん。ジェラートのおいしさに隠された、素材を生かすための工夫に驚かされます。 たとえば「4周年ミルク」は、北海道のワイルドミルクと那須のジャージー牛乳を特別な比率で配合し、濃厚ながらヘルシーなジェラートに仕上げています。栃木のとちおとめを使った「いちご」も、甘酸っぱい風味を存分に引き出すために、香りの強いヘタの部分を砂糖漬けし、ペーストにして加えるという工夫をしています。 ほかにも、細かく切ったピールの入った「いよかん」や、素材の熟し具合を揃えている「キウイ」など、いろいろな技が隠されているジェラートが盛りだくさん。知れば知るほど、どれを選ぶか迷ってしまいます。

左はいちご、右は4周年ミルクのジェラート(Duo500円)
お店には常時15種類以上のジェラートがあり、そのうち月に2~7種類は新作のジェラートに変わるそうです。いつ来ても、新しいジェラートを楽しめるのはうれしいですね。 季節ごとのおいしさを、旬の果物を使ったジェラートで味わってみてはいかがですか。

Gerateria SINCERITA
ジェラテリア シンチェリータ
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谷川 梓
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